ヒマがあると大相撲のTV中継を観る。
でも、毎度、釈然としない不快感にイラつく。
それは、土俵上の取り組み力士の立合いのことだ。
制限時間いっぱいまでの「仕切り」は、デモンストレーション(らしい)。
この場合の力士はそれぞれが「仕切り線」に両の手をついて、構えを見せる。
もちろん両者、立ち上がる気はない。
しかし、「制限時間いっぱい!」の仕切りになると、行司が「両手をついて」という声をかけるが、どういうワケか、仕切りの基本型である「両手をついて」は、ほとんど両者ともにデタラメになる。つまり、ほとんどの力士が土俵の仕切り線にきちんと両の手をつけないのダ。
先攻する力士はそれでも、それらしいカタチになる時もあるが、後攻の力士は、ほとんど片手しかつかない。いや、ヘタをすると、両手ともに宙に浮いたまま攻撃に入る例もある。
しかも、「制限時間いっぱい」にもかかわらず「待った!」をかける力士も多い。
念のための資料ダナから、半藤一利著「大相撲こてんごてん」を引っ張り出して確認する。
(以下、引用)
『(略)あえていう。近頃の〔待った〕は自分の体勢が整わないというより、機先を制するのを妨害するという意味あいが強いのではあるまいか。心理作戦の意味があらわに出すぎているのではあるまいか。小手先を弄しずぎるのではあるまいか。(略)力士もケチ臭くなったものである。(略)』(「大相撲こてんごてん」半藤一利著 ベースボールマガジン社より)
とあった。
ボクシングにしても、サッカー、ラグビー、バレーボールにしても、もちろん、野球のプレイにしても、ルール違反はきびしくチェックされている。
にもかかわらず「国技」を自称する、あの「立ち合いの仕切り」のラフさかげんはどうなっているのかね。
かつての土俵の立合い――仕切りでは行司の「見合って、見合って!」で両手をついていたはず。そこで両者の呼吸を合わせて行司の「采配」で立った――。
こんな「いいかげん」がまかり通っているコトを、誰も気にしないなんて!
ま、ゴタゴタ書いたけど、フン!どっちでもいいや!
それよりも、アン・フェアといえば、東京電力の経営内容とか、値上げに対するバックデータと、その説明とか……ほとんどインチキ臭いね。
それと、原発再稼動の問題。消費税増税のこと。さらに、先週も書いた例の「文書通信交通費」の議員歳費や公務員削減のことなどなど……どれもこれもアン・フェアなことばっかり!
そうだ……H&I(橋本氏&石原氏)の連携プレイというのも、とりあえず「本音ひた隠し」にしてるネ。
しかし、しかし、それにしても、現世はピンからキリまで「ルール無視」ばっかりだねェ。
戦後67年――こんな日本にしたのはダレだい?
ケイちゃんの目 ↓
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