「社会&芸能・つれづれ愚差」第316回(通算428回)

肌寒というよりウソ寒い5月のメモランダム

 ずっと昔から、年末のクリスマスとやらから正月にかけての浮かれハシャギ風景が大きらいだった。
 高速道路の渋滞や空港ロビーの旅行者たちなどのニュース映像をチラと見せられただけで、ウンザリする。

 そしてゴールデンウィークとやらのワルハシャギもイヤだね。
 それでなくても、ヒマを作っては出かける「1万歩ウォーク」は努めて「ゾロゾロ」「ワサワサ」を絶対に避けるネ。

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 4月28日は突如、「大いなる川」を見たくなって、都営新宿線の東大島で下車して歩いた。
 まず、この東大島の駅ホームが旧中川をまたいでいる!
 そして、船堀方面にはすぐ荒川、そして並行して流れる中川がある。

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 東大島駅の周辺は大きく様変わりしていた。
 かつては、のどかな田園風景だったが、現在は大団地とマンション群で、すっきり整然としているが、フンイキは無表情でまるで魅力にとぼしいなあ。

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 この荒川と中川を船堀橋で渡る。
 「河口まで3キロメートル」という立て札がある。
 東大島駅の次の駅は船堀だが、この橋はとにかくスケールがある。

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 その日、風が強かった。
 橋の上を徒歩で渡る者など皆無だった。
 ただし、大型トラックなどがビュンビュン往来する。

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 橋のランカンに沿った歩道を足を踏みしめて歩く。
 それでも、強風にぶっとばされそうになる。
 幅広い荒川の水面は、まるで海のようにも見える。

 荒川を渡る船堀橋を強風を突いて歩きながら、ビョービョーと唸りをあげる「風」を意識した。
 そして、「飄飄」という字を思い出そうとしたが、結局は思い果たせず、家に戻って電子辞書で引いた。

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 それにしても――
 イシハラとかハシモトというツムジ(曲がり)風は不快そのものだが、このところアベとアソー、さらにイノセといった「強風」が……いや「狂風」がのさばる。
 日本の、そして東京の良識ある選挙民たちは声を大にしてこの「狂風」を拒否する意思表示をしなければならない!

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 ワルノリ、ワルハシャギといえばテレビのバカタレントはともかく(論外)としてユニクロのヤナイさんとかいうヒトもねぇ。
 新卒新入社員がバタバタやめるというデータもスゴイけどねぇ。
 「将来は年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく」と公言しているけどネ。フーン!へぇ!
 あの男もワルハャギが過ぎるんじゃない?

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 このところ、文芸評論家斉藤美奈子氏のメッセージに大いに共感している。
 東京新聞紙上の文芸評論は精読していたが遅ればせながらいま、氏の著書のあれこれを求めて読むつもりだ。
 5月1日付東京新聞の『本音のコラム』の「けんか好きは誰?」でイノセ・アソー・アベについて書いておられるが、シメのフレーズは『あの首相にしてこの都知事』。ぜひ、皆さんご一読を。

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 まったく――
 北朝鮮の「暴走」をあげつらう者もまた、短慮と軽挙妄動の言辞を弄して暴走しようとしているぞ。

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 気候も気候だが、2013年5月は――何ともウソ寒いゼ!


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ケイちゃんの目 ↓

強風ビョービョーの1万歩ウォーク
都営新宿線東大島・旧中川・荒川・中川


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— posted by 本庄慧一郎 at 01:55 pm  

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