「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第4回(通算714回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


NONALNUM-3534362D363538BDF1BAD8A3B1

NONALNUM-3534362D363538BDF1BAD8A3B2






上品と下品。

●うな重のランクに、松竹梅がある。もっぱら「梅ちゃん」がおなじみだ。
 なにしろ、生まれも育ちも「梅クラス」だもんね。あの寅さんと、まあ、似たようなもンだ。
 だからこそ、「あいつ、下品だね」と絶対、言われないように涙ぐましい(?)努力をしてきた。
 商売がずっとマスコミ芸能界に関わってきた「もの書き業」――放送作家、コピーライター、そして時代小説や舞台脚本などを、手当り次第に書いた。
 それにつけても 「梅クラス階級」の出だから「下品」にはなるまいと、それなりに神経を使ってきた。

●とりわけ、人間として生きるための基本の「衣・食・住」を衆人に曝け出すことを「恥」と思ってきた。
 いま、「出身母体」であるテレビでめいっぱい大口を開けてモノを食うヤツを見ていると……とことん情けなく、ナミダが出るね。
 街の人気ラーメン店でのことならともかく、テレビカメラの前で、大口あけて得意げにモノを食って(見せる)ハレンチさには、ただ、ただうんざりするばかりだ。
 それにつけても テレビ(カメラ)というマスメディアに晒す「いやしくモノを食う顔」を一顧だにしない(チラとも気にすることもない)テレビ人種というのは……。あ〜あ。

●テレビ番組に「秘境で食堂を探す」なんてのもある。
 いい気になるのもいいかげんにしたら。テレビ人種たちよ!
 いま、世界中に「生きてゆくための食糧もない」と言われる国々の人々が大ぜいいる。飢えて細り、弱って死んでゆく幼い子どもたちのこと――。
 それにつけても 日本人はどこまでハレンチになるのだろうね。
 人間、たやすく上質の上品を身につけられないが、下品も底までくると、それ以上、下品になれない――か。







【電子書籍 余美太伊堂文庫(よみたいどうぶんこ)のご案内】

NONALNUM-CDBEC8FEC2C0B0CBCAB8B8CBA5EDA5B4


主な取り扱い電子書籍ストアのご紹介
リンクをクリックすると、
各書店の余美太伊堂文庫のページへとびます。


Amazon/Kindleストア Link

楽天ブックス/楽天Kobo Link

BookLive! Link

BOOK☆WALKER Link

どこでも読書 Link


そのほか、iBooks、honto等にて発売中です。
新刊 続々発売予定。

— posted by 本庄慧一郎 at 04:10 pm  

「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第3回(通算713回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


NONALNUM-3534362D363538BDF1BAD8A3B1

NONALNUM-3534362D363538BDF1BAD8A3B2






思えば遠くへ来たもんだ。

●詩人中原中也の詩歌「頑是ない歌」の一節である。しかし、この詩人は享年30歳の短命だった。
 そして自分は「(戦争中の)爆死か(食糧とてなく)餓死か」の少年期を必死に生き永らえて……「令和」とやらの現在に至る。
 それにつけても 自称、波乱万丈――くだばることなく、よくも生きてきたもンだ。





NONALNUM-322D3731332DA5B7A5F3A5D6A5F3

(東京新聞2019年3月25日朝刊より)




●2019年3月25日付のシンブン1頁広告の一部だ。
 開局準備にキリキリ舞いする新宿区河田町のフジテレビのスタジオを右往左往していた。試験放送にテンテコ舞いのスタッフに協力して……ドラマの脚本を書いた。
 演出は叔父の小沢效だった。
 それにつけても 放送局といえば既存のNHKしかなく、民放はラジオがスタートしていて(後追いのTV局もフジと前後してスタートしたが)とにかく、「新時代の始まり」だった。

●VTRなどはなく、すべて「ぶっつけ本番」の現場は、ケンカ腰の熱気に満ちていて……とにかくエキサイティングだった。




NONALNUM-322D3731332D2DB8C5A4A4BFB7CAB9B5ADBBF6

本放送でもオン・エアされた「ヒゲ侍と花嫁」( 新聞記事より)



 それにつけても あれから60年だぜ。いや、本庄クンとしては若年ながら「ホン書き業」は先行する民放ラジオで実作していたから……とにかくキャリアは長いゼ――ということだ。

●以来、放送作家をスタートした時点から広告(TVCM)の企画、コピー、作詞、音楽制作、ラジオCM制作等、ガムシャラにやったネ。
 それにつけても どれもこれもが「消費されてゆくもの」がイヤになって、「活字の本」にこだわるようになって。書き下ろし時代小説や評論集などに転身した。
 それにしても よく働いた。書いた――。当然、「もの書き業OFF」になってもいいのだが、とにかく新しい時代の「電子書籍」で、またせっせと書籍の企画や執筆に専心してます!

 ボクらの仕事は誰かと競うことではなく、しょせん「マイ・ペース」なのダ!








【電子書籍 余美太伊堂文庫(よみたいどうぶんこ)のご案内】

NONALNUM-CDBEC8FEC2C0B0CBCAB8B8CBA5EDA5B4


主な取り扱い電子書籍ストアのご紹介
リンクをクリックすると、
各書店の余美太伊堂文庫のページへとびます。


Amazon/Kindleストア Link

楽天ブックス/楽天Kobo Link

どこでも読書 Link

そのほか、iBooks、honto等にて発売中です。
新刊 続々発売予定。

— posted by 本庄慧一郎 at 05:28 pm  

「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第2回(通算712回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。


NONALNUM-3534362D363538BDF1BAD8A3B1

NONALNUM-3534362D363538BDF1BAD8A3B2





「3人のイチロー」

●野球のイチローの本名は鈴木一朗。そしてどうにも手におえない「失言副大臣」の塚田一郎。さらに(前回も書いたが)本庄慧一郎の本名が市郎。
 それにつけても シンプルで明快な塚田「一郎」という男のそのクオリティーの粗悪さよ! 本名の字が違っていてヨカッタぜ! 

