あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露
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●私、望田市郎が本名。筆名が本庄慧一郎。(と、くり返し書いたけれど)。
この間に、放送作家としては、1965年から本庄一郎の名でラジオ番組などを手当たり次第に手掛けた。
フジテレビは開局当時から参加して、ドラマやいまでいうバラエティ風番組にも関わった。
そう、『ママとあそぼう!ピンポンパン』は、午前8時からの月曜〜土曜の放送でも、真面目に努めた。楽しかった。
渡辺直子さんと坂本新兵さん。ああ、なつかしい!
●その後、「物書き業」としての気持ちに変化があり、テレビ・ラジオのコマーシャルの仕事に転換。やがて、大勢のスタッフなど、また広告主の折衝をクリアするビジネスに疲れて、さっさと「書き下ろし文庫本」の小説書きへ転進。さいわいオーダーも文句なしにあって、ン十冊も出版された。
結局、大勢のスタッフの皆さんとの仕事を逃げて、「コツコツ型スタイルの作家業」に変えたのだった。
「わがまま」というより、その折々の自分のペースに合わせた自己マネージメントということにしてもらっている。
●コマーシャルをベースにした音楽制作の仕事も大いにやらせてもらって……ひたすら「どうもありがとうございました」の気持ちであります。
そういえば、ワタシのCМ作りの最初は、日本の広告業界史に特記される「アンネ課長」という異名でも知られる渡紀彦(わたり のりひこ)氏との出会いである。
現在のように、堂々と商品を紹介することは出来ず、「ふとユーウツに襲われる日……」とか、「せっかくのおしゃれのシルエットが気になる日……」とか、「人には分からない不快感をおさえる必需品……」とかのコピーを書いた。
その後、研ナオコさんの「ユニ・チャーム」のTVCМなども手がけるようになって……その苦労の思い出は、いまとなっては、すべて楽しい!
(朝日新聞 2022年9月28日 朝刊より)
●5段ぬきの新聞記事を見て……ことさらに感慨にふけったね。
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イラスト:やっぱっぱだいすけ
ニコヤンの目↓
Scenes of memories
あの日の公園
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