たとえば――
「ものと人間の文化史――賭博」という1冊の資料本だけでもウヒャ〜!とデングリ返るほどの種類の賭け事がわかる。
この種の本だけでも書棚にズラリと並んでいる。
ずっと関わってきたマスコミ業界(放送・広告・ゲーノー界)の連中はことさらにギャンブル好きだった。賭けマージャン・賭けゴルフなどアタリマエだった。
なにしろ、クルマが往来する道路を歩いていれば、向こうからくるクルマのナンバーの数字を「丁か半か」でギャンブルする。次の曲がり角で現れる人間が「男か女か」に賭ける……なんて例をあげていたらキリがない。
こんなのもある。二人のサシの賭け事なら、百円玉の表・裏の絵柄であらかじめ「一致する」「一致しない」で決めておき、「セーノ!」で百円玉を出して勝ち負けを決める。即戦即決だから、バカにならないカネが動く。
数人でやる場合は、柄違いを出した者が総取りになる。柄がイロイロの場合はプールとして次の勝者が獲得する。プール金が山となることしばしば。
これまたバカにならないギャンブルである。
結局は本庄慧一郎はトコトンのところで、ギャンブルには手を染めなかった。つまりは、めんどうくさがりなのデスね。
でも、本庄考案のこんなゲームがあって、親しい仲間と遊んだネ。要するに、会話の中で、「カタカナ風外来語を使ったら罰金百円」というヤツ。
何のことはない、タクシーもビールもカレーライスも……罰金でアル。
すぐに、居酒屋の費用ぐらい出来ましたが。このゲームをやると口の軽いヤツが神妙に日本語を選んで喋るので、それがユカイだったなぁ。
それにしても、野球賭博八百長相撲なんてうそ寒いなぁ。
え?無気力相撲っていうんだそうですね。
そうねぇ、無気力政治もあるし……いや、無気力というより権力欲と名誉欲と金欲ばかりみたいなヤカラがウロウロ。イヤだねぇ、まったく。
人間だけが赤面する動物である。いや、そうする必要のある動物である。
――アメリカの作家 マーク・トウェーン
いまの日本、無知厚顔人種のさばり歩く――情けないねぇ。
ケイちゃんの目 ↓
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