あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露
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「物書き60年」という職歴。
●「小説書き一筋」ではない「雑種」。
ぼくの人生に決定な影響を及ぼしたのは映画だ。
なにしろ、昭和17年の「戦時統合」で、日活、新興、大都の3社が「大映」になったが、その「大都映画」に母方の兄弟3人と、いわゆる外叔父ひとりの4人が活躍していたのだ。
結局、映画のシナリオ書きはムリだったが、放送作家でスタートした。
そのいきさつを、しっかり書いた。
「幻のB級!大都映画がゆく
」(集英社新書 2009年1月刊)

放送作家の後、広告の制作コピーライターを経て、時代小説(文庫、雑誌短編)でチャンバラのある時代物ピカレスクを書いた。
●バイプレーヤー福本清三さんのこと。
(朝日新聞2021年1月5日朝刊より)
(東京新聞2021年1月5日朝刊より)
修業時代は、劇作家小沢不二夫主宰「むさしの演劇ゼミナール」。劇作家三好十郎主宰の劇団戯曲座で演出の修業――。
とくに、ワキを固める俳優たちに興味関心が強かった。
具体的に一例をあげれば、石原裕次郎の日活映画でワキを固めた高品格サンと親しかった。
映画のワキ役――とりわけ、時代劇のチャンバラ映画で活躍した福本清三さんにずっと関心を抱いてきた。
日本映画史に関する著書も多いぼくの先輩、永田哲朗氏がインタビューした特集冊子「福本清三・悪役! ー29号ー」がある。
2021年1月1日に、この福本清三氏が逝去された。
あえて、当ブログ、2021年第1回に、そのことを書く。
演劇の舞台も時代劇映画も、主演のスターだけでは完成しない。
「名ワキ役」といわれる人々の「助演」があってのものだ。
グループ集団によるスポーツも同様だが、スターなるものは、名ワキ役らのプレーがあって初めて成功するのだ。
福本清三さんのご冥福をお祈りする――2021年初春。
***
イラスト:やっぱっぱだいすけ
ニコヤンの目↓
Scenes of memories
京都、奈良?/当方、石神井!
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