●それにしても――
社会の「庶民の暮らし」のさなかで起きる殺人事件などの凶悪犯罪が多い。
いまや、それもこれも……当たり前のようになってしまって、誰もことさらに驚くこともない。
●それにしても――
この民主主義の日本の政治の動向が何ともいかがわしく、やたらきな臭い。
心ある人たちが、いま声をあげなければ――!
●それにしても――
「水分不足で熱中症になる」以前に、「理不尽」と「ムジュン」と「不可能」ばかりの現在の政治や社会の在りように、気持がささくれ立ち、枯渇してくる。
●なにはともあれ――
周辺事情に負けない自分のコンディションをつくる。
俳句や短歌の……詩集などの本の頁をくる。
●たとえば――
茨木のり子詩集をゆったりと心鎮めて読む。
***
『自分の感受性くらい』茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
(略)
初心消えかかるのを
暮らしのせいにするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
(略)
初心消えかかるのを
暮らしのせいにするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
(『かがやく日本語の悪態』著/川崎洋 平成15年 新潮社刊」pp159-160より一部抜粋)
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(『真実の「わだつみ」 学徒兵 木村久夫の二通の遺書』編・著/加古陽治 2014年 東京新聞出版局刊)
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●茨木のり子さんも書いている――
「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」
●8月20日(火)は――
埼玉県本庄市の市民の皆さんに協力して、『郷土の賢人・盲目の塙保己一キャンペーン』の定例会で出ました。
●PM6:00〜は――
本庄児玉(正しく塙保己一の故郷)の商工会の皆さんに『ゴッホ・啄木、そして塙保己一/おのれの可能性に挑んだ男たち』をテーマに講演する。その後、皆さんとの懇談会・親睦会があり、一泊しました。
●誰でもトシを取る――
放っとけば、脳もすぐ怠ける。
だから、せっせと脳は鍛える。
脳に、「いい汗」をかくことを強いる。その努力を怠らない。
ケイちゃんの目 ↓
武蔵野の涼風を求めて