「社会&芸能・つれづれ愚差」第594回(通算706回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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俳優穂積隆信さん、田中信夫さんを悼む。


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(朝日新聞2018年10月21日朝刊より)


●穂積隆信さんとの出会い。
 戦後、ラジオ局といえば、NHKの第1放送・第2放送しかなかった。いや、外国語(英語)のFENがあった。
 1945(昭和20)年――大東亜戦争といわれた「国の暴走」は米軍の空襲激化で日本国全体が右往左往していた。

 昭和20年4月13日の空襲で北区滝野川の自宅は全焼し、父親(母親は前年に病死)と弟とボクは、必死に激しい爆撃を逃れて――なんとか生き延びた。
 「特攻隊志願」しか頭になかった軍国少年は同8月15日の「敗戦」で覚醒した。
 亡母の兄弟たちが、B級といわれた「大都」という映画会社に監督、脚本家、カメラマン、監督助手としていて……その影響大で「もの書き業」でと熱望した。


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本庄慧一郎著 集英社新書 2009年1月刊
詳しくはコチラ Link をご覧ください。


 その後、ひたすら(それなりの)勉強、修練に努めて……とにかく戦後の「民間放送時代」を迎えた。

 1959(昭和34)年、日本放送作家教会が発足。
 「キャリア――作品、執筆経験のある者」という資格審査をクリアして「会員」になった。

 筆名本庄一郎とした。(本庄は現埼玉県本庄市――望田家の先祖は本庄市旧中山道沿いで手広く「マユの仲買商」を営んでいた)父親をよろこばせる筆名であった。


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本庄一郎として初めて台本を担当した番組に関する穂積隆信さんの記事
(昭和34年5月18日の産經新聞より)


 穂積さんとのラジオ番組は、思い出ぶかいものだ。ニッポン放送の番組『マスコット坊や』。そして奥さんの女優北里深雪さんとも、TBSラジオの番組『お早う参ちゃんですよ』の企画、台本を書いて好評を得た。

 民放のテレビ放送スタート時(1953年)は、NHK放送劇団の人たち以外に、いわゆるタレントと称する者はなく、放送作家本庄一郎としては、もっぱら新劇系の俳優を起用した。

 演劇の基礎を身につけている人たちにせっせと声をかけた。
 彼らも(生活費稼ぎに懸命で)マジメに責任を全うしてくれた。

 民放ラジオ時代の「ラジオ」は、まじめで質も高かった。
 「フリートーク」とやらが当然になって、やがてボクはそれまでの生活を支えてくれたラジオを捨てた。

 その後、フジテレビ開局時の試験放送から脚本を書いたが、そのテレビの制作現場からもイヤ気がさして離脱した。

 あの頃、おつきあいしていた俳優たちになじみが多い。
 小沢昭一さんも逝ったし、テレビ、ラジオ、CM専業時代(1965年〜1990年頃)にご一緒した田中信夫さんなども、忘れ難い人だった。

 「人生100年時代」とか――現在、著作物の新旧作品の電子書籍化に全力で取り組んでいる。

 「もの書き業」の出発時にご一緒した人たちの訃報には、とりわけ心が痛む。合掌。




***



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イラスト:やっぱっぱだいすけ



ニコヤンの目↓

Scenes of memories
街角の記憶(神田駅周辺)



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新刊 続々発売予定。

— posted by 本庄慧一郎 at 01:06 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第593回(通算705回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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ザバの生き腐れ/人間の生き腐れ。


●そういえば――
「アシが早い」というコトバがある。短距離の選手のことではない。
「腐りやすい食物のこと」をいう。

●そういえば――
「サバの生き腐れ」という。これは「まだ新鮮に見えるサバは、見た目と異なり、中身はさっさと腐ったりする」ということだ――つまり「アシが早い」シロモノということだね。

●そういえば――
 政治に関わる者たちの「人間劣化」(権力乱用、公金私物化、常軌逸脱などなど)もう、手に負えない。にもかかわらず、国民――選挙民たちの思慮、感性の鈍化で改革、阻止できないいらだたしさよ。

●そういえば――
 大手企業と称される集合体も、もともとは営利目的の人間集団。自動車メーカーをはじめ製鉄製鋼メーカーなどの品質検査基準をズラしたりしての不正行為が続々と摘発され露見している。
 今回の「免震・制振システム」の大手企業KYBなど、重要な業種の不正行為は枚挙にいとまがない。

●そういえば――
 人間にも「サバの生き腐れ」同様の現象は多発する。そういった体質の人間が蝟集する企業体は当然腐蝕することになる。
 いや、その種の人間が政治や公共機関にも侵犯しているのだ。
 テレビ芸能業界などの「成り上がり者集団」にも同系同質の人間が多い。
 「サバの生き腐れ。人間の生き腐れ! ああ!」

●そういえば――
 「人生100年時代」というが、人間としてのまっとうな基本的資質を欠いた(すでにその根幹が立ち枯れている)者が、横行しているこの時代――ガマンならない! と思いませんか?



***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ




ニコヤンの目↓

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あの日の愛宕神社と山王神社



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— posted by 本庄慧一郎 at 12:17 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第592回(通算704回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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病気・事故・災難。


●そういえば――
 身分や貧富や人間としての誠実さや勤勉さに関わりなく病気や事故や災難は(公平)に襲ってくる。

●そういえば――
(男性の場合)美人の資産家のお嬢さんにトコトン惚れられて仕方なく結婚をするとか、タマに買ったジャンボ宝くじの特賞が当たったなどということに出会うことは絶対にない!(ようだよね?)

