「社会&芸能・つれづれ愚差」第150回(通算262回)

アタフタ取り急ぎ1行メモランダム

ヨナ・真央・ロシェット・美姫 春に先んじて咲いた

未完という 「銀」もあって 二月尽

明と暗 「オー!マイ・ゴッド」と ヨナ涙



自殺者3万人 涙も涸れた人もいる この現実



天下り族を 公金横領といえない もどかしさ

「公益」を 食いものにする 破廉恥族がカッポする

不正経理 28億円という 神奈川県警

年収1億円 公表に尻込みする 企業トップら

五輪へ 妄執するあの知事の顔 ただ疎ましく

バンコクのタクシン 財産60%没収 人生の末路

「天皇」がいるという NHKがモデル 小説「ガラスの巨塔」



倉本聰の 富良野での生き方 26年の風雪

3月10日 早乙女勝元さんの 回顧録(2/27東京新聞)



朝日新聞 2月27日小コラム 「経済気象台/官民格差」同感共感!

日航純損益最悪467億円というムセキニン

フィギュアのレディたちのいい顔と テレビのギャルたちの阿呆づら

若松孝二監督「キャタピラー」8月公開を待つ

寺島しのぶ 最優秀女優賞受賞 よかったね

遅ればせながら――川柳作家鶴彬(つる・あきら/1909年1月1日(戸籍上、実際には前年12月といわれている) 〜1938年9月14日)を読み込もう。
(「手と足をもいだ丸太にしてかへし」「屍のゐ(い)ないニュース映画で勇ましい」)

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     銀座の雲

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 ケイちゃんの目→

— posted by 本庄慧一郎 at 01:45 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第149回(通算261回)

玉置宏さんのこと

 玉置さんとは、昭和40(1965)年にお会いしている。
 テレビの「ロッテ歌のアルバム」ですでに「1週間のごぶさたでした」の決まり文句でも、そして歌謡曲の司会ぶりでも人気を博していた。
 ぼくは放送作家(筆名本庄一郎)としてスタートを切ってはいたが、なんとなく飽きたらず、平行してコピーライター業をめざし広告代理店第一企画(現在は旭通と合併してアサツーデイケイ)に契約社員として広告の仕事を始めた――最初の仕事の1つが「ロッテ歌のアルバム」ラジオ版。毎週2時間のワイド番組で、ロッテ製品のCM作りであった。
 毎回、10〜15種類ほどのガムやチョコレートのCMを作り、差し替えてゆくハードなもので、鍛えられた。毎週、新大久保のロッテ工場内にあった宣伝部に通い、たっぷりロッテ製品になじんだ。
 その間、銀座8丁目にあった21スタジオで玉置さんと一緒の番組制作の時間を過ごした。
 その後、キングレコードからコミックソング「チンチン・ポンポン」というイタリア原曲の楽曲の歌詞を書いて、ニッポン放送の朝の玉置さんのワイド番組でせっせとPRしてもらい、キングレコードから「シングルヒット賞」を受けた。
 その時、同席したのは電通に在籍していた新井満さん(あの「千の風」の)で、彼も同じ賞をもらった。楽曲は「ワインカラーのときめき」でカッコよかった。
 そして平成17年(2005)年、11月畏敬する先輩のおひとり、桂小金治師匠の「落語独演会」を企画し、師匠が出演していた横浜にぎわい座に出向いた。
そこで館長の玉置さんと再会し、あれこれお喋りした。いずれ落語についてのこともゆっくり……なんて思いだけが残った。
 司会者としてのその語りくちに、ダンディズムがあった。ご冥福を祈ります。




藤田まことさんのこと

 2009年1月に集英社新書「幻のB級!大都映画がゆく」を出版した。昭和初期から昭和17年(1942)年の戦時企業統合(日活・新興と大都映画の三社合併で大映になる)時まで、いわゆるB級とよばれる大衆娯楽映画を量産した大都映画だが、この撮影現場にぼくの叔父が4人も働いていた。(監督・脚本・助監督・カメラマンである)
 日本映画史などではB級三流と軽視され、データも少ないこともあり、しっかり紹介されることがなかった。
 この会社のスターのひとりに藤間林太郎という現代劇スターが活躍していた。
 藤田まことさんのお父上で、そのことを書いた拙著をお送りした。
 京都の撮影所のご本人からお電話があり「父のことを書いて下さって感謝しております。ひと仕事おえて東京へ戻ったらゆっくりお話がしたいので……」と元気な声を聞かせて下さった。
 池波正太郎作品の映像化については、ベテラン・プロデューサーの故市川久夫さんと親しくさせて頂いてもいたので、藤田さんの主演作品はすべて、ていねいに拝見していた。
 そして今年の2月5日放送された久々の「剣客商売」は、ずっとファンとしてフォローしてきた中村梅雀さんのゲスト出演での「道場破り」で、うれしく拝見。藤田さんへ手紙をしたためるつもりでいた――。
 あらためて、お贈り頂いた映画「明日への遺言」(DVD)と藤田まこと著「最期」を再見・再読しよう。



