現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
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「帰ってきたヨッパライ」
●放送作家時代(1960年代)、有楽町のニッポン放送で「ポップ&ポップス」という東芝(EMI)レコード提供の番組構成をやっていた。
流行歌は水原弘、黛ジュンなどをはじめ、洋楽は、ザ・ベンチャーズ、PPM(ピーター・ポール&マリー)のコーラストリオをはじめ、かのビートルズの新譜紹介など、なにしろ面白かった。
●同時期、TBSラジオで横浜高島屋提供「高島忠夫のセシボン」という帯番組を担当していた。
東芝レコードの宣伝のチーフが高嶋弘之さん。映画スター高島忠夫さんの弟御。そして宣伝マンとしてやり手の大谷信夫さん。
ぼくは、大谷氏とウマがあって、新譜宣伝のラジオスポット「只今ヒット中!」とシャウトするCMをせっせと制作したのだ。レコード発売と同時に堂々と「只今ヒット中!」とやって、その通りになった――。
担当の大谷氏と仲良くなり、結果、彼の結婚の仲人役を依頼され、霊南坂教会で(柄にもなく)その重責を全うした。
●当時、新宿歌舞伎町を飲み歩いていた。ある日、某店で「東芝クルー」の飲み会があった。隣席で野坂昭如一党が軍歌を合唱しはじめた。
そこでわが「東芝クルー」は新曲PRをかねて、ザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」をあえて大合唱した。♪おらは死んじまっただ〜
野坂昭如グループは、キョトンとして沈黙した。
●そんな時期に「戦争を知らない子供たち」(作詞:北山修 作曲:杉田二郎)もヒットした。
そしてその後、ぼくはTVCM、CMソングに入れ込むことになり、杉田二郎さんと接近。
杉田二郎作曲・唄の、芙蓉企業グループのイメージソング「グッドモーニング日曜日」(歌詞はコチラ

(高島忠夫さんの弟さん/ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんの父上)
(東京新聞2020年7月26日より)
(東京新聞2020年8月23日より)
●それにつけても ぼくにとっては、あのビートルズもザ・フォーク・クルセダーズも杉田二郎も、そして水原弘も黛ジュンも、くっきり「仕事の履歴」として記憶に刻まれている。鮮烈で楽しい記憶は「人生の財産」だ。
本庄慧一郎(望田市郎/本庄一郎)
作品コレクションシリーズ
「サンスタートニックシャンプーの歌」
作詞:望田市郎 作曲:杉田二郎 歌:杉田二郎
「サンスタートニックシャンプーの歌」
古びてしまった時間は
きっぱり捨てよう 友達よ
優しい光に包まれる
たしかな夜明けだ 友達よ
男の心は 大きな鳥
風を連れて また舞い上がる
サンスタートニックシャンプー
ぬくもりなくした言葉で
歌っちゃいけない 友達よ
大地の鼓動を感じたら
命を燃やそう 友達よ
男の心は 大きな鳥
愛を求め また舞い上がる
サンスタートニックシャンプー
男の心は 大きな鳥
愛を求め また舞い上がる
サンスタートニックシャンプー
この神社の前にオフィスがあった
各書店の余美太伊堂文庫のページへとびます。

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