「社会&芸能・つれづれ愚差」第337回(通算449回)

たとえば――ラーメン店の親父さんはエライ!
 
●街かどにある個人経営のラーメン店では、主役は親父さん。そして女房や親族たちが、一致団結(?)してウラを固めるのが定番だろう。

●本庄慧一郎が折をみて実施する「自作」の「読み語りドラマ」と称するライブ公演も、そのラーメン店の日々の経営体と共通している。

●毎日、いわば「ライブ公演」をやっているような街のラーメン店の親父さんは、つくづくエライと思う。

●とにもかくにも「赤字」にしてはならない。
 そして、ご来場下さったお客さんには「二度とここに来るか」とか「これじゃなぁ」などと言わせてはならない。
 もう一つ、いくら「自主公演」でも、主宰者である者の「エテガッテ」は許されない。

●9月22日(日)「狛江 ご近所寄席」は、おかげさまでつつがなく――そう、好評裡に完了しました。

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●初めての公演場所だったので、地元の方はそれなりにご来場下さったようですが、群馬県・長野県・千葉県・静岡県・神奈川県……等、遠路にもかかわらずご来場下さった皆さんもいて……心からの感謝……です。

●企画、そして構成・脚本・演出と、これはもうラーメン店の親父さんがお客さんに供するラーメンの「満足度」にすべて責任をもつように……あれこれ努めて今回のライブ、いいべんきょうになりました。
 頂いたアンケートの中から一部抜粋でご紹介いたします。


渋谷ジャン・ジャンを思わせる狭すぎず広すぎない泉の森会館の「雪になる」の木山みづほさんの1人語りは落語のようでもあり弁士のように江戸時代にタイムスリップする。猪浦教行さんの神業的なハーモニカの演奏。木山さんの茨城のり子さんの朗読もすばらしかった。ジャン・ジャン永六輔さんのように幕間に話す本庄慧一郎さんの語りも芸になっていました。
東京都 Y・Y氏


木山さんの真正面からの外連味のない語りこそ、望田流の本道と思います。
「雪になる」の最後の科白が心にしみました。
〔おスミにとってはこのうえもなく幸せな季節が巡ってきたようだ〕の余韻が深く、猪浦さんのハーモニカも効果的でした。
最後の「ふるさと」には感極まります。この演出はいけません(笑)
東京都 F・M氏


小さな空間に優しさとぬくもりが溢れていた。今日、先輩本庄慧一郎さんの読み語りドラマ江戸人情劇「雪になる」の舞台を拝見した。
読み語り、木山みづほさん、ハーモニカ演奏、猪浦教行で、オー・ヘンリーの短篇小説「最後の一葉木の葉」を江戸人情劇に置き換えたもので、本来はオペラ歌手が専門という木山さんの声に厚みがあり、ハーモニカの音とマッチしていて、素直に楽しめた。
本庄さんは放送作家としてのキャリアも凄いが、劇作家としても多くの作品をお書きになり、時代小説も50本以上お書きになっている。
これだけの方がこうした読み語りという新しいジャンルに挑戦し、江戸人情劇とブルースハープのセッションという企画を実践しているパワーには頭が下がる思いだ。
放送作家/小説家 M・T氏



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ケイちゃんの目 ↓


当日のステージのスナップ


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(出演:猪浦教行/木山みづほ  脚本・演出:本庄慧一郎)


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本庄慧一郎作品 公演のお知らせ


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— posted by 本庄慧一郎 at 02:56 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第336回(通算448回)

長月9月のココロあそびあれこれ
 
●2013年9月20日の朝5時、西の中天にある丸い月の光の美しいこと。
 天と地、光と影、宇宙と地球、晴天と荒天……などと呟く。

●東京新聞夕刊の「この道/落合恵子/私を私にしたもの」をていねいに読んでいる。
 その「自分史」には、マスコミの世界でスポットライトをあびていた者にはない冷静さと賢い判断があって、かぎりない好感をもつ。

●彼女と同じ四谷(当時は新宿区若葉町)にあったラジオ局で(たしか)同じ頃にアナウンサーだったみのもんた氏がいたはずだ。
 週刊誌の大見出しに「年収50億。<帝王>の<誤算>」とある。
 別の週刊誌には「みのもんたは責任を負うべきかどうか、大論争」とある。
 そんなこと放っておけばいいだろ。
 連想したコトバは「矜持と堕落」。

●別の週刊誌の見出し活字は「テレビ局はコネ社員ばっかり」とある。
 大手広告代理店などにもそのテの者がゾロゾロにいたなあ。
 どれもこれもがダメだったとは思えないが、それにしても「有名人・著名人の子弟」というのは、結局は「余計な苦労」を強いられるんだねぇ!

