「社会&芸能・つれづれ愚差」第219回(通算331回)

新聞の見出し活字から

「自由と繁栄」――空手形。
「民主化運動」――露骨にデモ弾圧。
「電力不足」――工業・農業に打撃。
「公務員」――コネ・わいろ横行。
若者の多くは社会に絶望。

 6月24日朝日新聞の6段抜きの記事の太字活字である。
 最近の日本の政治・社会についての記事――ではない。
 「イラク戦争の傷痕――米国同時多発テロから10年・下編」からの引用だ。

 3・11以後の日本の政治・社会の現況を報じた記事だと勘違いしませんか?
 記事の文中からさらに引用する。
「ブッシュ元大統領は(米国が主導したイラク戦争の目的を――筆者注)『自由で繁栄するイラクの建設』を掲げた。しかし、戦争から8年後の現実は、自由や繁栄とはほど遠い状況だ。」



 「原発推進」の4文字には、半世紀以上にわたる自民・公明政権の許し難い欺瞞がインペイされている。
 しかも、それらの責任あるヤカラは、いまもって日本国の将来を左右する政治の場に跳梁しているのダ。
 政治や社会に背を向け、選挙という貴重な手段を放棄している若者諸君よ、「AKB48の選挙」にウロウロする前に、君自身の明日のために心して行動しなさい。
 そして、「高齢者」といわれる皆さん、自分の子孫を大切に思うなら、選挙の一票をどう行使すればいいか、もう一度よく考えて下さい!



 それにしても、戦後66年を迎えるいま、心ある人々の努力で保ってきたかけ替えのない平和を――放射線禍で汚した者たちが許せない。



 びろうどのクッションにすわっているよりも、気がねせずにカボチャの上にすわっているほうがいい。

ソロー/アメリカの作家


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ウォーキングコース/阿佐ヶ谷寸景

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— posted by 本庄慧一郎 at 02:02 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第218回(通算330回)

「食いだおれ・着だおれ」……そしてまるで不幸せばっかりの「原発総倒れ」!

●現在の家電量販店で好調な売れゆき商品は「放射線量計測器」とか。「一家に一台」とか「一人に一台」とかいうフレーズが日常化してるゼ。(福島市は全ての小中学生や園児へ測定器を配布するんだと!)

●放射線禍の情報がまるで天気予報のようにアタリマエにテレビに登場する。その「慣れ」の恐ろしさよ。

●「脱原発」を主題にした全国知事のアンケート調査――明確に「原発やめる」と回答したのは、山形県の吉村美栄子知事と、滋賀県の嘉田由紀子知事の2人のみ。「削減」は9人。
 原発推進派であるはずの東京都知事は「無回答」だと!

●原発推進政策をやってきた自民党一派は、今回の大震災では知らん顔している――そのコトのハレンチさ。
 いや自民党幹事長のイシハラノブテル氏は「あれだけ大きな事故があったので、(反原発運動のうねりが活発化していることは――筆者注)集団ヒステリー状態になるのは心情として分かる」と口走ったという。
 あの親にしてこのセガレかい。

●6月11日に、東京新宿に数千人の人々による「反原発」のデモがあり、全国各地でも活発なデモ行動があった。
 とりわけ、乳児幼児をかかえる母親たちの真剣な行動が目に立った。
 ドイツ・スイス・イタリアをはじめ「脱原発」への動きは活発化している。
 無責任・無思考・無自覚な者たちと、私利私欲のカタマリのようなヤカラと道連れになると、とんでもない「悲劇の穴」に落ちることになるのですよね、皆さん。

 とにかくみんな平等に仲良く――つましくてもいいから、分相応の暮らしをしようじゃありませんか!



練馬区の石神井公園。とりわけその奥の三宝寺池あたりが気に入って住みついている。
その三宝寺池をすでに40年以上、カンバスに描いている画家・木村新さんがいる。
その木村さんと、個展をご紹介したい。
 木村 新「風景画展」
 2011年7月1日(金)〜20日(水) 午前10:00〜午後6:00 
 会場:ギャラリーあと・いず
  練馬区関町東1−16−14 「シルバーシティ石神井南館」内

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そろそろこの池の花が咲き競う季節です

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mapsyakujii

           ギャラリーあと・いず 案内図




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— posted by 本庄慧一郎 at 01:32 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第217回(通算329回)

何だ、こりゃ?
 
