●忘年会とは――「その年の苦労を忘れるために、年末に催す宴会」(広辞苑)だそうだ。
●その忘年会のサケで、酔ってクダ巻いて、ケガしたり、ケンカしたり、セクハラで恥をさらしたりしている者がいる。
●かつては、仕事の関係上、歳末はやたらつきあいの集まりやサケの席が多かった。が、いまはさいわい、ソレがない。
●それでなくても、人間トシと共に忘れっぽくなっているし、とにもかくにも、忘れるべきコトはどんどん忘れるネ。
●きちんと記憶しておかねばならないコトも山ほどあるから。でも、TVのクイズ番組などの「正解」のようなコトは脳に詰め込んでおく必要はないネ。
●ちょいと調べれば分るようなモノは、放っとけばいい。
人間の脳なんて、生きてゆく時間と反比例して、その吸収力はどんどん衰えてゆくんだもン。
●ガラクタみたいなデータばっかりの記憶力には、大事な、人間としての「貴重な記憶」が記録保存されないからサ。
●以前、幼い子どもたちのためにリスを飼っていた。
石神井公園で拾ってきたドングリの実を与えると、さっさと自分の巣に運び込んでね。
結局は、巣の中にいっぱいになったドングリの実のために自分が入れなくなって、巣の外でブルブル震えていた。
●人間の世界にも――このリスみたいなのが多いんだよねぇ。
2014年歳末の1万歩ウォーク
●この1ヶ月余り――諸般の事情ゆえに、集中的に原稿(舞台脚本)を書き、まとめた。
さいわい身近(家族)に、演劇等の周辺事情にくわしい者がいるのでまとめ作業をフォローしてもらい……助かったけど。でもクタビレた。
●久々に「1万歩ウォーク」に出かけた。なんにしても、いわゆる「いまどきの盛り場」なんてキライだから、行く先はしぼられるネ。
●荻窪の古書店に寄り(極力まとめ買いをしないように努める)、阿佐ヶ谷・高円寺などをアテもなく歩く。今回は阿佐ヶ谷から高円寺への元桃園川の緑道をたどる。
●そして、高円寺駅近くの中華屋さんで昼メシ――好みの中国の「透明なサケ」があったので注文。51度というアルコール度です。
180cm以上あるらしい中国人青年の店員に、「ダイジョーブデスカ。トッテモツヨイデスヨ」と言われて、「大丈夫! そのつもりで飲みます」と答えた。
●2杯目を頼む。「ダイジョーブデスカ?」と、また聞かれて、「ハイ、大丈夫!」と答えた。せっせと水を持って来てくれて……機嫌よく飲み、無事、帰宅した。
●ついでに、その往復の街の「小店」をスナップ撮影してネ。チマチマと飾り付けた風景にココロが和む。「これ見よがし」のギンギラの風景がイヤでね。
●高円寺といえば――いまからざっと、20数年前に仕事場があった。
あれこれの身辺事情と心境の変化をバネに、強引ともいえる人生の方向転換を敢行したのデス。それはそれで成功したのですけどネ……。
●その結果「負のエポック」として、某大病院の口腔外科で大手術を受けることになった。そして文字どおり「九死に一生」を得た――。
●小さな公園を見下ろすその仕事場のあったマンションを眺めて、思いにとらわれて――。
さらにその14年後にはギラン・バレー症候群亜型ミラー・フィッシャー症候群に罹病して――これも「大ピンチ脱出」で、いまは元気!
●2014年の歳末1万歩ウォークは、現在のおのれを顧みるGOODなモノでした。
●2015年――新しい年が皆さまにも「意味のある結実をもたらしますように」心から願っております。
ケイちゃんの目 ↓
桃園川緑道
秘めやかな記憶の深呼吸……ナンチャッテ!
秘めやかな記憶の深呼吸……ナンチャッテ!