ご愛読を感謝しております。心から。
原則的には週一回、必ず更新する――と己に言い聞かせてとにかくも通算で299回に相成りました。
と言っても実は、PCオンチの小生でして、ムスメやムスコのフォローがなければ具体化できないのデス。
ほんとうはこのHPに訪問して下さった皆さんのおひとりおひとりにご返事をさしあげたいと思っているのですが……ご無礼をお許し下さい。
ところでもう霜月11月もなかば。地球温暖化の悪影響で石神井公園周辺の樹木もまだ紅葉はしていないようです。
季節に狂いがきていること……政治や社会や、そして人心にもそれこそ手のほどこしようもない狂いがきていることをひしひしと感じませんか。
霜月11月といえば、おなじみの行事は酉の市・七五三……。
思い出の中の酉の市や七五三の頃はもう、思わず身ぶるいするほどに寒さがきつかったのに、現在は汗ばむ日さえあります。
皆様どうぞ、おからだをお大切に。
乞食の犬抱いて寝る霜夜かな 許六
我骨のふとんにさはる霜夜かな 蕪村
吾が影の吹かれて長き枯野かな 漱石
枯野ゆき橋を渡りてまた枯野行く 風生
チンドン屋枯野といへど足をどる 秋邨
わが歩む落葉の音のあるばかり 久女
白き手の病者ばかりの落葉焚 波郷
このところ、新しい企画の取材で多磨霊園・明大前和田堀廟所・谷中霊園などなど、不快な悪ハシャギや喧騒のない場所を歩き回っています。広大な霊園や墓地には変わらぬ季節の匂いと素朴なたたずまいがあります。
冬蜂の死にどころなく歩きけり 鬼城
あらためて、親愛なる皆様、どうぞご自愛のほどを―― 本庄慧一郎
ケイちゃんの目 ↓
二千万円寄附したヒトの記念碑(?)
赤坂豊川稲荷