あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露
●マッハ(音速)10をめざして――。
北朝鮮の金正日氏がしきりに弾道ミサイルを発射している。
方向は日本で、さいわいまだ、直撃弾はないが――。
その極超音速ミサイルは「マッハ10」で飛行し、標的を直撃するという。
しかも、弾道ミサイルは、つねに日本国に向いている。
●1960年(昭和35年)の本庄一郎の作品。
ぼくの作家業の師は――。
劇作家・小沢不二夫(叔父。戦前のムーラン・ルージュ新宿座出身。舞台脚本・放送脚本など。美空ひばり「リンゴ追分」作詞なども)。
そして、劇作家・三好十郎(劇団民藝「ゴッホ小伝/炎の人」他、戯曲多数)に直接、弟子入りした。
1960年(昭和35年)、中部日本放送創立10周年記念のラジオドラマ脚本募集に応募。筆名:本庄一郎で書いたラジオドラマは「マッハ1」に挑戦するテストパイロットをテーマにした物語りだった。
「マッハ10/マッハ1」――その間には、小生の物書業は60年という歳月を刻んでいる。あらためて、おのれの「物書き人生とその時代」をしみじみと考える――。
(放送文化通信 第252号 昭和36年1月1日発行より)
イラスト:やっぱっぱだいすけ
Scenes of memories
60年前?の1月。想い出のスナップ
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