俳優・地井武男さんが思いがけないことに急逝した。
直接のおつきあいはなかったが、そのお人柄の良さを推察してとりわけ親近感をもっていた。
彼は、俳優座養成所の出身だった。ラジオ・テレビ番組にライターとして関わった時、テレビCMの企画・制作、コピーライター時代、多くの俳優やタレントと仕事をご一緒した。
けれど「個人的な」親しい関わりをもった例はごく少ない。
やたらつましくビンボーだった者が、テレビなどを踏み台にしてラブホテルのような「豪邸」を建てた例はワンサとあるが、たいていはその者の人間性も変質していて、その腐臭につい顔をそむけた。
俳優座養成所出身の俳優さんも大勢知っているが……。あの地井さんにはジカに会って話がしたかったと思うなぁ。ご冥福を祈ります。
そういえば、散歩とハンチング帽が好きだったという地井さんだがその点だけは、かく申す本庄サンも負けないゾ。
野球帽・サマーソフト・ハンチングなど計20個ほどあるるうちのお気に入りの3個のハンチング。
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例の「1万歩ウォーク」今回は野川です
せせらぎのある風景がトコトン好きです。
あちこち小川のある自然コースを求めて、今回は「野川」です。
国分寺の「湧水」を起点として、南東に流れて約22キロメートルで多摩川に流入する。素朴で野趣に富んでウォーキングコースが楽しめる。
今回は、三鷹市大沢の近藤勇像のある龍源寺を久しぶりに訪ねる。
「東京ろまんちっ句 望田市郎・著 1996年 冬青社刊 pp.252-253」より
データによれば、小生はこの地に20年前に取材&ウォークしているんです。
野川の川べりをせっせとウォークする。
湿地帯の林の中で乱舞する「ハグロトンボ――羽黒とんぼ」と遭遇した!
しなしなした黒い絹地のような羽をヒラヒラさせて濡れた野草にあそぶ姿は「幽玄」といえます。
「ハグロトンボ」は別名「カミサマトンボ」とか。
小型カメラしか持っていかなかった。やはり望遠レンズがないとキャッチ不可能でクヤシかった。
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それにしても、政治や社会の中枢にうろうろする者たちの――ああ、不愉快なコトと言ったら!
そんな気分を払拭したい!
久しぶりにまとめた舞台脚本「炎と愛のフィナーレ――あるレビュー劇場の1945」(ムーランルージュ新宿座をモデルにしたホットな集団プレイ/チャーミングな若い踊り子をはじめ、40名もの出演が予定されている)のスタッフ打ち合わせが来週早々に行われる。ドキドキ、ワクワクがからだにいい!
ケイちゃんの目 ↓
20年ぶりの近藤勇サン
三鷹大沢の野川