●そういえば――
 「消費税は増税」らしいが、その一方で「法人税減税」になるとか。
 日本の民衆はおとなしくガマン強い。そしてだまされやすい――ということね。

●リニアモーターカーはやたら電力消費が増えてるという。
 しかも、「地下化路線」多用の結果、「窓から眺める景色」は楽しめる余地があまりないってさ。
 とにかくやたら「先を急ぐ人」が多いんだ。
 そうねぇ、皆さんワサワサ・ガタガタと……ごくろうさん。

●東京新聞9月20日朝刊24頁。その頁のすみっこに「最低賃金869円に/東京労働局」と小さな記事。
 「時間あたり19円引き上げ、869円に。(略)生活保護の給付水準より低い逆転現象が2年ぶりに解消した」とあったぜ。

●「年収50億」というみのもんたさんって、やっぱりスゴイ人(?)なんだねぇ!
 ここでまた、「持続と諦念」「開始と終了」「有頂天と頓挫」などなどのコトバを呟く。もうひとつ、やっぱり「矜持と堕落」があるなぁ。

●ついざらつく気分を変えるために分厚い「西条八十」(筒井清忠著/中央叢書)と「野口雨情・回想と研究」(野口存弥著/あい書林)の頁をくる。
 ただ詩人というより「童謡詩人」か「歌謡詩人」とよんだよんだほうがいい。この二人のヒストリーには、とにかく「フーン!」とか「へぇ!」といったエピソードがぎっしり詰まっていておもしろい。いずれ、舞台のホンにするか。

***

●このHPでもお伝えしてきた9月22日(日)の小田急線狛江駅北口前の泉の森会館での『ご近所寄席/読み語りドラマとミニ・コンサート』のライブはファミリーの手をかりて準備に忙しい。
 大ぜいのお客さまをお迎えして……ベストに仕上げたい。


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会場:泉の森会館ホールHPはこちら。 Link

●そんな忙しいさなかに飛び上がるほどウレシイ連絡があった。
 「祖先の地」の地方紙に連載小説を1年間書くことに決定した。
 「創意と発展」をめざして、「GO!の秋」にする!



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ケイちゃんの目 ↓


秋の草花と精霊蝗虫

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— posted by 本庄慧一郎 at 01:50 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第335回(通算447回)

ようやく秋冷の候――さっそく1万歩ウォーク
 
●猛暑・酷暑、そして集中豪雨に水害。さらに思いがけない竜巻の暴走――気象の、というより地球そのものに狂いがあるのか。

●原発施設の破損にともなう汚染水や、山野の汚染対策作業など遅々として進まないようだ。
 仮設住宅に追いやられた人々はあいかわらず不自由な生活を強いられていて、放置された住宅や田畑も荒れ放題――。

●その一方では――「人の痛みや哀しみがわかる」といったふうな言葉のウツロさ、いいかげんさをあらためて考える。

●ワルノリ・バカさわぎの連中と、無為な行列と、電車の座席で化粧したりモノを食う女性が大きらいだ。

●本格の夏がくる前の6月初旬から、埼玉県本庄(筆名に因む先祖の地)にかかわる「企画」で、集中的にエネルギーを注いだ。
 その成果は、確実に具現化へと進展した――とてもうれしい!

●かねてからの企画の『読み語りドラマとミニコンサート』(9月22日公演/小田急線狛江駅前・泉の森会館ホール Link )の稽古も、出演者ソプラノ歌手木山みづほさん、ブルースハープ奏者猪浦教行さんのコンビネーションもGood!である。(公演詳細は下記をご覧ください)

●そして、テアトルアカデミー睦組公演の『守るも攻めるも/B級火の玉映画物語』の稽古も順調らしいし――。

***

●アニメーション監督宮崎駿氏の「引退宣言」――
 「ぼくは自由です」は、「ウン!いい感じ」だった。

●彼が手がけたという杉並区阿佐ヶ谷北にある『Aさんの庭』(「トトロの住む家」という愛称の古い家屋が建っていたが不審火で消失し、現在は宮崎氏のデザインのかわいい家が建っている)に行ってみた。朝日新聞(2013年9月7日付朝刊)で紹介されていたのだ。

●途中、神明宮境内の古物市の出店の風景がとても楽しかった。古いミシンや手巻き手動のチクオン機や軍隊ラッパなどを撮影した。

***

●東京新聞夕刊の『この道/私を私にしたもの/落合恵子』をしっかり読んでいる。
 マスコミ芸能界には、その「環境」におぼれ、流され、からだも精神もボロボロになって自滅する者が多い。

●ぼくの周辺にも、「どうにも手におえない者」が大勢いたなぁ。
 落合恵子さんは「レモンちゃん」の愛称で人気アイドルだった――でも、「自分」を失わず、しっかり歩いてきたレディなんですね。
 「わたしは、わたしを、やる」と宣言してのマイ・ウェイ――いいですねぇ。
 そう、宮崎駿監督の「ぼくは自由です」も、「なるほど!」ですよ。

●蛇足ながら、本庄慧一郎も、この夏、新しい意欲で、まじめに、一生けんめい勉強していたし、やるべきことはやってきた。
 全力で執筆する予定の作品のタイトルは『風ひかる道』である。
 いままでやってきた「あれこれの経験」をフル活用して挑戦する!

