5月26日。
自宅近くの西武バス西武車庫前から、西武新宿線武蔵関駅へバスで。
そこから関東バス三鷹駅行きのバスを乗り継ぐ。
三鷹駅北口へ出て、小田急バスで武蔵境通りを京王線調布駅へ。
そこでさらにバスを乗り換えて京王多摩川駅着。
***
調布や京王多摩川の街とは、ずっと昔になじんていた。
もともと、深大寺のゾーンが現在のようにきれいに整備される以前、カントリー・ムードが色濃く残っている時代から好んで親しんでいた。
***
調布や布田や京王多摩川辺には、小生の親類でもあり、同時に映画会社大映(当時)や日活に勤める叔父たちが住んでいた。
そう、やっとスタートすることになった民間放送テレビのディレクターになった叔父もいた。
***
ずっと昔、まだガキの頃、父親が連れていってくれた「京王閣」も記憶に残っている。(現・京王閣競輪場)
さまざまなキレイなタイル張りの大浴場や「豆汽車」などがあって、ガキん子にとってはすばらしいゾーンだった。
***
そして、「大映撮影所」のスタジオ。(現・角川大映撮影所/角川大映スタジオ)
叔父に連れられて、撮影中のスタジオに潜入して、「現場」を体験した。
***
もともと、拙著「幻のB級!大都映画がゆく

***
現在は「角川大映撮影所」として、建造物やゲイト(の位置も変わった)もモダンで新しくなり、駅も道路も……すべての風景も、当時の名残りのカケラもない。
***
戦後大映のヒット作「大魔神シリーズ」(1966年)のキャラ像がゲイト正面に飾られていて通りかかった小学生たちが「コレ、何だ?」と騒いでいた。
現在の風景には、まるで情趣はなかったが、多摩川の川面をかすめてきたはずの風には「変わらぬ匂い」があった。
P・S
それにしても――
「かわいがり」と称する暴力虐待や致死に至る事件、そして八百長や賭博事件のスキャンダルまみれになった日本相撲界の醜態に対する記憶は鮮明に残っている。
最近では日本柔道連盟にまつわるセクハラや暴力事件、また金銭に関わるハレンチな事件。加えて、責任関係者たちの態度のセコさ、いいかげんさ、かと思えば、ベースボールの「ゲームに使用されるボール」の「統一球」が公表されないままに変更されていたこと。その件に関して日本野球機構(NPS)のコミッショナーが「知らなかった」とふやけた答弁をするなど、フェア精神第一とするスポーツ界はまるでだらしなく醜聞に満ちている。
***
責任関係者たちは、「自覚」とはほど遠い「愚かしげな表情」で「ガバナンス」とか「コンプライアンス」などとカタカナ語を使ってナマ煮えの弁明をする。
***
庭の木も鉢植えの木も「根っこ」が腐れば枯れる。
人間も「心の根っこ」が腐れば枯れる。
人間だけが持つ「言葉」は、「心の根っこ」が腐れば「死語」になる。
***
そう!それにしても、各種団体の中枢に居座る男たちの無責任さや不誠実さ、さらに人間としての自覚のなさそうな表情の情けないこと。
***
そうそう、学校などの教育現場での「いじめ」や「自殺」などに関わる教育委員会のおじさんたちの挙措や表情も……まるで「説得力ゼロ」みたいのが多かったなあ!
ケイちゃんの目 ↓
**調布の町の「鬼太郎」**
**殺風景な京王多摩川駅**
**角川大映撮影所門の大魔神像**