それにしても―― 26人という犠牲者を出した米東部コネチカット州サンディフック小学校銃乱射事件に引き続いて、またも新たな銃乱射事件が……。ライフル協会会長とやらの男の「子どもを守るためにも銃が必要だ」というアピールそのものに狂いがある。しかも、iPhoneなどのiOS向けアプリに射撃ゲームを無料提供したりしているとか。どんな理屈をつけようとやっぱりどうしようもない「狂い」がそこにある。
それにしても―― 銃容認――ズレたアメリカの現在の社会。やたらドンパチやる「現実」が、まともであるはずがない。そして「アルジェリア・日本人10人死亡確認」という悲報。銃砲暴力容認という紛争=戦争状況が続くかぎり、惨酷非常な殺りく行為が絶えるわけがない。
それにしても―― 「企業戦士」と称される人たちが、文字どおり「命がけで」働いていることにただただ驚く。その「危険」は、ダムやトンネル工事現場のそれとは異次元のものだ。人生には「勇気ある撤退」が必要だと思う。
それにしても―― 東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業員の「賃金ピンハネ」の件は、なんとも腹立たしく情けない。いわゆる除染業者242社のうちの45%にルール違反(危険手当等の未払い等)が明らかになった。
また現場の作業のズサンさも報告されている。
総額1兆円といわれる巨額はもちろん国民の税金である。
いまやうす穢い「火事場ドロボー」みたいな日本人ばかりがウロチョロしてる。
それにしても―― 日本原子力発電が原発休止で稼動ゼロにもかかわらず、今年度上半期の純利益が209億円(過去最高という)という記事があった。
つまり、東京、関西などの5電力会社が従来どおり、電気が送られていないにもかかわらず「基本料」としての760億円ほどを支払ったから――という。
「不労所得」という目をむくような巨額のカネが動いている。そのカネの行方や結末はつまびらかにされない。
いや、いますぐそのカネを福島で苦しい生活を強いられている人々に回せ!と言いたい。
それにしても―― 東京新聞1月15日付朝刊『本音のコラム/最初の戦死者は誰か/鎌田慧』をスクラップする。現在、カムバックしたアベ首相がこだわる「集団的自衛権」について鎌田慧氏は書いている。そのしめくくりの文章は――
以下、引用。
米国の戦争に参加して、最初に死ぬのはだれか。最初に殺すのはだれか。(ルポライター)』
この本は必ず読もうと思った――この新聞広告の本のタイトルを記す。
光文社新書『バカに民主主義は無理なのか?』著・長山靖生。
「週刊金曜日」見出しは、『本物のニセモノがやってきた』とあり、佐藤優、佐高信の対談で「尖閣を弄ぶな」。「凄まじい卑怯さを監視する必要がある」「官僚や道路族議員に擦り寄った『偽りの民主化』」など。東京都の新知事 猪瀬直樹氏特集である。
それにしても―― ボーイング社の大型旅客機の事故が続発している。
ボーイングといえば「17」とか「29」の数字が記憶に鮮明である。
あの太平洋戦争で、日本を無差別爆撃したのはまぎれもなく「ボーイング社製」だった。
それにしても―― いま、舞台の脚本を書くのに昭和史のデータを丹念におさらいしている。
「ドキュメント昭和史 全6巻」 平凡社
「ドキュメント五十年史 全6巻」 汐文社
「十五年戦争 軍靴の歩み」創栄出版
「50年目の日本陸軍入門」文春文庫
「別冊 1億人の昭和史/空襲・敗戦・引揚」毎日新聞社
「別冊 1億人の昭和史/学童疎開」毎日新聞社
「毎日ムック/戦後50年」毎日新聞社
「戦後60年/特集昭和と私」文藝春秋
「発掘・昭和史のはざまで」新日本出版社
「高校生の聞きがき/父・母の昭和史」新興出版社
「昭和ことば60年史」講談社
「昭和史 世相篇」小学館
「明治大正昭和/世相史」社会思想社
「昭和史こぼれ話」日本文芸社
「裏窓の昭和史」東京法経学院出版
「日録20世紀」講談社
「朝日クロニクル/20世紀」朝日新聞社
などなど。
そして、
「あの戦争上・中・下」 産経新聞社編 ホーム社
とりわけ、写真集であるコノ雑誌は、昭和17年4月18日の「東京初空襲」の惨状記録写真を掲載している。
そして「1万7500機・爆弾16万トン」は、以後、昭和20年8月15日敗戦日までの数字だというが、この惨状の記録写真をあらためてしっかりと見た――ボーイング社製「B29」は大量殺人兵器のシンボルだったのだ。
それにしても―― この季節の厳寒時――原発ゼロをアピールする永田町での「金曜デモ」は続いている。
東京新聞『こちら特報部』の原発記事を特集した『非原発/「福島から「ゼロ」へ』も、「あらためて」読みたいと思っている。
それにしても―― 北朝鮮が「高い水準の核実験」を実施すると明言した。
これは「米本土に届く長距離弾道ミサイル」で「ブースト型分裂爆弾(強化原爆)」の可能性が高いという。
今後のアメリカがどう対応してゆくのか。
「米本土に届く強化原爆」なる「狂気の兵器」が日本をターゲットに、なんてことになることも?
冗談じゃないぜ!
それにしても―― 戦時中(あの太平洋戦争時代)の海軍には「精神棒」が存在した。
木製バットのような形状の「精神バット」は新兵などの「柔弱な者」を対象に「精神鍛錬」を名目に、前屈姿勢になった者の尻を強打した――その行為は日常化していたという。
あの桜宮高校事件では、しきりと「体罰」という言葉が乱用されているが、まっとうなスポーツの訓練になぜ「体罰」なるものが存在するのかね。
軍隊での「鉄拳制裁」などの名をかりた「私刑――リンチ」は横行した。
どの軍隊組織にも「鬼軍曹」が威張りくさっていて、要領のわるい新兵ドノを泣かせたようだ。
悪しき……というより憎むべき軍国主義の残滓(ざんし――残りカス)はいまだに生きて有毒な害毒としてのさばっているゾ。
それにしても―― とうに消滅したと思っていた「企業戦士」は、実は現在も存在していた。
かつての「高度成長期」には、この言葉にあてはまる男たちが大勢いた。
銃撃戦や爆撃といった具体的な「戦争場面」はなかったが、多くの「企業戦士」が過激なビジネスの先陣争いの荒波のはざまで心身を痛め、摩耗させて潰れていったのを知っている。
あらためて言うまでもない。「戦士」とは戦時における「兵隊」のことだ。
兵隊たちが派遣される戦場では、殺戮、虐殺、拉致、捕虜、人質……そして、破壊などは日常化している。
アルジェリアにおける今回の企業の派遣された社員の皆さんは「戦場における兵士」と同様の避けられないリスクの悲運に潰えた。ご本人たちはもとより、ご家族、近親者、皆さま方の思いを想像して――涙する。
それにしても現在の「右傾化」――やたら戦争をしたがっているかのようなヤカラが跳梁しているぞ――。
人それぞれの願いと希望と