「社会&芸能・つれづれ愚差」第276回(通算388回)

久々に舞台の脚本を書いたゾ!

【タイトル】 『炎と愛のフィナーレ ――あるレビユー劇場の1945――』

【原 作】 望田市郎著「赤い風車劇場の人々/新宿かげろう譚 Link 」(1992年 影書房刊)

【脚 本】 本庄慧一郎

【演 出】 睦 五朗(テアトルアカデミー)

【公演日】 2012年9月21日(金)〜9月23日(日)

【出 演】 テアトルアカデミー

【制 作】 睦組(テアトルアカデミー)

【会 場】 南大塚ホール 公式HPはこちら Link です。

Image0009

NONALNUM-C9F1C2E6A5E0A1BCA5E9A5F3B2BEA5D5A5E9A5A4A5E4A1BC

(本チラシ制作中)


***

 原作本の小説「赤い風車劇場の人々/新宿かげろう譚 Link 」は、放送作家・コピーライターなどを経て、「生まれて初めて書いた小説」だった。

NONALNUM-C0D6A4A4C9F7BCD6B7E0BEECA4CEBFCDA1B9

Image0008

CD『キングアーカイブシリーズ5・ムーラン・ルージュの灯は消えず 』
キングレコード公式HPはこちら Link です。


 以後、ラジオ・テレビといった電波メディアの仕事からあえて「転進」をと意欲して、「書斎」での執筆に努めた。
 書き下ろし時代小説文庫を約50冊。その他にハウツウもの、CM評論、五七五をフィーチャーした企画もの等、ざっと 100冊のホンが出た。
 1昨年の3月11日以後、「物書きとしての気持」にブレが生じて、NEXTを求めてあえて(!)ウロウロしたりもした。
 以前から、「気が短くて、気が弱くて、神経質で、飽きっぽい人間」と自称していた。(「ウソをつけ!」という声が周りにあったか?)
 それで――旧知の俳優・睦五朗氏に当方から連絡をとった。
 何と50年以上ものごぶさたをしていたが、睦氏とは快い再会を果たした。
 そして、今回の舞台脚本執筆になった。

***

 思えば7年前(2005年)の7月29日に、思いもよらぬ疾病に襲われた。
病名は「ギランバレー症候群・亜型ミラーフィッシャー症候群」という。
 「ギランバレー症候群」といえば「10万人に1人」という難病ともいわれているが、あの女優の大原麗子さん、タレントの安岡力也さんも罹病したという。
 「まるで脳梗塞がWで襲ってきたような――」と自称するほどの混乱だった。
からだのバランスが保てない。目が見えない。立てない。動けない。もちろん歩行困難。痛い。苦しい。地獄の底をのたうち回っているような苦痛にぶちのめされた。
 かかりつけの大泉生協病院に何とかたどり着いて即入院。
 治療・リハビリ1ヶ月後、リハビリに専念するための大塚健生病院へ。
 退院見込みも予想できない状況だったが、主治医&療法士の皆さんの対応と、そして、(もともとマジメな)小生の努力もあって、何と1ヶ月という短期間で「自力歩行」を取り戻して、退院を果たした。
 まず、大泉生協病院・神経内科の園田康博先生の好判断と処置に、さらに療法士の皆さんの好リードに心から感謝している。
 杖もクルマ椅子の必要もない、目下「1万歩ウォーク」を楽しみにしている。
 そして、「原点がえり」での「舞台のホンをあれこれ書くぞ」の意欲満々です。睦五朗さんとの再会が、意義ある新しい出発になります!


NONALNUM-313030A5B1A5A4A4C1A4E3A4F3A5B5A5A4A5F3C6FEA4EA

           ケイちゃんの目  ↓

盛夏の花

NONALNUM-3237362D333838A5CEA5A6A5BCA5F3A5ABA5C5A5E9

NONALNUM-3237362D333838A5E0A5AFA5B2

NONALNUM-3237362D333838C4ABB4E9

— posted by 本庄慧一郎 at 02:26 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第275回(通算387回)

