「社会&芸能・つれづれ愚差」第557回(通算669回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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「品位・品格」とは縁遠い場所で生まれたけど。


●そういえば――
 「ABC」のランク分けでいえば、明らかに「Cランク」。
 うな重風にいえば「松竹梅」の「梅」みたいな場所(環境)で生まれた。ケロリといえば「庶民」というテリトリーに属するが。

●そういえば――
 かと言って「柴又の寅さん」のように正面きって「生まれも育ちも柴又です」とタンカを切る図々しさもない。

●そういえば――
 虚栄の見本市のようなマスコミ社会(テレビ芸能など)をベースにしたフィールドでヌケヌケと生活してきた。口惜しいけど(真底そう思っていない?)さして意味も実態もない学閥社会があった。
 でも、まるでそれは無意味なもので「ダメな者はダメ」だったゼ。

●それにしても――
 食うや食わずの者(たとえば四畳半一間に三人の雑居生活)なんてプアな環境から這い出してきて、テレビ芸能番組のおこぼれにあずかって、それでも「億ション住まい」とチンケな「女あそび」にうつつをぬかすいい身分(?)になって。得意面しているヤツがウヨウヨしているなぁ。
 でも、「虚栄のザル」からこぼれ落ちた者は……数知れずでね。

●それにしても――
 「テレビ芸能」のおかげで「出世した者」は総じて「品位品性」に欠ける――と自分をタナに上げて言うけどさ。
 当初、それなりに「心ある自己規制」に努めた者も、おおむね中途半端な「虚飾の流れ」にアタフタと流されてゆくパターンが定石。

●それにしても――
 かく申すワタシも、今更そんなコトを書きつらねるから――せっかくの「品位・品性」のメッキもはがては、どうしようもない。
 だから、そういう成り行きを恥じる――という最低の営みは忘れない!

●それにしても――
 テレビ民間放送の試験放送の頃から仕事していたが、あのギョーカイはそこそこに逃げ出し、著作本をせっせと書いた。(合計で70冊ほどになるか?)
 あえていうけど、イヤなヤツとずっと一緒にいると、結局こちとらもダメになる――その自覚症状のない方はほっとくより仕様がないなぁ――ですけど。

●それにしても――
 「下品な奴」がもっと「下司になる」なんて――やっぱりとっても人間としてハズカシイことだと近頃あらためてつくづく思うのデス!

●そういえば――
 夏目漱石は「のんきと見える人々も、心の底をたたいてみるとどこか悲しい音がする」と書いた。(『吾輩は猫である』)
 テレビゲーノー界にうっかり「心の底をたたいてみると」たちまちガラガラと崩れてしまいそうな人が――いるんだよねぇ! ホントだよ!




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ケイちゃんの目 ↓

Scenes of memories
月島あたりの運河と船

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— posted by 本庄慧一郎 at 05:18 pm  

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