 「地下式原子力発電所政策推進議連」という長ったらしい名の組織が発足した(東京新聞2011年6月10日「こちら特報部」)という。
 その主要メンバーは、谷垣禎一・安倍晋三・森喜朗・平沼赳夫・渡部恒三・西岡武夫・亀井静香・鳩山由紀夫……だって。
 「大物が勢ぞろい」という記事の見出しを読んで正直、いきなり吐きけをもよおしたね。
 このグループの狙いの根底には「菅降ろし」とか「大連立」とやらのコンタンがあるという……何しても、世も末じゃねぇかい。



 「致命的打撃」「ガレキの荒野」「避難」「疎開」「復興」「被爆」「被曝」……のべつくり返されるこれらのコトバは、66年前の1945年の8月の前後からヒンパンに使われたものだ。
 大地震と津波は「天災」としてあきらめるより仕方がないが、同時発生した収束の見通しもつかない「放射能禍」は、従来の為政者らのデタラメさが惹起させた「大事故」である。
 政治家としての責任の自覚のないヤカラの跳梁を許しているのは、つまるところ選挙民である。
 アイドルグループAKB48とやらのセンキョが話題だが、肝心の国政や地方行政を左右する選挙を放ったらかしにしている若者たちよ――お前さんの未来はどうでもいいのかい?
 近頃のジイさんの中にはとんでもないのがウヨウヨしてるぞ。



 池澤夏樹「終わりと始まり」(朝日新聞2011年6月7日)の文章から――。
「(フクシマの)この事故の根は深い。(略)核エネルギーはどこか原理的なところで(人間の)手に負えないのだ」
「原発が生み出す放射能物質は永遠に保管するしかない。(しかし)結局のところ、永遠に封じ込めるのは不可能なのだ」
「数百基の原発を数百年に亘って安全に運転し、かつ廃棄物を安全に保管する能力は人間にはない」
 池澤夏樹の論をまつまでもない。すでに良識ある人々が(あるいは良識ある世界の国々が)原発依存政策の転換に着手し始めているのだ。



映画「ムーランルージュの青春」

ロードショー公開決定
2011年9月17日(土)より 新宿K'scinemaにて

詳しくは公式サイト Link をご覧下さい。

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  映画「ムーランルージュの青春」取材風景 本庄書斎にて




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— posted by 本庄慧一郎 at 02:03 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第216回(通算328回)

胡乱(うろん)な輩(やから)のこと
 
〔胡乱〕とは、乱雑であること。いいかげんなこと。また不誠実のこと。(広辞苑)とある。
 正直に申し上げて、〔胡乱な輩〕とのつきあいは、個人的には一切ない。
 なぜならば、「神経質で、気が短くて、飽きっぽくて、協調性に欠けるから――」と自称している。そのせいで、当然のことながら、親しい友人や仲間は大勢いない。
 いや、若い頃から終始一貫して、ラジオ・テレビ、そしてTVCFや広告制作、そして小説や演劇の実作にかかわってきたから、人づきあいや社交がニガ手というコトはない。
 しかし、トコトンのところでは、人づきあいに関してはガンコで、好き嫌いの感情は明確で、結果としてマイ・ペースを貫く。



 とは言いながら、政治や社会の表舞台に登場する輩たちに対する好悪の感情は強く激しく、エスカレートするばかりだ。
 たとえば、つい最近いいトシをした政治家が「誕生会」と称してガンクビを揃えたが、小沢一郎・渡部恒三、そして鳩山由紀夫といった人たちの顔を見ると、否も応もなく不快になり、ココロも萎える。
 彼らと群れる連中もうざったい。卑しい。大キライである。
 烏合(うごう)の衆というコトバがしつこくつきまとうなぁ。
 それと、内閣不信任案を推進した自民・公明の連中――とりわけ、やたら図にのって喚く谷垣サンとやらもイヤラシイ。
 いまやチェルノブイリ以上という状況に……というもともとの「原発」そのものの推進母体は自民・公明でしょうが!
 その関係者もふくめて、ヌケヌケとまあ、他人事のようにシレッとしている連中のハレンチなこと。許せない。



いまあらためて、好もしい方々のこと
 
・俳優M・Gさんのこと。
   若かりし頃、つまり昭和30(1955)年頃、劇作家三好十郎氏主宰の劇団戯曲座でめぐり合い、その後、ずっと(50年ほど?)もプライベートなコンタクトのなかった俳優M・Gさん。
 ひょんなことで交際が復活したのが最近。彼M・Gさんはこの10年ほどは思いもかけない〔薬害〕に見舞われたが、ようやく以前のペースを取り戻したとのこと。
 かつては爽やかな二枚目だった。その後、劇場映画の〔悪党役〕やテレビトラマの名演、アメリカ映画「逃亡者」のディビット・ジャンセンの声などなど、数多い作品で活躍した。
 グンと貫禄のついたこれからのM・Gさんに期待したい。