それにしても、情けない、どうしようもない時代になった。

 ウソ・イツワリ・インペイ・インチキ・ヤオチョウ・サジュツ……。
 政治家たちをはじめ、モロモロの場所にとことん、いかがわしい人間がウロついている。「日本人」はどうなっちまったのか。
 小生の出身母体(胎)は、ゲーノー・マスコミだと自認してきたが、そのゲーノーも、テレビやコマーシャルの業界も、とにかくウサン臭い。
 いや、そんなモノはおいといて、いまの政治の質の劣悪さは何だ!
 「自公政権50年余」の手におえない「負の遺産」を背負った政治家どもの醜態もどうしようもないテイタラクだぜ。
 現在、原発の問題は、ようやく広く一般の人々の「意識」にも危機感のゆさぶりをかけ始めたが……。

***

 「存在をかけて声をあげ続ける」というアメリカ在住のミュージシャン坂本龍一さん。「聞く耳を持たぬ人間にも、声をあげ続ける」という90歳になられる瀬戸内寂聴さん。そして、作家大江健三郎さんなどなど、信頼し得るオピニオンリーダーたる皆さんの行動と発言――。
 アホな人間たちの跳りょうのカゲで、陰湿な子ども世界のいじめ問題も放ってはおけない。

***

 もともと、現在の「教育委員会」を構成する者たちの、いかがわしさについては、以前からハラを立てていた。(彼らは自己保身と名誉病のカイライだ!)

***

 ご紹介するタイミングが少々ズレたが、2012年7月8日(日)の東京新聞朝刊6頁の『時代を読む』欄、浜 矩子氏(同志社大学教授)の『誇り高き謙虚』をぜひご一読いただきたい。
 その一部を抜粋、転載させていただく。
 (以下、引用)

『(略)プライドなき傲慢ほど、おぞましいものはない。だが、思えば、近頃、これに遭遇する場面が多い。やれ離党だ、新党結成だと、人騒がせな闇将軍。離党はしないのに、所属政党が打ち出した方針には徹底抗戦を決め込む宇宙人。過激発言で、安っぽいヒーロー気取りの見えを切る知事さんや市長さんたち。日本の政界は、いまや、プライドなき傲慢の巣窟と化している。(略)政治芝居の円形劇場には、目が肥え、批判精神旺盛な有権者という名の観客たちがつめかけている。原子力の取り扱いを巡る無知と無責任は、人間の命を破壊する。自分たちの視野狭窄(きょうさく)的ぬるま湯小宇宙の外側で、本当の人間たちが本当の人生を生きている。そのことに、プライドなき傲慢村の住人たちは、ほんの少しでも思いを馳(は)せたことがあるのか。(略)』

(東京新聞2012年7月8日朝刊「時代を読む」欄より)


 イライラと怒ってばかりいると、生き甲斐にするべき創作作業がメタメタになる。冗談じゃねぇぞ!

***

 1時間に5〜6千歩のペースで歩く。
 今回は井の頭線久我山駅から、神田川を上流へたどる。
 その予定を、あまりの熱暑にやむなく中断、そして、終点吉祥寺の1つ手前「井の頭公園」で下車。(昔のこのへんは、ひなびた町はずれの趣きがあって、かの太宰治も好んで徘徊した)例によって井の頭池の周辺をやたら歩き1万歩ウォーク達成した。
 ハラのイライラも納まる。

●追伸――アンフェア
 政治をはじめ、さまざまなフィールドで目に余る「ルール違反」がある。
 どうでもいいことだが――「国技」の相撲だが、現在アタマリマエになっている「制限時間いっぱい」の立会いは、アレは何だ。
 たとえば、12日目の「稀勢の里VS把瑠都」の立会い(仕切り)での稀勢の里の立会いのデタラメさはというと、仕切り線に両手を(しっかり)つける――という基本ルールを無視した稀勢の里が2度も朝日山審判長に注意されたが、結局は両手ブラブラで立って、それでも勝った。
 あんなの「国技」かい?
 「アン・フェア」は日本国中にマンエンしてるぞ。


NONALNUM-313030A5B1A5A4A4C1A4E3A4F3A5B5A5A4A5F3C6FEA4EA

          ケイちゃんの目  ↓

NONALNUM-3237352D333837B8BBC0F4

          神田川の源流/井の頭公園

NONALNUM-3237352D333837B9F5A5A2A5B2A5CF

                  価値ある黒揚羽蝶の近写




好評配信中 着うたフル・着うた「鳥になれたらいいね」楽曲配信の詳細は
こちら Link をご覧ください。

NONALNUM-C4BBA4CBA4CAA4ECA4BFA4E9A4A4A4A4A4CD6364A5B8A5E3A5B1A5C3A5C8B2E8C1FC









好評配信中 ドラマチック・リーディング「小童夜叉・捨」
配信詳細はこちらを Link ご覧ください。

NONALNUM-BEAEC6B8CCEBBAB5BCCE

— posted by 本庄慧一郎 at 12:00 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第274回(通算386回)

