あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露
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思い出の街・思い出の仕事。
●書店紀伊國屋&食品店紀ノ国屋。
書店と食品店の店名は同じだと思い込んでいる方は多い。しかし文字遣いが異なる。私の「物書き業」の師匠は劇作家の小沢不二夫。出身母胎のムーランルージュ新宿座のあった、武蔵野館通りにささやかな薪炭商があり、その店が、アノ紀伊國屋書店(株式会社紀伊國屋書店)になった。その紀伊國屋書店の創始者が田辺茂一(1905年〜1981年)だ。
叔父小沢不二夫と田辺茂一氏の趣味嗜好も、そして酒好きなどなども合って、仲が良かった。
かく申す私も、なにかと「いい物書きになれよ」と親しく抱きしめられ(?)た。
つまり、西武線武蔵関にあった叔父の家での飲み会のあと、タクシーに乗って頂くために毎度ひと苦労したのだ。
●食品店の紀ノ国屋の鮮明な記憶。
食品店の紀ノ国屋本店(株式会社紀ノ國屋)は表参道を246に出てすぐ(渋谷方向へ)右側にある。この紀ノ国屋の裏の通りのマンション一階に、TVコマーシャル制作のグループと同時進行する「音楽・ラジオCM制作プロダクション」をスタートさせた。(1981年〜)。
●民放ラジオが元気な時代?
TVCFと異なり、少数スタッフで量産できる。
CMソング、CM音楽、そしてラジオCM等、とにかく楽しく量産した。作曲家センセイ方も快く協力してくれた。
小林亜星、八木正生、三木たかし、服部克久、富田勲、杉田二郎、石田勝範、クニ河内、井上忠夫、森田公一、桜井順、川口真……。その他多くの作曲の方々――。
亡くなられた方も多いなあ。
当時のフルオーケストラのスタジオなどは、ン十人もの奏者の「出演」で、エキサイティングな風景が現出した。
後に、シンセサイザーを活用するようになって、制作過程での快いドギマギは消失したが――。
●「賞罰ナシ」という履歴書の一項目。
フリーランスのコピーライターにすれば、手がけたTV、ラジオCMの「評価」は大切な履歴書であり、財産だ。
その受賞歴を後に作成して、活用することにした。
TV、ラジオCMなどはしょせん「消えもの」(時代とともに忘れ去られる)。
しかし、間違いなく「実績」なのだ――。
履歴書にある「賞罰ウンヌン」の習慣にならい、おめず臆せず素直に記述している「受賞歴リスト」である。
その他、受賞歴等はこちら をご覧ください。
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イラスト:やっぱっぱだいすけ
ニコヤンの目↓
Scenes of memories
あの頃の師走 石神井
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