必要あって、資料本の本ダナから、手当たり次第に関係書をひっぱり出す。
「サル学なんでも小事典」京都大学霊長類研究所/講談社
「猿と日本人・心に生きる猿たち」広瀬鎮/第一書房
「ニホンザルの母と子」中道正之/福村出版
「猿まわし千年の旅」村崎義正/築地書館
「猿まわし復活」村崎義正/部落問題研究所出版部
「霊長類」セーレル・エイマール&アーブン・ボア/ライフネーチュアブックス
「動物園の昭和史」秋山正美/データハウス
……etc
そして、日課の早朝の新聞精読。
複数紙のうちの東京新聞(2011年10月14日)のTOKYO発欄の「サル山劇場・80周年の記事」に出会う。
上野動物園(開園1882年)の人気スポットのサル山は「開設80周年」というルポであった。
かの「ムーランルージュ新宿座」の記録映画も「創立80周年」を記念しての作品だった。
あらためて言うまでもなく、サル及びサル山の動静は人間及び人間社会の縮図とされる。
ボス猿とそれを取り巻く集団は……正に現況の政治家(屋)たちのソレの縮図である――といったタトエはもう言い尽くされていてツマラナイか。
あえて言えば、猿の世界にはあからさまな主導権争いはあるが、執拗な私利私欲(カネにまつわる強欲)といったモノはない。
その点、現世の人間――とりわけ政治というフィールドに跳梁する「人間に仮装したサル」たちは、権力の座のほかに、とことんカネにこだわる。
「動物園の昭和史」の著者秋山正美の終章の文章をここに紹介しておきたい。
『人間が他の生きものたちとの共存を考えるとき、何よりも戒めなくてはならないのは、人間こそが地球の主人であり、支配者なのだという思い上がりである。そして、人間の生命・生活だけを第一に守護することが正義だとする身勝手である。
動物愛護だの、自然保護だのを唱え、人間と動物の共存をうたいながら、その一方で人間は、核兵器や硝酸ストリキニーネなどという、とんでもないものを発明した。どんなに狂暴なけだものも、こういう発明をしたことはない。地球上で最も凶悪な生きもの、その学術名をヒトという。』――「動物園の昭和史」より
世田谷の思いかけない放射線量問題は意外な結論でカンマが打たれたが――茨城の小美玉・土浦産シイタケ、そして宮城の白石・気仙沼産の米ぬか、さらに、埼玉県の狭山市などで生産された狭山茶からセシウムが検出され、県は商品の自主回収を要請した――。
生産者たちの思いはいかばかりか。生産者たちは「ハイ、わかりました」と承知するわけがない。
それもこれも、権力を悪用した醜い私利私欲まみれの猿たちの犠牲にされたというコトですよ。
ホンモノの猿はともかく、多くの国民を犠牲にして、倦くことを知らない私利私欲にこだわり続ける「人間の皮をかぶったサル」ともいえる劣等政治屋たちを選出したのは、いったいダレだ?
ケイちゃんの目 ↓
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