「社会&芸能・つれづれ愚差」第32回(通算142回)

新しい友人たちとの新しい交流
 自主制作CD「平和を願う歌/鳥になれたらいいね」について東京新聞が紹介の記事をのせてくれた。
 その記事を読んでCDを買ってくれた人たちの何人かと、新しい交流が始まった。
 平和をテーマにした合唱団と交響楽団との池袋芸術劇場大ホール等の本格コンサートを推進する合唱団のUさん。
 海外に住む息子さんたちとクルーを組んで平和をアピールする音楽活動に協力する女性Iさん。
 そして、「コスタリカに学ぶ会」(軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和をつくる会)で活動するOさん……。
 いまのぼくは、従来(テレビ・CM業界)のほとんどの仲間たちと交流はない。
 もともと、ウワベだけのお友達ごっこのキライな人間なのだ。
 ――で、本日はOさんから送ってもらった各種資料のひとつをご紹介したい。

「原発を並べて自衛戦争はできない」
 雑誌「リプレーザ」07年・夏号(リプレーザ社発行・発売社会評論社)から、山田太郎氏の一文である。
 冒頭の部分を転記させていただく。

 まず、日本の原発は、どれくらい、どこにあるかというと、電気事業連合会のHPによれば、商業用として運転中のものが55基(2007年5月11日現在)である。その内訳は、日本海側に30基、太平洋側に20基、瀬戸内海沿岸に3基、東シナ海側に2基である。1995年にナトリウム漏れ事故を起こした「もんじゅ」発電所は、商業用ではないので、含まれていないが、日本海側にある。

原子力発電所の事故を他人事と思っている人々
 新潟県中越沖地震での柏崎刈羽原子力発電所の施設の脆弱さが露呈された〔事故〕は記憶に新しい。
 しかし、この重大な事故に対して多くの人々は無関心である。
 そして、浜岡原発運転差し止めを訴える市民団体を、却下した静岡地裁と、そして同所で8年間働いていて白血病で死亡した嶋橋伸之さん遺族の無念の思いを紹介した記事を読んだ。
 あらためて山田太郎氏の「原発を並べて自衛戦争はできない」を再読した。
 現在の日本は〔原発施設の巣〕だということを再確認する。
 さらに、現今しきりに言われる〔自衛のための軍備論〕の大ムジュンとその危険を認識する。
 地震のような自然発生的なケースでも、周知のテイタラクだ。
 原発を狙い撃ちで攻撃されたらどうなるか――想像力欠落人種たちよ、答えなさい。

公金・税金、そして電力のムダ消費を叩き出せ
 防衛庁がらみの癒着・収賄・汚職は言語道断だが、とにかくインチキとウソばっかりの腐乱社会に誰がした?
 もし電力が足らないというならば、まずは盛り場のケバケバしいネオンなどの〔虚飾〕の深夜消灯をしたらいい。
 いや、なんとなれば〔公共電波〕の名のもとにひたすら愚かな番組やCMをたれ流すテレビを規制したらいい。
 もうひとつ、冬期に休眠する樹木に巻きつけた自然いじめのイルミネーションも禁止しろ。
 つましくまっとうに生活する心ある人々は「もったいない」を口にして、それなりに自制自粛に努めているが、あいかわらず醜く〔図にのったヤカラ〕が跳りょうしている。それが許せない。
 嘘八百でおのれをがんじがらめにして前科をまとい、刑務所を経由して〔人生の穴ぼこ〕に転落してゆく者たち――。
 山田太郎氏の文章から、さらに引用したい。

 これ以上、くどくど説明は不要であろう。原発を国内に抱えているわが国の状況では、どんなもっともな理由があろうとも、国家であれ、武装集団であれ、どんな相手からも、わが国に対する武力攻撃を受けるような事態をつくってはならないのである。
 (略)
 最後に、次のことをおぼえていてくださり、できれば、あなた自身の言葉で、身近な人々に伝えてくださることを期待したい。

A.原発に対する武力攻撃には、軍事力などでは護れないこと。したがって、日本の海岸に並んだ原発は、仮想敵(国)が引き金を握った核兵器であること。
B.一たび原発が武力攻撃を受けたら、日本の土地は永久に人が住めない土地になり、再び人が住めるように戻る可能性が無いこと。



 それにしても、政治家・官僚・企業責任者、あるいは……ホントに次から次へ嘘をつくヤカラの面を見せつけられるなあ。
 あの顔もこの顔も〔生きている屍〕にしか見えないがね。

— posted by 本庄慧一郎 at 01:26 pm  

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*** お知らせ ***
自主CDを制作
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平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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