●一官僚の失言問題だが、次回選挙を間近に控えてソーリ大臣をはじめ、一族郎党そっくりがその悪影響を危惧して右往左往しているわい。
 それにつけても 「大臣失格」はたまたまの「失言」だけの問題じゃねぇだろ。
 人間の中味――本質の、人間そのもののクオリティが問われているのダ。

●「国民栄誉賞」とやらの「授与」を野球のイチロー君は辞退した。この種のシキタリには、やたら(人間には無い)シッポを振るヤカラは多いが、イチロー君はさすがだねぇ!
 それにつけても 「名誉欲」や「権勢欲」は垢のようにスグに人の心にこびりつくが――鈴木一朗クンは、ずっとクリーンだねぇ。

●こちとら――「努力のドン才」市郎クンだって(と、年甲斐もなくちょっとムキになる)、ムカシ、やたら入れ込んだCM制作(ラジオ・テレビCM/CMソング)の企画・COPY・作詞等でカンヌ国際映画賞(広告部門)などなど、百といくつかの賞をうけたゼ。(すべて、広告主・代理店などがエントリーしたもので、本人はいつも「はあ、そうですか」だった。
 それにつけても コレって、「努力のドン才」としては、「仕事の略歴のつもり」だから、フンフンって聞いてほしい――と思ってきたのだけど……。(マジメとったらパンツも残らない男――と自称している)



PS.
 それにつけても
 先日の「大阪のダブル選挙」でもとやかく言われた。
 松井という方も「イチロー/一郎」だった。
 でもあのヒト、テンからキライだったので、ここでは除外する。
 それにつけても 塚田一郎氏のあと、桜田義孝氏という大臣が更迭された。(義孝なんて……名前もっているのに――関係ねぇか)
 「立てば失言、座れば暴言、歩きながらまた妄言。」ああ。

2-712

(朝日新聞2019年4月12日朝刊より)







【電子書籍 余美太伊堂文庫(よみたいどうぶんこ)のご案内】

NONALNUM-CDBEC8FEC2C0B0CBCAB8B8CBA5EDA5B4


主な取り扱い電子書籍ストアのご紹介
リンクをクリックすると、
各書店の余美太伊堂文庫のページへとびます。


Amazon/Kindleストア Link

楽天ブックス/楽天Kobo Link

BookLive! Link

BOOK☆WALKER Link

どこでも読書 Link


そのほか、iBooks、honto等にて発売中です。
新刊 続々発売予定。

— posted by 本庄慧一郎 at 01:46 pm  

「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第1回(通算711回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


NONALNUM-3534362D363538BDF1BAD8A3B1

NONALNUM-3534362D363538BDF1BAD8A3B2






ごあいさつ。

●昨年2018年11月23日のエッセイ「社会&芸能・つれづれ愚差」(第598回通算710回 Link )以来、勝手な理由で3ヶ月お休みしました。
 今回、新元号「令和」とやらが決まったこともあり(関係ないか?)週替りエッセイ第3部として「それにつけても」を再開することになりました。
 そうぞ、相変わらずのおつきあいを下さいますようお願い申しあげます。


***


●それにつけても――
 2019年3月21日に「野球のイチロー君」は引退宣言をしファンの大喝采に包まれて終わった。
 音読みでは同じ「イチロー」(本庄慧一郎の本名は市郎)なので、ずっと親しみをもってきた。
 それにつけても 「努力の天才」と称された彼は文句なしのスポーツマンだった。


●それにつけても――
 彼ご本人の好印象もさることながら、奥さんの(旧姓福島)弓子夫人――TBSのアナウンサー時代に1時間のナマ放送というラジオ番組『好奇心の大統領』(月曜〜金曜 PM10:00〜11:00)の制作でトコトンご一緒したなぁ。
 それにつけても チャーミングで賢く、品位のあるレディだったなぁ!

●それにつけても――
 イチロー選手は「現役28年」とか。そのさまざまな記録がスゴイ!
 で、こっちのイチロー君は「物書き業は半世紀あまり」でアル。
 それにつけても 「努力のドン才」(「コケの一念」というべきか?)として「物書き業」続行中だ。
 電子書籍として新刊・再刊本は、去年1年間で15冊、出版された。(詳しくは、下記をご覧ください)
 「努力のドン才」には華々しい引退はないんですよね。




【電子書籍 余美太伊堂文庫(よみたいどうぶんこ)のご案内】

NONALNUM-CDBEC8FEC2C0B0CBCAB8B8CBA5EDA5B4


主な取り扱い電子書籍ストアのご紹介
リンクをクリックすると、
各書店の余美太伊堂文庫のページへとびます。


Amazon/Kindleストア Link

楽天ブックス/楽天Kobo Link

BookLive! Link

BOOK☆WALKER Link

どこでも読書 Link


そのほか、iBooks、honto等にて発売中です。
新刊 続々発売予定。

— posted by 本庄慧一郎 at 02:03 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
<< 2019.4 >>
SMTWTFS
 12345 6
789101112 13
141516171819 20
212223242526 27
282930    
 
※ ご注意 ※このウェブサイトに掲載されている、すべてのコンテンツの著作権は(有)望田企画室ににあります。
著作権者の許可無く、本サイト内の全てのコンテンツ・著作物について、無断での使用・転載・加工は一切お断りしております。