***

●仕事――そのルツボで、おぼれない、流されない、くたばらない。
 そう、「ぼくは自由です」(宮崎駿さん)「わたしは、わたしを、やる」(落合恵子さん)
 ウン!俗悪な社会や仕組みの穴ぼこに落っこちてたまるか――ですよね。宮崎さん、落合さん!


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ケイちゃんの目 ↓

好きな阿佐ヶ谷の1万歩ウォーク

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本庄慧一郎作品 公演のお知らせ


《読み語りドラマ 江戸人情噺「雪になる」/ミニコンサート》
 2013年9月22日(日) 於:泉の森会館ホール Link

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テアトルアカデミー睦組公演
『守るも攻めるも――B級火の玉映画物語――』
作 本庄慧一郎 演出 睦 五朗
2013年10月30日(水)〜11月2日(日) 
於:スクエア荏原/ひらつかホール
詳細は追って掲載いたします。

***

皆さん、どうぞ観にきて下さいね!


— posted by 本庄慧一郎 at 02:02 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第334回(通算446回)

ハンチクことばの増殖

以下、朝日新聞より。

【耕論 カタカナ語の増殖】


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過剰な英語化、無味乾燥/アルベール・サロンさん 「フランス語の未来」協会長
 日本人の中に、英語を中心とする外来語の乱用に異議申し立ての声があることに勇気づけられる。私たちは、米国主導で英語が世界の言語の覇権を握ることに反対する活動を続けてきた。反米主義を掲げているのではなく、フランス語を守り、文化の多様性を守る闘いだ。(以下略)

「言語法」で日本語を守れ/津田幸男さん 筑波大学教授
 外来語やカタカナ語の氾濫(はんらん)は目にあまる。日本人は、自分たちの言葉を大切にすることを忘れてしまったのでしょうか。これは誇りと威信の問題です。
 先日、全日本柔道連盟の新しい会長が会見で、「ガバナンス」という外来語を使っていました。なぜ日本語を使わないのか。日本のよき伝統を守るはずの、柔道界の最高責任者なら、日本語に言い換えるべきです。(以下略)

取り込んで、面白がろう/岡 康道さん クリエーティブディレクター
 1956年生まれなので、物心がついた時は家にテレビがあって、ニュース、ドラマ、アニメ、コマーシャル、アナウンサー、タレントなどカタカナ語があふれていました。カタカナ語の少ない日本語の世界を知らないからかもしれませんが、これまでカタカナ語を不快と感じたことはありませんでした。(以下略)

(朝日新聞 2013年9月4朝刊「オピニオン/耕論」欄より)

***

●そういえば――
 かく申す本庄慧一郎も、本名の望田市郎で「クリエーティブディレクター」なんて肩書きでせっせと働いていた時代があった。
 周囲には「怪しげな英語」を得意になって口にするヤツは大勢いた。
 そう、岡康道さんと同業だったのだ。でも、あのギョーカイがイヤになり、180度方向転換して、「文庫書き下ろし時代小説」といったモノを書き始めた。

●そういえば――
 時代小説では、カタカナ語なんてモノは一切使用しないのが当然。
 文庫本1冊が、400字詰め原稿用紙300枚〜350枚ほどだったが、ハンチクなカタカナ語とはきっぱりおさらばしての執筆活動は気持よかった。

●そういえば――
 当時、よくひと仕事をおえてのアソビの会で、仲間たちと「カタカナ外国語を口走ったヤツは罰金100円」というのをやったネ。
 つまり、「ビール」も「タクシー」も「タバコ」も「カレーライス」も使用禁止。
 これをやると、ずっとペラペラ喋っていたヤツが、たちまち思慮ぶかいインテリ風の態度と表情になって、やたらオモシロカッタ!
 そして、プールされたその罰金がたちまちン千円になって、みんなの飲み代になった。

●そういえば――
 英語などの外国語を勉強しても、結局は「自国語に対する能力がハンチクだと、そのマスターしたはずの外国語もハンクチ」だってか……だろうねぇ!

***


本庄慧一郎作品 公演のお知らせ


《読み語りドラマ 江戸人情噺「雪になる」/ミニコンサート》
 2013年9月22日(日) 於:泉の森会館ホール Link

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テアトルアカデミー睦組公演
『守るも攻めるも――B級火の玉映画物語――』
作 本庄慧一郎 演出 睦 五朗
2013年10月30日(水)〜11月2日(日) 
於:スクエア荏原/ひらつかホール
詳細は追って掲載いたします。

***

皆さん、どうか観にきて下さいね!


— posted by 本庄慧一郎 at 01:28 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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