・監督Y・Kさんのこと。
 テレビの2時間ワイドドラマだけで、ざっと20年(33作品)でヒットシリーズを手がけている監督Y・Kさん。(このシリーズ以外に多数の作品がある)
 テレビドラマの制作条件はさらにキツクなっているようだ。
 その作業の中核に在る演出の仕事は、文句なしにハードだ。
 もちろん苛酷ともいえる制作スケジュールのさなかでは監督としての作業はきつくならざるを得ないはず。
 でも、ふだんのY・Kさんは、とてもこのギョーカイのやり手の監督とは思えない柔和で物静か――文字どおりジェントルな方だ。
 小生はプロフェッショナルなY・Kさんを尊敬している。

・大衆芸能史家としてのH・Kさんのこと。
 ごく最近、あるブログに書いた小生の文章を見て、ご連絡を頂いた。まるで面識なかったH・Kさん。
 もともと、浅草をベースとする大衆芸能(となると畏敬申しあげる小沢昭一先輩がいらっしゃるが)については、この本庄慧一郎もしつこくこだわってきた。なにしろ、「生まれは下町、育ちは浅草」をキャッチフレーズにしてきたのだから。
 で、このH・Kさんと手紙やメール、そしてじかにお目にかかり、そのお人柄にたちまち魅かれた。
 気が付いてみたら、H・Kさんが書かれた著作物や評論や文章はあれこれ手元にあって、その造詣の深さをあらためて認識した。
 同時にH・Kさん自身のキャラクターにも快い親しみをもった。
 もうひとつ、H・KさんはK出版の編集者でもあって――物書きとしてのこれからの小生にとって意義のある道標になって下さるといううれしい予感がある。



 そのほか、WebプロデューサーK・Tさん、広告業界の旧知のY・Kさん、映像ディレクターのH・Nさん。そして映画監督T・Sさん、同じく映画監督のZ・Mさん……などのこと。
 いわゆる「3.11」以後、少々へこんだ小生だが、このところ、そのココロを活性させるテコになってくれた人たちとめぐり会った。
 直接のビジネスも、取り引きもない。でも、物書きとしての小生に貴重な「やる気」を与えてくれる人たちである。
 とりあえずここまではお名前をイニシャルで書いたが……。



・船橋の八百屋さん「ヤオハル五十嵐勝さん」のこと。
 15年ほど前、「中国からの留学生を4000人の物心両面で惜しみないフォローにつとめた船橋の八百屋さん五十嵐勝さん」のことをセミ・ドキャメンタリーの小説として出版した。
 当時、五十嵐さんは中国留学生支援で私財を失う――というピンチを招いた。が、当の留学生諸君が「五十嵐さんを救うために」義捐金を集め、あのジャッキー・チェンも協力して、そのピンチを脱出した。
 この話を小説「謝謝の樹」と題してまとめた。
 15年後のいま、あらためて電子書籍化をふくめて、中国語で再刊しようという企画が進行している。
 現在の五十嵐さんも元気ハツラツと青果業に、そしてあいかわらず中国への訪問へと活発に活動しておられる。
 このところ「ボランティア」ということばや行動は大いに広まり、より深く理解されるようになったが、五十嵐さんのそれは永い歳月を超えて脈々と息づいている。
 ちなみに、この日中友好のかげの主役である五十嵐勝さんのふるさとは「フクシマ・いわき」である。
 小生は物書きのハシクレとして土性骨のすわった五十嵐勝さんとじかに接点をもったことに、いま新たな感慨を熱く強く感じているのだが――いずれ詳細について書きたい。



 何にしても、「口と腹のバラバラな」ウサン臭い人物とは顔も合わせたくない。
 さいわい、好もしい人物が身の周囲にいて下さることに、いま、腹の底から感謝しているのでがあります。



 かつての広告業時代からの親友のアートディレクター東本三郎氏の企画プロデュース「あかるい鬱展」から小谷中清氏・青木勤氏(この二人も、小生の親しい仲間)の作品をご紹介します。
 「あかるい鬱展」
 6月2日(木)〜6月8日(水) 渋谷東急文化村1Fギャラリー

 オフィシャルホームページはこちら Link です。

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      青木勤氏作品〔水彩画〕

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 小谷中清氏作品〔鉄アート〕




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— posted by 本庄慧一郎 at 11:53 am  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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