現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
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好かれる・モテる・愛される。
●「フリー」というのは「旅人」のこと。
商売は、文筆業――放送作家をスタートとしてコピーライター、時代小説書き、そして時には舞台脚本書き、さらに電子書籍エトセトラ。
「物書き・恥じかき・汗っかき」をキャッチフレーズとして、とにかく原稿用紙を消耗してきた。
●「物書き業」とひとくちに言っても、それぞれのフィールドと、そこに働く人の質はまるで違ったね。もともとがあまり「淋しがりや」ではない。
でも、放送作家やコピーライター(ラジオ・テレビCM制作)では、グループや集団での作業もきちんとやったなあ。
小説書きは「個」の作業。これも好ましかった。
●たとえば(2000年代当時)の売れっこ作家たちの皆さんにもチヤホヤしてもらった。
同業者の懇親パーティなどでは皆さんやさしくして下さった。
あの「木枯らし紋次郎」の原作者笹沢左保氏(1930年〜2002年)。そして前回も紹介した時代物ハードボイルドの峰隆一郎氏(1931年〜2000年)。さらに現代物ミステリーの勝目梓氏(1932年〜2020年)。南里征典氏(1939年〜2008年)や龍一京氏(1941年〜)。その前提としての書籍、雑誌の編集者の皆さん!
日本文芸家クラブのパーティにて/2000年代
●もちろん、女性の編集者もいらっしゃった。けれど当方、もっぱら男性同業者に好かれて……ラッキーでした。
そういえば、放送業界や広告業界などでは、あまり親しくおつきあいを願った方はいませんでしたね。
いやいや、現在でもTBSラジオでご一緒した加藤茂樹氏、岡本安正氏とは、電子書籍「余美太伊堂文庫」でお力添えをいただいています。
それにつけても「還暦」を大きく越えてもなお、仕事でおつきあいできるなんて――いいじゃありませんか? ねぇ!
あの頃(1970年代)の新宿寸景
各書店の余美太伊堂文庫のページへとびます。
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