ココロ健康法

 俳優・地井武男さんが思いがけないことに急逝した。
 直接のおつきあいはなかったが、そのお人柄の良さを推察してとりわけ親近感をもっていた。
 彼は、俳優座養成所の出身だった。ラジオ・テレビ番組にライターとして関わった時、テレビCMの企画・制作、コピーライター時代、多くの俳優やタレントと仕事をご一緒した。
 けれど「個人的な」親しい関わりをもった例はごく少ない。
 やたらつましくビンボーだった者が、テレビなどを踏み台にしてラブホテルのような「豪邸」を建てた例はワンサとあるが、たいていはその者の人間性も変質していて、その腐臭につい顔をそむけた。
 俳優座養成所出身の俳優さんも大勢知っているが……。あの地井さんにはジカに会って話がしたかったと思うなぁ。ご冥福を祈ります。
 そういえば、散歩とハンチング帽が好きだったという地井さんだがその点だけは、かく申す本庄サンも負けないゾ。

NONALNUM-3237342D333836A5CFA5F3A5C1A5F3A5B0


野球帽・サマーソフト・ハンチングなど計20個ほどあるるうちのお気に入りの3個のハンチング。


***

例の「1万歩ウォーク」今回は野川です

 せせらぎのある風景がトコトン好きです。
 あちこち小川のある自然コースを求めて、今回は「野川」です。
 国分寺の「湧水」を起点として、南東に流れて約22キロメートルで多摩川に流入する。素朴で野趣に富んでウォーキングコースが楽しめる。
 今回は、三鷹市大沢の近藤勇像のある龍源寺を久しぶりに訪ねる。
            

NONALNUM-3237342D333836A4EDA4DEA4F3A4C1A4C3B6E7CAB8

NONALNUM-3237342D333836A4EDA4DEA4F3A4C1A4C3B6E7BCCCBFBF

「東京ろまんちっ句 望田市郎・著 1996年 冬青社刊 pp.252-253」より


 データによれば、小生はこの地に20年前に取材&ウォークしているんです。

 野川の川べりをせっせとウォークする。
 湿地帯の林の中で乱舞する「ハグロトンボ――羽黒とんぼ」と遭遇した! 
 しなしなした黒い絹地のような羽をヒラヒラさせて濡れた野草にあそぶ姿は「幽玄」といえます。
 「ハグロトンボ」は別名「カミサマトンボ」とか。

 小型カメラしか持っていかなかった。やはり望遠レンズがないとキャッチ不可能でクヤシかった。

***

 それにしても、政治や社会の中枢にうろうろする者たちの――ああ、不愉快なコトと言ったら!
 そんな気分を払拭したい!
 久しぶりにまとめた舞台脚本「炎と愛のフィナーレ――あるレビュー劇場の1945」(ムーランルージュ新宿座をモデルにしたホットな集団プレイ/チャーミングな若い踊り子をはじめ、40名もの出演が予定されている)のスタッフ打ち合わせが来週早々に行われる。ドキドキ、ワクワクがからだにいい!


NONALNUM-313030A5B1A5A4A4C1A4E3A4F3A5B5A5A4A5F3C6FEA4EA

           ケイちゃんの目  ↓

NONALNUM-3237342D333836B6E1C6A3CDA6C1FC

           20年ぶりの近藤勇サン

NONALNUM-3237342D333836CCEEC0EE

                     三鷹大沢の野川

— posted by 本庄慧一郎 at 01:58 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第273回(通算385回)

 「オレもとことん、俗な人間」と自認してきたけど、この世の中は上には上……いや、下には下がいるもンだ。
 なにしろ政治というフィールドは、もともと俗な野郎がいるよなァ。
 そんなことをつくづくと、しみじみと呟く昨今だ。
 とにかく屁リクツをこねては、かなりハレンチで図々しいことを堂々とやらかすもンなぁ。

