「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第115回(通算827回)

あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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「品位・品性・品格」?


●親から受け継いだ財産なんてものは一切なかった。
 なにしろ、昭和20(1945)年4月13日(戦時下――大東亜戦争)の空襲で着の身着のまま、アメリカのB29の爆撃機の爆撃を親子ともども、何とか逃げのびた――哀れな「避難民」だった。
 家や財産などというモノは一切皆無。「ハダカ一貫」というフレーズがあるが、人間としての「品性・品位・品格」といったモノにも、縁遠かったね。
 叔父・小沢不二夫が戦前の「ムーラン・ルージュ新宿座」の作者だったから、ひたすら物書き業に憧れて、何とか物書きのプロとして生活してきた。
 つまり、「爆死か餓死か」というギリギリの死線を生きのびての「現在」である。
 財産・資産といったものにはまるで縁がなく、とにかく、生活費稼ぎの物書き業にかじりついて生活してきた。


***


 それでも、気の合ったパートナーと心やさしい子らとの生活は、つましくとも文句のない日々――もともと「品位・品性・品格」などには、ほど遠い出自だ。だからこそ、これ以上は絶対に下落しないように――と心して、ていねいに日々をつむいている昨今だ。


***


 めでたさも 中ぐらいをこえて 卒寿なり

                  ―― 一露








2022年もどうぞ、よろしく


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イラスト:やっぱっぱだいすけ









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— posted by 本庄慧一郎 at 03:54 pm  

「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第114回(通算826回)

あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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押田信子・押田雅博氏夫妻の来訪。


●新しい「意義ある出会い」
 この10月、押田夫妻の訪問を受けた。
 奥さんの押田信子さんの名刺には「メディア史・大衆文化研究」とあり、パートナーの押田雅博さんの名刺には「LOG HOUSE」とある。
 信子さんが「赤い風車劇場の人々」(当ブログ第112回/824回 Link でも紹介した小生の小説第1作/1992年12月8日発行/影書房刊)を持参された。
 信子さんのご著書「兵士のアイドル/幻の慰問雑誌に見るもうひとつの戦争」は、29年前にこの小説でモチーフにした「ムーラン・ルージュ新宿座」など、いわゆる「大衆演劇」について堅実な著述をまとめられていた。


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(2016年/旬報社刊)



●これから「何か始まる?」という嬉しい予感。
 信子さんとの出会いも大歓迎だが、パートナーの雅博さんの仕事(フォト)も「へぇ!」「ほう!」と呟かせるモノだ。
 せっせと仕事した広告制作の時代――フォトグラファー立木義浩・一色一成氏といったベテランの皆さんと仕事したのを回顧する年の暮れだ。

 追伸
 「物書き業60年」と口にしていて――押田信子さんのご著書「抹殺された 日本軍恤兵部の正体/この組織は何をし、なぜ忘れ去られたのか?」で戦時中の「恤兵」(じゅっぺい)という言葉を知った。「うーん!」と、ひたすらうめいた。



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(2019年/扶桑社刊)






***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ

ニコヤンの目↓
あの頃はよく寺を訪ねた
雑誌「東京人」の取材で野火止の平林寺






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— posted by 本庄慧一郎 at 02:08 pm  

「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第113回(通算825回)

あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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2021年を送る。


●60年、作家業をやってきた。
 ラジオ・テレビの脚本、構成などをはじめ、時代小説、舞台脚本。そしてCMソング、流行歌などの作詞のあれこれ。
 さらに最近の電子書籍などなど。
 とにかく、飽きることなく「書くこと」を主体に何とか生活してきた。

●同業同世代の仲間たちの訃報。
 現在のコロナ禍では「密」を避け、「孤」を守る。
 ずっとマスコミ業界で生活していながら、ゴルフもマージャンもやらない。
 酒席も特に仕事上の会議などが絡まない限りはご遠慮する。
 (しかし、かつては酒豪といわれるほどにアルコールには強かった)
 このところ、かつての仕事仲間だった方々の訃報が続いている。

 なかにし礼 作詞家/2020年12月23日 82歳
 伊藤アキラ 作詞家/2021年5月15日 80歳
 若山 弦蔵 声 優/2021年5月18日 88歳
 志村 智雄 演出家/2021年5月23日 76歳
 小林 亜星 作曲家/2021年5月30日 88歳
 桜井  順 作曲家/2021年9月25日 87歳
 和田  誠 イラストレーター/2021年10月7日 83歳
 川口  真 作曲家/2021年10月20日 83歳
 新井  満 作 家/2021年12月3日 75歳
 
●ただただ――沈思黙考・感無量の2021年の師走である。

 いつとなく
 我に歩み寄り 手をにぎり
 またいつとなく去りゆく 人々
                 ――石川啄木

●あらためて皆様のご冥福を心からお祈り致します。



***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ

ニコヤンの目↓
あの日のスタジオ小公演
ロックミュージカル「馬鹿だね」


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— posted by 本庄慧一郎 at 02:34 pm  

「イチロー君のウィークリーショット/ヨタヘロ・万珍頓館」第112回(通算824回)

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ヨタヘロ
万珍頓館




ファイル その6。

●劇作家として活躍した叔父の小沢不二夫(1912〜1966年)は、多彩な商業演劇の脚本の他に、あの美空ひばりのデビュー時のラジオドラマ「りんご園の少女」の脚本も書き、挿入歌「リンゴ追分」の作詞も――のことは、以前にも書いた。
 その小沢不二夫の出身母胎は、戦前の新宿にあったムーランルージュ新宿座――。
 それで、ぼく望田市郎の60年の作家歴の小説第1作目(放送作家での放送脚本などは別にして)になったのが「赤い風車劇場の人々/新宿かげろう譚」(1992年12月8日発行/影書房刊)で、このムーランをモデルに物語を書きました。(舞台化もされて好評でした)


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装丁:高氏雅昭氏


電子書籍版「赤い風車劇場の人々/新宿かげろう譚 Link 」は、
余美太伊堂文庫文庫より発売中です。



 12月8日は、日本が大東亜戦争という破滅の道に踏み込んだ日――。
 あの敗戦の日から76年――よく生き延びた。
 さいわい、人生のパートナーも健在。家族(子どもたち)とも、すこやかで機嫌のいい「密」を続けている。



***



 安倍と菅 「明るい」「暗い」の 頓珍漢
 真面目顔 言うことそっくり 頓珍漢
 釈明も 弁明も結局は 頓珍漢
 夫婦して 公金ポッポの 頓珍漢
 小理屈と 屁理屈こねてる 頓珍漢
 大学の 理事長の現金1億の 頓珍漢



●「トンチンカン」とは、鉄材を打つ鍛冶屋さん二人の鉄槌の音を擬音化したもの。転じて、なぜかズレてる人間を称して言う俗語。
 

***


 現社会 異常発生の 頓珍漢

館主 オットット―G3






***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ


Scenes of memories
あの日の夜の街/高田馬場



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*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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