現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
シンガー りりィさん逝去
2016年11月11日。個性的なボーカルでアピールしたりりィさんがガンで亡くなられた。
小生が本名の望田市郎名でTVCM制作にムキになって取り組んでいたのが1965年頃から15年ほどか。
自慢げに言うつもりはないが、TVCM関係では、国の内外の賞を150賞(ラジオCM/CMソング作詞・制作/TVCM企画・コピー・制作等)ほどの受賞作品がある。
1965年頃、トヨタ自動車のCMをあれこれ作った。
当時、若くてカッコよかった千葉真一さんをキャラクターとした「トヨタカリーナ」という車種では、イメージソングを何曲か制作した。
そのうちの一曲をりりィさんに唄ってもらった。
(作詞:望田市郎 作曲・編曲:八木正生 歌:鹿内タカシ)
(作詞:望田市郎 作曲:ボブ佐久間 歌:八代賢典)
(作詞:望田市郎 作曲:八木正生 歌:りりィ)
CMバージョンとりりィさんのライブバージョンではアレンジが異なった。
実際、新宿のライブハウスでりりィさんの歌を聴いたが、とにかくよかった。ブラボーだった!
その後、長いことごぶさたしていたが、彼女が女優として活躍しはじめてから、1回デートして親しく話しこんだ――。
享年64歳だった。まだこれから――という魅力があった。
作曲の八木正生さんはジャズピアニストで作曲の才能があった。
彼とは、ずいぶんタックルを組んだ。彼もすでに逝った。
高倉健さんの主演映画の音楽はほとんど八木正生さんだったと思う。
皆さん、さっさと逝かれて――でも、こちとらはまだやるぞ……ですけど。
りりィさんのご冥福を心から祈って――「私は泣いています」。
時はゆっくりとながれる
またかすかにみじろぎをする
グレンチェックの毛糸のキャップが似合う娘(こ)の微笑
歩道に舞うわくちばのさざめき
時はゆっくりとながれる
またかすかにみじろぎをする
ブルーのジャケットの娘の指の真紅のリング
街のざわめきも遠い昼さがりのティールーム
時はゆっくりとながれる
またかすかにみじろぎをする
白いコートの娘の人待ち顔の愁い顔
モカの香りとサティの曲がつくるひととき
―― 五七五のめもらんだむ ――
◇ 卑しいなあブラウン管のグルメ顔
◇ 生きぬこう腰と舌にももう一枚(二枚舌!)
◇ 愛猫のネコ草の緑も捨てがたく
◇ 「不退転」エセ政治家のしたり顔
◇ 言い替えも「駆けつけ警護」といい加減
◇ 重要資料「黒塗りノリベン」いい加減
◇ アングリー(怒り)ハングリー(飢餓)ドングリー(阿呆の背くらべ)