***

 それで、そのウサ晴らしの「ココロの深呼吸」のための「1万歩ウォーク」でアル。
 今回は久々に杉並区の妙法寺(通称お祖師さま)をめざす。
 中央線「3寺シリーズ」といえば、国分寺、吉祥寺、高円寺。いずれもムカシから(!)好きだった街。
 堀の内妙法寺には、地下鉄丸の内線新高円寺から歩くことにする。
 青梅街道の新高円寺駅からJR高円寺駅へのパル商店街は、とりわけこだわる。
 というのも、放送作家、コピーライターから小説書きにチェンジした仕事場が、このストリートの裏の小さな公園を見下ろすマンションにあったからだ。

***

 ニンゲン「いい転機」は自分で作るもの――という話はさておいて。

***

 このあたり一帯には、フンイキのいいお寺さんがいっぱいある。
 俗物がつかの間、マットウになるのにはお寺巡りが効くと信じているからね、ワタシは。

***

 肝心の「高円寺」はJR駅に近いところにある。青梅街道から妙法寺への道すじには、心月院、慶安寺、清徳寺、西方寺、そして妙祝寺、本仏寺、宗延寺、福相寺などが点在する。
 来歴不祥のコケむした石仏群などのただずまいに心ゆだねるひととき――。
 なんて俗物ニンゲンがちったぁ清められるてぇもンです。

***

 日蓮宗・堀の内妙法寺。
 このお寺さんの「お会式」をモチーフにした江戸人情物の短編(未発表)を書いている。
 寺の近所に住む「棒屋」が主人公。
 棒――というのは、天ビン棒(棒の両端に大ザルなどをぶら下げて、野菜や魚貝などを売り歩くためのアレである)や、お百姓の道具のクワやスキの柄などを作る職人が主人公の物語。

NONALNUM-3237332D333835CCDAB6F6B8B6B9C6


 短編「木偶(でく)の棒」は未発表。
 「華屋与兵衛」では短編連作のうちの1編「でくのぼう」は、下総行徳の浜辺で育った幼なじみ同士の恋や愛をからめたストーリーにしている。


041


***

 それにしても、生活苦で青息吐息の人たち(孤立死、孤独死の激増)を置き去りにして、俗物政治家たちは、我利と既得権確保にトチ狂っているぜ。ああいう手合いを選んだ無思慮、無知な選挙民がいることにもハラが立つ!

***

 そういえば、妙法寺といえば、日蓮聖人さまだ。
 その宗旨は――
 「来世ではなく、現世でのご利益を」とのたまったお人。 


NONALNUM-313030A5B1A5A4A4C1A4E3A4F3A5B5A5A4A5F3C6FEA4EA

          ケイちゃんの目  ↓

堀の内/妙法寺

NONALNUM-3237332D333835BBB3CCE7

NONALNUM-3237332D333835CBDCC6B2

NONALNUM-3237332D333835C0D0C5F4E4C6






NHKカルチャー講座『脳活性術 気ままにストーリーを書こう』


『快感のある学習第1科』へのお誘い

 からだがいくら健康でも、肝心のココロがひと足先に病んでしまっては、どうしようもありません。
 なんにしても、ココロをいきいき活性させましょう。
 そうです――若々しい人は例外なく「表現力」が豊かです。

 そこで、「表現力」を揺さぶり磨きをかけるための
 『快感のある学習第1科セミナー』
 を開きます。
 俳句? 短歌? エッセイ? それとも小説……に挑戦?
 とにかく、快く、ドキドキ・ワクワクする「快感学習第1科」に参加してみて下さい。

                        作家・脚本家 本庄慧一郎
                        (日本放送作家協会/日本脚本家連盟
                            /日本音楽著作権協会 会員)

Image0004



          NHKカルチャー八王子教室

          講座『脳活性術 気ままにストーリーを書こう!』

            日 時  2012年7月20日(金) 13:30〜15:30
            講 師  本庄慧一郎
            持ち物  200字詰め原稿用紙/筆記用具
            受講料  一般 2,835円(税込み)

            詳しい内容・お申し込みは
            こちら Link (NHKカルチャー八王子ホームページ)を

            ご覧ください。



— posted by 本庄慧一郎 at 01:55 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
<< 2012.7 >>
SMTWTFS
123456 7
8910111213 14
151617181920 21
222324252627 28
293031    
 
※ ご注意 ※このウェブサイトに掲載されている、すべてのコンテンツの著作権は(有)望田企画室ににあります。
著作権者の許可無く、本サイト内の全てのコンテンツ・著作物について、無断での使用・転載・加工は一切お断りしております。