「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第93回(通算805回)

あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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浅草神谷バーの記憶。


●台東区浅草1丁目1番地。
 隅田川に架かる吾妻橋の角地にある「神谷バー」は、どっぷりなれ親しんだ。
 もともと「浅草好き」の父親のせいもあるが、ぼく自身の仕事もあって、それこそ「せっせと通う常連サン」だった。


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撮影:1990年頃





●コピーライター・広告制作時代。
 昭和40(1965)年代を中心にコピーライター・広告制作の仕事をやっていて、銀座泰明小学校そばにあった、合同酒精(株)の宣伝部に日参していた。
 「ハチブドー酒」「キャノンワイン」「ウィスキーネプチューンブラック」そして「清酒富貴」などのラジオ・テレビCMをせっせと制作した。
 その宣伝部に「修行時代の」神谷バーの後継者の神谷信彌さんがいた。

●制作した作品は保管してないが、コレはあった。
 新聞・雑誌・ラジオ・テレビなどに展開したはずだが、たまたま雑誌のコピーが見つかった。ミラクルのようなものだ。
 1971(昭和46)年の作品でイメージソングは、たしかデューク・エイセスで作った。
 作詞望田市郎、作曲八木正生、歌デューク・エイセス。
 広告のコピーとテレビCMのコンテ(コピー)が出てきた。



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 【テレビCМ 歌&ナレーション/30秒】
  N 花一輪の 情けをだいて
    男のブラック ネプチューン!

  ♪ ブラックなんだな うめぇんだな
    ほれたんだなぁ〜

  N にがい涙を 笑顔に変える
    男のブラックネプチューン! 新発売!

  ♪ (リフレーン)



●神谷バーのことは次回につづく……。





***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ


Scenes of memories
好きな街/あのハモニカ横丁と……。



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— posted by 本庄慧一郎 at 02:48 pm  

「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第92回(通算804回)

あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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国道246と赤坂と東北新社と……。


●赤坂近辺は仕事の主戦場だった。
 1965年前後、放送作家としてはTBS。そして広告制作のコピーライターとしては、CMディレクターの内田健太郎氏とオフィスを持ち――赤坂周辺にのべつウロウロしていた。

●あの東北新社には足しげく通った。
 東北新社(社長植村伴次郎氏時代)は、海外のテレビドラマなどの「日本語吹き替え」の先駆で、同時にTVCMや企業PR映画などでも早くから実績をあげていた。たとえば、かの有名な(?)日本のアウトローのヒーロー「国定忠次」が、ペラペラと英語を喋る(海外日本人向け?)ユニークなモノを見た記憶がある。
 当然、外国人が日本語ペラペラという「アテレコ」は、「東北新社」の得意ワザ種目だった。
 ぼくは、才人ディレクターU・M氏、N・K氏とウマがあい、TVCMやPR映画のコピーやシナリオでせっせと仕事をした。
 詳細は忘れたが、当時、売り出し中の加山雄三サンの腕時計リコー・クオーツなど、あれこれあった。製鉄会社のPR映画のシナリオとか、深夜ワイドの三波春夫の「忠臣蔵」など……いろいろあったねぇ。

●もちろんまだ、ソーリ大臣のセガレ……という方はいなかった。
 なにしろ、東北新社の裏の通りは当時「コロンビア通り」といい日本コロンビアがあり、さらに、CMデイレクター内田健太郎氏との仕事場もあった。
 それにつけても あの一帯は円通寺、道教寺、専福寺など、大好きな寺町のふんいきがあって、ぼくの趣味にもふさわしいロケーションだった。
 でも、いずれにせよ当時の東北新社には「ソーリ大臣のセガレ」はいなかった。

●別稿で書いたが――
 放送作家から、広告のコピーライターへの転身をはかる第一歩が、国道246の豊川稲荷前のビルにあった広告代理店「N」だった。
 一般公募で応募して即入社――になったが、ナマイキにも「飽き足らず」に日を置かずして退社。ホップ・ステップ・ジャンプして、当時「業界5位」と称されていた「第一企画」に入社している。(後に「旭通」と合併。アサツー ディ・ケイとなる。現:株式会社ADKホールディングス)
 「ボクって、気がヨワイ……と自称しているワリには、ズーズーしいのネ」とつぶやく春デス。
 ああ、それにしても「東北新社」……。
 「営業」と称して赤坂、青山、六本木などで、ゴソゴソ、ウソウソとウラ遊びにうつつをぬかすウソ寒いケチな男って……いつの時代もいるんだよネ。




***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ

ニコヤンの目↓
Scenes of memories
ごぶさたしてます。あの街・この道



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— posted by 本庄慧一郎 at 02:06 pm  

「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第91回(通算803回)

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「ARTISAN」というコトバが好きだ!


