「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第95回(通算807回)

あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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「意地汚い」と「いじましい」


●「生まれも育ちも〔梅クラス〕だ」と自覚している。
 つまり、ウナ重同様に、「己の生まれ」を「松竹梅」に等級分けしてのコトです。

●前半は放送作家業。次のコピーライターとしてCMやPR映画等の制作時代。
 その後の時代小説の量産時代になるが。
 このCM制作時代は、「一流企業」と称されるブリヂストン、トヨタ自動車、アサヒビール、資生堂、ソニー、ホンダ……などなどに関わった。

●時には、初回打ち合わせの時、企画内容説明の場で、または完成試写の場で、担当重役やオーナーと会った。その際、一流レストランなどのフォーマルな食事をご一緒することもたびたびで、当然、失礼やソツのないように努めて対応した。
 そのおかげもあって「梅クラス育ち」でも、家族以外との「飲み食いのマナー」は自然と身についた。

●このコロナ禍――盛り場のニュース映像で、大型自動販売機の前に、深夜、大勢のサラリーマンといわれるスーツ姿の男たちが集まって、ビールや酒を飲んでいる風景が紹介されていた。(街の飲み屋が自粛閉店していた時)
 それにつけても 彼らの足元にはビールや酒の空カンや空ビンが散乱していて、その陰気で、醜悪なシーンにひたすら呆れ返った。

●たぶん――当方の想像だが、あの居汚い連中たちは、きっとあたりの物かげで、小便などもやらかしたのではと思う。
 当方、アルコールとの付き合いは70年にもなる。このブログでも以前書いたが、10代の頃から、大勢の劇作家先生たちのそばにいる機会が多く、否も応もなく「飲まされた」。
 したがって(体質もあって)アルコールには強い。「酔っぱらったぜ!」という記憶はないね。
 現在は、健康を考慮してほとんど飲まない。
 そのせいか、アルコール自動販売機の傍らの暗がりで、ゴソゴソ群がり寄って飲む連中の……意地汚く、いじましい姿には、ただただ、うんざりして、哀れを感じる。


コロナ禍の 青息吐息の 春の闇

               ――深実一露




***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ


Scenes of memories
好きだった街歩きのスナップ/根津



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新刊 続々発売予定。

— posted by 本庄慧一郎 at 03:41 pm  

「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第94回(通算806回)

あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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浅草神谷バーのこと その2


●「物書き業」の修行時代。
 エライ劇作家先生方のおサケの相手をつとめる機会が多かった。したがって「酔いを殺して」飲むスベを身につけた。それで「アルコールに強い」といわれて……60年たつ!
 神谷バーでは、名物デンキブラン(アルコール度が高い)は、大ジョッキの生ビールをチェイサーとして味わった。
 大きなテーブルに、たまたま隣り合わせた人と和気あいあいとやる。
 史料によると、川端康成、石川啄木、高見順、谷崎潤一郎、坂口安吾、檀一雄などの作家たちも愛飲したとある。



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●コマーシャル制作時代は、茨城県牛久の「牛久シャトー」にもよく出かけた。
 東京新聞の「T発」シリーズに「牛久シャトー」が紹介されていた。




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(東京新聞2021年2月17日朝刊より)



 当時(1970年代)は、合同酒精の傘下だったはず。当然、その取材はホロホロといい気持ちになって、牛久沼あたりをさまよい歩いた。

 コピーライター/広告制作時代の忘れられない快い思い出である。




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1970年代の合同酒精の広告(雑誌:文藝春秋)
俳優:熊倉 一雄氏と本庄(慧)一郎。





***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ

ニコヤンの目↓
Scenes of memories
神田川の春/面影橋あたり



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太田道灌いわれの「山吹の里の碑」



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— posted by 本庄慧一郎 at 03:56 pm  

「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第93回(通算805回)

あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
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浅草神谷バーの記憶。


●台東区浅草1丁目1番地。
 隅田川に架かる吾妻橋の角地にある「神谷バー」は、どっぷりなれ親しんだ。
 もともと「浅草好き」の父親のせいもあるが、ぼく自身の仕事もあって、それこそ「せっせと通う常連サン」だった。


