あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露
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考えてみると、民放ラジオ、テレビはわが出身母胎だ。
●そういえば――
書斎から出てくると何となくボーッとテレビを眺める。
「テレビメディア」は出身母胎(かつては生活費稼ぎの職場)だった。
テレビに先行して民放ラジオでスタートした時からホンを書いていた。
●そういえば――
VTRなどは無くて、ドラマもバラエティも一回こっきりの「ナマ本番」だった。
もともと演劇――舞台が第一志望だったから――その緊張感がよかった。
●そういえば――
ラジオも、現在の「フリートーク」ではなく、しっかりした構成台本があり、出演者(DJ番組といえども)は、しっかりと語り喋った。品位も品格もあった。
そのうち、自分で自作品をプロデュースしたい、演出したいと熱望して、TVCM、ラジオCM等を制作する会社を作り――ほぼ20年近く、ムキになってやった。
●そういえば――
結局は、電波メディアの制作物は、すべて「消えてしまうもの」と思い、活字本――時代物文庫書き下ろし小説などを書きまくった。
●そういえば――
書斎から出てくるとボーッとテレビを眺めている。
わが「出身母胎」のテレビが、やはり気になるのだ。
(東京新聞2018年9月26日朝刊 文化娯楽欄より)
TVCMの質がヒドイね。明らかに劣化してるね。さらに番組も……たとえば「秘境で飲食店を見つける旅」といったタイトルを見つけて、鼻白んだね(コレは都会人種、マスコミ人種のゴーマンな企画だよ!)
●そういえば――
お笑い番組などで、スタジオ録画なのにライブ収録を思わせる「観客の笑い声」を効果音でオーバーに付け足していたり……。(これは、一種のエセ作品だろ!)
●そういえば――
現在のテレビの視聴率は、大きく後退しているのは事実だが、その「視聴率の質」は救いようもなく劣化の一途をたどっているようだ。このままでいいのかねぇ!
●そういえば――
こんな啄木の歌があったね。
ふるさとのかの道傍(みちばた)のすて石よ
今年も草に埋(うず)もれしらむ。
今年も草に埋(うず)もれしらむ。
――石川啄木
●荒れてゆく生まれ故郷を……じっと見ている昨今だ。
***
●そういえば――
「日本橋魚河岸」をしらべた。そして時代長編小説を書いた。 長編小説版としては未発表の「みなし児・捨」という少年の物語だ。
電子書籍として発売予定である。
長編小説 みなし子・捨
――日本橋魚河岸物語――
――日本橋魚河岸物語――
作 本庄慧一郎
イラスト 中野耕一
イラスト 中野耕一
イラスト:やっぱっぱだいすけ
ニコヤンの目↓
Scenes of memories
日本橋魚河岸 発祥の地
日本橋魚河岸 発祥の地
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