 ワルはしゃぎするゲーノー人は山ほどいるが、品性・品格のある者はどんどん消えてゆく。2010年きさらぎ2月。涙――。

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新宿「四季の道」のかたつむり

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 ケイちゃんの目→












P.S――新刊のご案内 「華屋与兵衛人情鮨 川千鳥夕千鳥」(廣済堂文庫)が発売されました。

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 詳しくはこちら Link をごらんください。

— posted by 本庄慧一郎 at 12:06 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第148回(通算260回)

2010年2月12日(土)新宿

 畏友永田哲朗さんから電話あり。「今夜、新宿で一杯やりませんか」というお誘い。
 永田さんは、〔知る人ぞ知る〕日本映画史家。
 代表著作に「殺陣――チャンバラ映画史」(現代教養文庫)や「日本映画人改名・別称辞典」(国書刊行会)などがある。



 2006年12月、テアトル・エコーで上演し、好評を頂いた「大都映画撮影所物語」(演出永井寛孝)、また2009年1月刊の集英社新書「幻のB級!大都映画がゆく」などで多大な協力を頂いた。 日本映画のみならず、日本芸能史一般のオーソリティでもある。さらに、これまたユニークなチャンバラ映画にテッテイしてこだわる「日本チャンバリストクラブ」のリーダーである。



 永田さんのおなじみの店は、まず新宿ゴールデン街の「しの」。カウンターのみで10席ほど。PM6:30で待ち合わせ。
 寒気きつい宵、入れ替わり立ち替わりの客。かつてン十年前、本庄一郎という筆名で放送作家を生業としていた時代、多くの人とのつきあいもあって、さんざん呑み歩いたが、近年はあまりなじみがない。
 その「しの」さんの〔店歴〕は36年とか。
 わが師である劇作家三好十郎さんをよく知っていたというあ「まえだ」という店はとうに姿を消していた――。
 3月刊行予定の「新宿いま・むかし」(仮題/東京新聞出版部刊)でも新宿ゴールデン街のことを書いた。
 永田さんいわく――「昔のゴールデン街にはオカマちゃんの店が70軒以上もあって……大にぎわいだったなぁ」
 かく申す小生も、そのあたりの店では、結構なカオでありました。



 「しの」を出て、永田さんのガイドでもう一軒。
 花園交番前の花園神社の裏階段をのぼり、まるで人の姿のない境内から靖国通りへの参道へ――途中、ひょいと左折。
 ビルの入口の左手に突然!「河太郎」というちんまりした居酒屋があった。オバチャンひとりで切り回すテレビセットのようなカウンターの小店だ。
 ここで九州熊本の〔ショーチューのそば湯割り)を味わう。つまみは当然、辛子めんたいこ。そして馬刺し……。



 新宿なんて知り尽くしている――なんてついほざくが、「河太郎」のような店なんて、まるで知らなかったなぁ。ちなみに〔店歴〕は40年とか。
ところで、現在の夜の歌舞伎町は通行人よりも、客引きの男たちの姿が異状に多い。イヤな予兆を感じるなぁ。



 「しの」でのカウンターで玉置宏さんの訃報を聞いた。いずれ、彼とのことを書きたい。ご冥福を心からお祈りします。

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書斎からの雪の朝

           

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ケイちゃんの目→

— posted by 本庄慧一郎 at 12:32 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第147回(通算259回)

それにしても、Delicacy Zero――

 現今の、政治的・社会的なモロモロの事件の、デタラメさ、雑駁さ、無責任さ、インチキさ……底なしだね、まったく。
 政治家たちの(半世紀余の従来の政治屋たちのかずかずの醜悪事件もふくめて)モロモロのカネにまつわる不祥事と、現在進行形の事象のあれこれ。とことんウンザリ。
ついでに、日本相撲協会とやらの理事や親方連中の前近代的なトロさとアナクロニズムの博物館的な存在。嗚呼!
 そして大企業(JAL・トヨタなどなど)の劣化と堕落。かと思えば、歴史や伝統をほこってきた名のある百貨店の凋落と敗退。
 さらに、公金浪費・公金横領などの犯罪的事件はあとを絶たずで――改善改良の兆しもまるでなしだね。



 
 日本人は――Delicacyをかなぐり捨てた野猿の集団に堕ちた?





 再び、〔それにしても〕――無自覚と無責任と暴慢の人々の跳梁よ!




朝五時起きの日課――五七五の拾い読み


   風の中 おのれを責めつつ 歩く

   しぐるるや あるだけの御飯よ よう炊けた

   このみちを たどるほかない 草のふかくも   ――山頭火


   沈黙の 池に亀一つ 浮上する

   何か求むる 心 海へ放つ

   雪空 一羽の鳥となりて 暮れる   ――放哉



   芋虫の コロリのの字に 死に真似す  ――変哲



   風一陣 バンの孤影と 金の波   ―― 一露

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    石神井公園 三宝寺池

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    ケイちゃんの目→

— posted by 本庄慧一郎 at 01:09 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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