このところ、舞台の脚本をせっせと書いている。
文字で書き綴った「会話」主体の物語は、俳優が演じてくれてはじめてカタチになる。
放送(電波メディア)の仕事もした。
ラジオは「コトバ」だけだが、テレビCFなどの仕事は映像や音楽などとコラボして完成する。
文庫書き下ろし時代小説はざっと50冊ほど。広告評論集や自己啓発書、五七五とフォトという形式の本など、あれこれある。
今回「日本図書設計家協会」に依頼されて、物書きとしての「おのれの来し方」を振りかえるエッセイを書いた。
日本図書設計家協会は、書籍の装丁・装画――つまりブックデザイナーのプロ集団である。
電波メディアや舞台の仕事と異なり、書籍になったモノは具体的なカタチとして残る。
2014年冬季号と2015年春号の2回「本と書斎と出会った方々とのこと」を書いたが、その頁の編集レイアウトなど、さすがに――と思わず呟くほど、こまやかな配慮の感じられる処理で、感服した。
物書き業半世紀あまり、現在は舞台脚本に取り組む日々だが、その分野の「優れたプロ」に出会うことは文句なしにうれしい。
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『図書設計』を数回に亘ってこちらに掲載いたします。どうぞ、ご高覧のほどを。
『図書設計』2014 NO.88より。
本宇宙(20)『物書き業 道中控/仕事と人と本と書斎と』【その1】/Part1/2
本宇宙(20)『物書き業 道中控/仕事と人と本と書斎と』【その1】/Part1/2
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本庄慧一郎創作劇第3弾 テアトルアカデミー睦組公演
「『めざせ!忠犬ハチ公』物語/1943年のさようなら」については、コチラ
