●たとえば――
GWとは、ゴールデンウィークの略語という。
でもサ、今年のGWは、事故・事件・地震が集中してマイナスGがそろってサ、浮かれている場合かね?
●たとえば――
ジェット旅客機の行方不明とか、韓国の大型フェリーの転覆事故の対応のデタラメさ――などを筆頭に、わが日本でも、海で、山で、さらに身近な街で、地方の住宅街での血なまぐさい事件の続発で「GW――事故・事件・地震」が現実だョ。
その事故・事件・地震のGをとって「GW」てのは……ツライか。
●たとえば――
とにかく、ゾロゾロ・ワサワサ族がきらいだから、せっせと郊外をウロつく。名もない森や林やなだらかな丘をめぐる道なんかが好きだ。
それから、武蔵野を流れる仙川や野川や野火止用水などの野趣に富んだ小川のロケーションが大好きだ。
●たとえば――
でも、突如として、荒川や隅田川の悠々たる流れも見たくなるコトもある。となると「JR田端や日暮里あたりからバスに乗る」ということになる。尾久橋通りをいって、隅田川を尾久橋で渡り、扇大橋で荒川を――という段取りだ。
●たとえば――
この二つの橋の間あたりで、隅田川と荒川はググッと接近していて、その風景を土堤の上から眺める。大いなる川の水のきらめきと、川面をかすめて光る風に深呼吸――なんて気取ってみるネ! これがアリキタリの観光地などぶっとぶ感動ですヨ。
●たとえば――
そんなプランもコロリと変わったりする――というのも、スタート時点の西武線大泉学園ホームで池袋行き電車を待っている時、ホームの反対側に「西武球場直通」の電車が来たのダ。トタンに「きょうはご先祖サンの墓参りだ」と呟いて、ソノ電車に乗ってしまうのデス。
●たとえば――
わが「望田家」の墓は、西武球場を見はるかす台地にありマス。
あの尾崎豊さん、マンガ家の滝田ゆうさん、そして画家のいわさきちひろさんなどの墓もある、明るくさわやかな丘にある墓地で、パッと心も解き放たれる!
●たとえば――
墓地内の雑草(といってもカラスノエンドウという愛らしい花を咲かせる野草)を除去、墓石を水洗いし、線香や仏花を供える――なにはともあれ、とっても気持ちイイ。ついつい、まわりの墓を眺める。枯れ草と雑草でゴミ置き場のようになっているのも散見する。
「放ったらかしはいけねぇよ」と呟く。
●たとえば――
もともと「望田家の墓所」は、埼玉県の本庄のお寺さんにあった。
ン十年という古い墓石がずらり並んでいて、昔の「土葬時代」の石塔は陥没していたりして、お寺さんから「なんとかして下さい」と言われていた。1975年に父親が逝った折にお寺さんに墓地をお返しして、亡母などの骨ツボや「土」や「植物」などを移して「墓の引っ越し」をしたのデス。
●たとえば――
この日、家族づれや夫婦などの墓参も意外と多く、その風景はとてもにぎやかで、心なごむものでした。
●たとえば――
だれもがぜいたくに悪慣れしすぎとか、遊びすぎとか、物事すべてに対していいかげんにすぎるとか――いろいろ思うんですけど、しょせんは「それぞれ」とあきらめるコトにしてます。でも、GWとやらに先祖の墓参りに来ている人たちにはいいコトある――なんてことになると思ったりするのデス。
●たとえば――
墓参といえば、俳優蟹江敬三さん(3月30日逝去。享年69)。葛井欣士郎さん(4月 30日逝去。享年88)。九條映子さん(元寺山修司夫人4月30日逝去。享年79)のことを『新宿今昔ものがたり/文化と芸能の三百年

ケイちゃんの目 ↓
尾崎豊さんのお墓から狭山湖畔方面を眺望する。
望田家の墓地から西武球場方面を望む。
西武球場駅から霊園への道の緑。