「社会&芸能・つれづれ愚差」第186回(通算298回)

2010年11月の思いつき抄

 十一月の異名・異称は、おなじみの霜月をはじめ、雪待月、雪見月、仲冬、冬半などなど、雪にかかわるコトバが多い。
 しかし、地球温暖化による悪影響もあって、現在の十一月の周囲の風景は(とくに東京あたりでは)雪の気配などさらさらない。
 たとえば、長年なじんで暮してきた練馬石神井の、三宝寺池や氷川神社のいちょうなどはまだ黄落の気配さえなく、その葉は緑のままだ。



 朝、明け方に起きて複数の新聞を読む。
 政治の動向と、政治家たちの対応のあれこれに……イライラする。



 早くも年末――いままでの毎年の年の暮れはワケもなく嫌いだった。現在もその心境に変化はない。
 つまり、その主原因は、なぜかさしたる理由もなく、やたら悪ハシャギする者たちと、日々の暮らしを辛く耐えている人々の姿との対比が、この季節にはくっきりと見えてくるからだ。



 あいかわらず、税金・公金を浪費し、またコソコソと食い荒らす卑しい役人たちの集団がバッコする。
 「事業仕分け」といったムダ撲滅のための作業が公開されたのは、従来の自公政権ではあり得なかった快挙(アタリマエのことだ)だが、その結果を「大した金額にはならない。あんなこと」などとのたまう輩がいる。「公金ドロボー族」は根絶できそうもないと腹を立てるネ。



 現在の日本――「ハンパなぜいたくに麻痺したグータラの、心根を腐らせた右往左往」という表現がふさわしい?



 身のまわりの山積みの本の中から、気まぐれの一冊をひき出して〔乱読〕するのがならわしだ。
不快な政治・社会のさまざまな事象にイラついた気持ちを鎮めるために――「風天――渥美清のうた」(著・森英介)の頁をめくる。

  風が吹くと、おしゃべり女のような柳
  いつだって朝ねしたようひとかわ眼
  金魚屋生まれた時から煙草くわえたよう
  ひぐらしは坊さんの生まれかわりか
  ひばり突き刺さるように麦のなか
  蓋あけたような天で九月かな
  いつも何か探しているようだなひばり
  ゆうべの台風どこにいたちょうちょ
  貸しぶとん運ぶ踊り子悲しい
  好きだから強くぶつけた雪合戦
  おふくろ見にきてるビリになりたくない白い靴

 それにしても、テレビから「情報素材」を得ようとスイッチONにするが、あの若い女のキンキラ声とぶしつけな嬌声、若い男たちのバカ騒ぎはどうにかならないか。テレビ局の自浄力(?)もゼロになったかね。
 テレビの現況は「公共放送」ではなく「公狂放送」か「公矯放騒」だね。

もう何年もムカシになるが、Tというテレビ局の社長が「このままではテレビ局は炭小屋になるゾ」と公言していたけど……さてね。

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        ケイちゃんの目 ↓

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深川不動尊参道の奇跡(本庄慧一郎クンの影)

— posted by 本庄慧一郎 at 12:07 pm  

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