●そういえば――
 ワタシの場合、その「青春期」の始まりの頃は「爆死か餓死か」の最悪状況(東京在住の者の昭和20/1945年は残酷の時代だった)で、「将来の人生設計」など考えることなど出来なかったぜ。

●そういえば――
 とにもかくにも、爆死も餓死もなんとか生き延びて……ふと気づけば「物書き業で半世紀以上」を生活してきた。

●そういえば――
 「ガンは二人に一人の割合」というハードルを何とか超えてきて……とにかく、放送作家、コピーライター、作家、脚本家……などで生活してきた。

●そういえば――
 「ガン」と共に「若年性認知症」も、しきりに言われる。実際、まわりにも「あの人……大丈夫か?」という方も多い。

●そういえば――
「あれこれの物書き業」のせいで、資料としての本もそれこそ「あれこれ」ある。
「認知症」関係のとりあえずの本は――



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●そういえば――
 本庄慧一郎名で書きまとめたエラソーな自著もある。
 エラソーなことを書いた以上、それを実行しなくちゃならない!

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●そういえば――
 放送作家、コピーライター、作家、脚本家……など、手当たり次第というか苦しまぎれというか、成りゆきまかせでやってきたコトはどうやら「認知症」予防に役立つ「脳のストレッチング」に実効のある作業だったのだと、勝手に思い込んでいる昨今だ。

●そういえば――
 ノートもエンピツもない「とんでもない理不尽な時代」から、現在は、オリジナルや既刊本の自作品の電子書籍化作業に家人の協力を得て専心している――。

●そういえば――

 こころよく 我にはたらく仕事あれ
            それを仕遂げて死なむと思ふ
――石川啄木


 という短歌があった。

 これからも「ひと仕事するぞ」と意気込んでいる2018年秋10月である。






***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ


ニコヤンの目↓

ボクんちの花とアイドル


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— posted by 本庄慧一郎 at 02:58 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第591回(通算703回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
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ソプラノ歌手・木山みづほさんのこと。


●ある日――友人に誘われて、ソプラノ歌手のコンサートに行った。それは「尺八奏者とコラボ」という企画だった。

●尺八は大由鬼山氏。そして歌は二期会会員のソプラノ歌手木山みづほさん。
 紹介者の「一度ジカに会ってやってくれれば」ということで、その日に木山さんと直接会って――そろそろ20年を越える!

●日本の歌曲を中心に歌っている――というご本人の活動ぶりに「接点」を感じた。

●そして「本庄慧一郎/読み語り塾」に木山さんが通うようになった。
 「文章をしっかり読み語る」ということがテーマである。

●テキストは、本庄の創作時代小説が中心。
 ソプラノ歌手である木山みづほさんは……正直言ってその「読み語り」の表現術をしっかりマスターした。(いや、厳密には現在進行形である)

●木山さんは、高校生の時に「兵庫県独唱コンクール第1位」とか「滝廉太郎独唱コンクール第1位文部大臣賞」などを出発点にめざましい履歴をもっている――。
 そして「本庄慧一郎塾」で得た「話芸のテクニック」をさらに広げて「語り手」として、一方、ラジオパーソナリティ、ヴォイストレーナーなどでも活動されている。

●さらに調布FM「東京オアシス」のラジオパーソナリティや番組制作なども手掛けており、加えて各界で活躍する人たちのインタビュー番組「木山インタビュー」なども手掛けるようになった。

●各業界――芸能界をはじめ実業界、宗教界、そしてオペラ界の実力者たちにインタビューするその「技」は、たやすく身につくものではない。
 しかも、いわゆる「オペラのソプラノ歌手」というポジションとは、もともと異次元の「職能」を必要とするものなのだから。

●つまり――木山みづほさんは「ワイフ公認」の素敵なレディなのである。

●追伸
 現在、「本庄慧一郎/読み語り塾」には木山みづほさんの他に、千葉県大網町(外房)や、長野県小海線乙女駅から通ってくる「まがいものではない表現術を学ぶ、フットワークを忘れないオトナたち」が通ってきている。



***



●若年性認知症や早期ボケなど絶対にならない――

 それよりも「感性や想像力や精神の柔軟性を自ら鍛える」という人たちとの「めぐり合わせ」は、なによりも大切だ。大事だ!

●木山みづほさんのホームページはこちら Link です。




***



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イラスト:やっぱっぱだいすけ

ニコヤンの目↓



そろそろ20年になるおつきあいだね
ソプラノ歌手 木山みづほさん

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本庄作品・読み語り小ライブの木山みづほさん(2000年頃)


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稽古風景(2018年8月)



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本庄作品の読み語りとミニコンサートのライブ(2013年9月)

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 ライブの当日の写真や感想などはこちらの「社会&芸能・つれづれ愚差」第337回 Link にて紹介しています。どうぞ、ご覧ください。







 木山みづほさんによる、みさきけい作品の歌と朗読動画のご紹介





第1作『クリスマス・イブ』




第2作『20回目の結婚記念日』




第3作『沈丁花』












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*** お知らせ ***
自主CDを制作
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平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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