「社会&芸能・つれづれ愚差」第323回(通算435回)

声優・内海賢二さんのこと
 
 2013年6月13日。内海賢二さん逝去。75歳。
 スキンヘッドでぎょろ目。ずんぐりした見るからに頑健な体躯。
 ほんらい舞台でのシバイをやりたかったようだが、ドスのきいたその「声」のためにもっぱら「声優」として活躍した。
 昭和40年代には、ウエスタンスタイル――カウボーイスタイルでまっ赤なオープンカーに乗り、ドスのきいた声で「やあ、元気かい!」と現れた。
 コワモテの顔はたちまち人なつっこい笑顔になった。

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 小生には、テレビCF制作時代があり、当時のコンビにディレクターの内田健太郎がいて、日常は「ウチケンさん」と呼んでいた。
 そして、もうひとりの「ウチケンさん」が内海賢二さんだった。
 3人はけっこう親しくつきあっていたっけ。

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 内海さんはプロダクション「賢プロダクション」を主宰していた。
 奥さんは、声優の野村道子さん。野村さんといえばこれまた超売れっ子の声優さんだった。中でもTVアニメの「サザエさん」の「ワカメちゃん」の声がとくにおなじみだった。(現在はご自分から身をひいてプロダクションのマネージメントに専念している)

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 この野村道子さんプロデュース、制作オフィス・デュオで、人形劇「南総里見八犬伝」の脚本を書いたなぁ。語り手として内海賢二さんと加藤みどりさん(あのサザエさんの声の)。
 そして、劇団貝の火(主宰伊東万里子さん)の川本喜三郎先生作のゲイジュツ品ともいえる精巧な人形が魅力的だった。(演出は故香西久さん)

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 つい先日、テアトル・エコーの納谷悟朗さんとの思い出を書いたばかりだ。同じテアトル・エコーの山田康雄さんも亡くなったし。
 これから、しっかり腰をすえてかかろうとしている「本庄慧一郎メソッド」による自作時代人情物〔読み語りドラマシリーズ〕には、内海賢二さんにもいずれ声をかけたいと思っていたのに――とにかく残念である。
ご冥福を祈ります。ウチケンさん!

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 それにしても――
 またしても、政治の中枢にいる者(自民党政調会長とやらの)高市女史の失言問題。あまりにも、軽率で無思慮でしかも、その始末と処理に対する態度も言動も雑に過ぎる。
 しかも、問題化した当初、菅とやらの官房長官もショボショボしながらも「そんな問題になるような発言ではなかった」とうそぶいたな。

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 このところ、あのイシハラ氏とハシモト氏がゴタゴタしてる。
 このブログで小生がギャグにした「維新の会――異心の怪」というのが現実化……してくるようだなぁ。それは放っといてもいいけど。


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ケイちゃんの目 ↓

千葉県富浦の劇団貝の火
アトリエでの「南房総里見八犬伝」の人形

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— posted by 本庄慧一郎 at 02:39 pm  

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