あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露
人間の「質」はすべて言葉に出る。
●あえて言うならば――
「言葉」を持ち、それを社会や国の未来のために賢く活用できるのは人間だけだ。
政治家として生きる者は、その「言葉」で示したことの「実行力」で命運が決まる――とは当然のことだ。
かねがねアベ首相の「言葉」には「根」がなく、あるいはその「根」に異常があると思ってきて、そのことに不満をのべてきた。
(朝日新聞2017年7月3日朝刊より)
(東京新聞2017年7月3日朝刊より)
●あえて言うならば――
これはずばり「巧言令色――口先がうまく、顔色をやわらげて人を喜ばせ、こびへつらうこと。仁の心に欠けることとされる(広辞苑)」。 通りいっぺんのうすっぺらな理屈を、自信満々の表情でまくし立てる――アベ首相のそんな挙措動作にずっと違和と不信感を抱いてきた。
●あえて言うならば――
彼の奥さん――アキエ夫人の言動もまた鼻もちならない。
「脱線夫婦二人三脚」と言って笑って済ませられないね。
いま、アベ内閣の中枢にいる者たちの、失言・暴言・詭弁・妄言……などが問題視されているが、そのズレ・歪み・的はずれは、手におえないほどに劣悪である。
●あえていうならば――
かつて、彼らを「公僕」として指名し、期待したことはない!
その彼らのハレンチだけ、図々しいだけののさばりようにはウンザリしていた――その常態に一撃を食らわしたのは「獅子、身中の虫」といえる小池百合子氏だった。
今後、この反乱軍がいかがわしいアベ一党にどういう打撃を与えられるか――猛暑の夏のお楽しみだゼ。
わたしは、責任をもってものごとを行い、うまくゆかなかった時には、一身にその責任をひきうける大統領になりたい。
――ジョン・F・ケネディ(1917〜1963)
つまり、ハレンチを抜き取ったらガラも残らないようなのがウロウロしてる!
●そういえば――
その昔、子どもたちの野外での遊びに「お山の大将われ一人。あとから来る者突き落とせ〜」と大声で唄いながら「お山のてっぺんおれ一人」を争う遊びがあったなぁ……。
ソレを、「万民の総意にもとずく「民主政治」ど真ん中でヌケヌケとやらかすのは――きわめて幼稚で悪質の規則違反だ」。
●そういえば――
「この事態(都議選での自民惨敗のこと)を深刻に受けとめて……」とアベ首相の談話にあった。
「深刻に受けとめる」とは、「己への逆風」のことだけで「己の誤り」について考えているわけではないようだ。それが「深刻に受け止めて」というフレーズににじみ出ているゾ。
(東京新聞2017年7月3日朝刊より)
(朝日新聞2017年7月3日夕刊より)
●そういえば――
こういうヒトのメッセージを、こういうヒトの本を出す出版社も、この本を買うヒトも読むヒトも……いるんだなぁ!
カンベンしてほしいねぇ。
ケイちゃんの目 ↓
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夏まつり
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