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撮影:1990年頃





●コピーライター・広告制作時代。
 昭和40(1965)年代を中心にコピーライター・広告制作の仕事をやっていて、銀座泰明小学校そばにあった、合同酒精(株)の宣伝部に日参していた。
 「ハチブドー酒」「キャノンワイン」「ウィスキーネプチューンブラック」そして「清酒富貴」などのラジオ・テレビCMをせっせと制作した。
 その宣伝部に「修行時代の」神谷バーの後継者の神谷信彌さんがいた。

●制作した作品は保管してないが、コレはあった。
 新聞・雑誌・ラジオ・テレビなどに展開したはずだが、たまたま雑誌のコピーが見つかった。ミラクルのようなものだ。
 1971(昭和46)年の作品でイメージソングは、たしかデューク・エイセスで作った。
 作詞望田市郎、作曲八木正生、歌デューク・エイセス。
 広告のコピーとテレビCMのコンテ(コピー)が出てきた。



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 【テレビCМ 歌&ナレーション/30秒】
  N 花一輪の 情けをだいて
    男のブラック ネプチューン!

  ♪ ブラックなんだな うめぇんだな
    ほれたんだなぁ〜

  N にがい涙を 笑顔に変える
    男のブラックネプチューン! 新発売!

  ♪ (リフレーン)



●神谷バーのことは次回につづく……。





***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ


Scenes of memories
好きな街/あのハモニカ横丁と……。



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国道246と赤坂と東北新社と……。


●赤坂近辺は仕事の主戦場だった。
 1965年前後、放送作家としてはTBS。そして広告制作のコピーライターとしては、CMディレクターの内田健太郎氏とオフィスを持ち――赤坂周辺にのべつウロウロしていた。

●あの東北新社には足しげく通った。
 東北新社(社長植村伴次郎氏時代)は、海外のテレビドラマなどの「日本語吹き替え」の先駆で、同時にTVCMや企業PR映画などでも早くから実績をあげていた。たとえば、かの有名な(?)日本のアウトローのヒーロー「国定忠次」が、ペラペラと英語を喋る(海外日本人向け?)ユニークなモノを見た記憶がある。
 当然、外国人が日本語ペラペラという「アテレコ」は、「東北新社」の得意ワザ種目だった。
 ぼくは、才人ディレクターU・M氏、N・K氏とウマがあい、TVCMやPR映画のコピーやシナリオでせっせと仕事をした。
 詳細は忘れたが、当時、売り出し中の加山雄三サンの腕時計リコー・クオーツなど、あれこれあった。製鉄会社のPR映画のシナリオとか、深夜ワイドの三波春夫の「忠臣蔵」など……いろいろあったねぇ。

●もちろんまだ、ソーリ大臣のセガレ……という方はいなかった。
 なにしろ、東北新社の裏の通りは当時「コロンビア通り」といい日本コロンビアがあり、さらに、CMデイレクター内田健太郎氏との仕事場もあった。
 それにつけても あの一帯は円通寺、道教寺、専福寺など、大好きな寺町のふんいきがあって、ぼくの趣味にもふさわしいロケーションだった。
 でも、いずれにせよ当時の東北新社には「ソーリ大臣のセガレ」はいなかった。

●別稿で書いたが――
 放送作家から、広告のコピーライターへの転身をはかる第一歩が、国道246の豊川稲荷前のビルにあった広告代理店「N」だった。
 一般公募で応募して即入社――になったが、ナマイキにも「飽き足らず」に日を置かずして退社。ホップ・ステップ・ジャンプして、当時「業界5位」と称されていた「第一企画」に入社している。(後に「旭通」と合併。アサツー ディ・ケイとなる。現:株式会社ADKホールディングス)
 「ボクって、気がヨワイ……と自称しているワリには、ズーズーしいのネ」とつぶやく春デス。
 ああ、それにしても「東北新社」……。
 「営業」と称して赤坂、青山、六本木などで、ゴソゴソ、ウソウソとウラ遊びにうつつをぬかすウソ寒いケチな男って……いつの時代もいるんだよネ。




***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ

ニコヤンの目↓
Scenes of memories
ごぶさたしてます。あの街・この道



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*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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