現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
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草刈正雄さんのこと。
●デビューのためのイメージフィルムを撮った。
彼が本格デビューをするきっかけになった「草刈正雄オーディションフィルム」を撮った。
いまから半世紀も前……彼が故郷北九州から上京してすぐのことだと記憶している。
あれからもう……ン十年?
それにつけても 月日の過ぎるのは早い。人生も……。
●放送作家(を職業)として生活できればとやってきたけど、ある時、コツ然とコピーライターをやろう!と思い、中堅広告代理店に入社。
正にTVCM草創期で、すぐそばに「天才杉山登志」がいた。しかしその彼が自殺したりして……当方うろたえた!
すでに彼は、資生堂のCMで「なるほど!」という作品を作っていた。
ぼくも、代理店のコピーライターとしては、「資生堂ナイターゲーム全枠提供」のラジオCMを一任されていて、コピー&ディレクションを全うしていた。
それにつけても そのキャリアが役立って、「新人草刈正雄イメージフィルム」はいいモノが出来て、彼は「資生堂男子化粧品のイメージタレント」として好評を得た。
●西武線石神井公園の街でロケ。
駅前商店街――不動産屋の貼り紙を眺める草刈クンに店の親父が「いい部屋あるよ」と顔を出す――その親父役をボクが演じたのダ。
そして、石神井図書館の前でのロケでは、「新人の草刈クン」に人だかりがしたなぁ。
それにつけても あれからもう……半世紀??? へぇ!
●たとえば、NHKの連続テレビ小説「なつぞら」の草刈正雄さん……。
この物語りの「ヒロインの北海道のおじいちゃん」が草刈さんで、これがいい!
ヒル飯どきの0時30分はテレビ朝日の倉本聰氏脚本「やすらぎの刻〜道」。
倉本さんは有楽町のニッポン放送のディレクター時代にお会いしている。
その後、アニメーション映画の脚本をテレコに書いたこともあった。
それにつけても 近頃のテレビドラマとしては、「やっぱりいい!」という思いを抱くことがないけど、「倉本さんはいいなぁ」としみじみ思うのデス。
●いい俳優になったね、草刈さん!
商売柄、とにかく多くの芸能人・タレントと接した――個人的つきあいはきっぱり辞退したけどね。
このNHKの「なつぞら」ではもうおひとり、歌手として出演している戸田恵子さんとは、レコード時代のLP1枚を作った。
戸田恵子さんのLPレコード「Soft Drinks/ソフトドリンクス」(1981年 キングレコード)のジャケットのアートディレクションと作詞を望田市郎名で張り切ったなぁ。
さらに、当時のコピーライター諸氏に依頼して作詞してもらうというユニークな企画だった。
それにつけても 戸田恵子さんは、ずっとチャーミングでお若いなぁ。
それにつけても あの頃は……よく働いたなぁ!
各書店の余美太伊堂文庫のページへとびます。

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