「社会&芸能・つれづれ愚差」第465回(通算577回)


辛い記憶に追いうちをかけるように災害はやってくる。

●それにしても――
 『天災は忘れた頃にやってくる』というコトバは物理学者寺田虎彦(1878〜1935)の残したものだ。
 しかし、近年の自然災害は、その「痛恨の記憶」が消えやらぬうちに襲ってくる。

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(東京新聞2016年4月15日朝刊より)



●それにしても――
 正直のところ、昨日の晩ご飯のメニューはとっさに思い出せないが、この最近の大地震の記憶は、なんとかたぐり寄せることができる。
 地震ではなかったが、あの「関東・東北豪雨」(2015年9月鬼怒川決壊・氾濫)の惨事も忘れない。

●それにしても――
 世界各地の大地震、大洪水、竜巻……など、大規模な自然災害は続発している。
 その原因は、人間たちが地球や自然環境を狂わせている――が定説になっている。

●それにしても――
 細長いわが日本列島は、まぎれもなく「活断層の巣」といわれてきた。
 その日本列島の各地に原発施設を建設してきた。
 それらの施設はすでに老朽化して、「手に負えない負の資産」になっている。
 しかも、現政府は「良識ある世論」を無視して再稼動に必死である。「日本列島は活断層の巣である」という、動かし難い「危険な大前提」を無視しての暴走である。

●それにしても――
 「新たな大地震発生」についてすでに専門家の警告は発せられている。
 「不可抗力」という言葉がある。広辞苑には『天災地変のような人力ではどうすることもできないこと』とある。
 「活断層の巣と原発施設」という重大問題を無視する現政府の鈍感・無責任ぶりは絶対に看過できない。

●それにしても――
 さらに現政府の「軍備推進行動」は黙過できない。
 シリア内戦に関わる自爆テロなどに端を発する戦火の異臭は、じわりと世界に拡大している。
 しかも、彼らは「日本を敵国視」していると、堂々とメッセージしている。

●それにしても――
 人間が自然災害に対して万全の防備をするということは不可能といわれるが、「戦争」という「破壊と殺戮の暴挙」は、健全な良識と判断と行動で阻止できる。
 その価値あるコンセプトと逆行して、「戦争という残酷な災禍のルツボ」に日本を誘導しようとするヤカラたちを許すことは出来ない。

●それにしても――
 「核弾頭ミサイル」を駆使する「新しい戦争」の勝利は、「生物の存在を拒否する死の地球」しか遺さない。
 その前に、「活断層の巣の上の老朽原発施設と共に息絶える?」――まさか! 冗談じゃねぇ。ねぇ、良識ある皆さん!

●それにしても――
 被災した熊本の皆さんの辛苦の思いの万分の一でも……と衿を正している。(何も出来なくてゴメンナサイ!)



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ケイちゃんの目 ↓

河川工事で消えた石神井川岸の花たち

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— posted by 本庄慧一郎 at 03:20 pm  

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