●「アルチザン」――フランス語だとか。「職人――職人的芸術家」という意味。
 もちろん、画家ゴッホのような純粋なアーチストはひたすら尊敬する。
 「物書き業60年」と自称する己は、「物書き業の職人」といえるかも――しかし、「芸術的」という呼称とは縁遠いか。

●10代の頃に住んでいた荒川区尾久(都電小台)の住居の周辺はいわゆる「三業地――料理屋・待合茶屋・芸者置屋」のある一帯だった。
 待合茶屋の子と同級生で、きれいなお姐さんたちに「坊や、おいで」と呼ばれチリ紙にくるんだ最中をもらったり、ワケもなくきつく抱きしめられたり――(と、前にも書いた)

●それも貴重な記憶だが、それよりも「和服仕立て屋」や「結髪屋」や「料理仕出し屋」などという商家にドキドキするようなシゲキをうけたのを忘れない。
 その後の人生では(時代は戦争という嵐に痛めつけられて)二度とない環境だったが、その記憶の情景は鮮明だ。
 仕立て屋には、20人ほどの男性裁縫師が広間に座って、和服を縫っていた。
 その仕事の内容も「粋な職人芸」だったはずだが、風景そのものがリンと美しく、子供ごころにも、しびれるような快い緊張感を体験した――その思いはいまもって忘れない。
 「ARTISAN」というコトバと共にずっと記憶の中に息づいている。

それにつけても 最近、職人らしい職人は、どこにいますか? ぜひ、お会いしたいなあ!


***







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イラスト:やっぱっぱだいすけ

ニコヤンの目↓
Scenes of memories
都会の冬の川は淋しい。



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価値ある劇作家/連名プレート


●演劇・映画を牽引したプロ作家集団。
 1945年――「敗戦」という無惨な状況から立ち直るパワーを担ったのは、演劇・映画等の芸能復活を牽引した当時の劇作家やシナリオライターたちだった。
 この「鬼の会/連名プレート」は、その作家たちの連名である。


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●演劇道場「むさしの演劇ゼミナール」
 ぼくの「物書き業」の師であり叔父でもある、劇作家小沢不二夫が練馬区関町の自宅に建てたのが「むさしの演劇ゼミナールスタジオ」だった。
 現役俳優・SKD(松竹歌劇団)OB、新人たちなどが集まった。
 民放ラジオ局に続いてテレビの始動――みんなハツラツとしていた時代だ。

●「鬼の会」のメンバーのバリューは超ド級だった!
 まず当時は、小説よりも舞台脚本を優先していた池波正太郎先生がいる。
 名作「鐘の鳴る丘」や「君の名は」の菊田一夫先生いる。
 日本演劇界の天皇とよばれた北條秀司先生がいる。
 そして名作「また逢う日まで」のシナリオを書いた水木洋子先生と、新作歌舞伎の脚本でも注目を集めた宇野信夫先生がいらっしゃる……。
 劇作・脚本をめざす若者には、ガタガタふるえがくるような先生方であった。

●叔父小沢不二夫は50代半ばで逝った――やはり当時の平均寿命は短命だった。
 「作家見習い生」だったぼくは、このメンバーのほとんどの先生方にじかにお会いしている!
 その緊張感や畏敬の念は、ずっとぼくの物書き人生の原動力になってきた――。

 そして、この会には参加していないが、劇作家の三好十郎先生――。

 それにつけても 一生ものの仕事を後押ししてくれる「魅力ある先輩たち」――そういう先輩や畏敬できる先生方に出会えないのは、不運といえるなあ!


 
***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ

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Scenes of memories
あの頃の浅草の「密」




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 腐りかけた魚は、目を見りゃわかる。
 煮ても焼いても、もちろん刺し身などとんでもない。
 絶対、口にするな。(猫もまたいで通る!)


●ぼくが生業としてきた業界(放送/広告/出版業界等)で、一貫して大切に扱ったのは「平易で、下品にならない日本語」だった。
 それも、文学的に精選されたコトバではなく、誰にでもすんなり理解でき、快く受けとめてもらえる親しみのあるコトバを用いることだった。
 ただしテーマは、とことんエンターテインメント(娯楽)であり、徹頭徹尾、広告主や同時にメディア(ラジオ、テレビ、新聞、雑誌等)に賛意を得ることが必須条件であった。

●広告業界には、世界、国内ふくめてさまざまな広告CM等のコンテストがあり、制作されたラジオ、テレビCM(そしてグラフィク広告等)は、広告代理店主導でエントリーされる。
 その結果の「受賞作」は、制作者たちの「実績」として記録される。


 
***



●私は、コピーライター/プランナーをベースに、CM制作者として4分の1世紀ほど、ムキになって働いた。
 結果、国内外のコンテストでの受賞は「100余」ある。
 これはあくまでも「仕事の記録」である。
 履歴書には「賞罰」の項がある。履歴書を書くことはなかったからこの「賞」について、あえて付記することもなかったが――。


 
***



●コロナ禍とは直接関係なく、基本的に「在宅仕事」である。
 ラジオ、テレビ企画制作時代は、それでも録音・撮影スタジオ、撮影ロケ地に出かけて「密」もクリアした。(数十個の弁当を用意する)

●「密」の中には、いま話題のモリさんのようなトンチンカンなお方があちこちにいた。
 【立てば「失言」、座れば「暴言」、歩きながらの「屁の理屈」】まじめな顔してトンチンカンでね。
 それにつけても こういう人って、たいてい堂々としている。(自覚症状は皆無だから!)鈍感な者ほど強い!
 その異物は、避けて(またいで)先へ行くしかないのダ!


 
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神楽坂の記憶




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*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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