あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露
破廉恥――はれんち――ハレンチ
●そういえば――
辞職した橋本健神戸市議会議員とやらの顛末は、ただひたすら破廉恥の極みで。そのツラの何ともうつろで情けないこと。
政務活動費という名目の公費にたかるゴキブリ野郎は、もう枚挙にいとまがないほどに続出しているがね。
だいたい、この政務活動費にたかるゴキブリ野郎は、あの神戸市議だけではないだろう。東京都の議員たちも限りなくいかがわしい。
わが東京都の議員もしっかりと洗い直してみろ。ぞろぞろといるはずだ。
(朝日新聞2017年8月30日夕刊より)
(朝日新聞2017年8月30日夕刊より)
(東京新聞2017年8月30日夕刊より)
(朝日新聞2017年8月31日朝刊より)
(朝日新聞2017年8月31日朝刊より)
●そういえば――
かつて、TVCM制作会社を手がけたことがある。
業績は順調だった――だがある時、取引先の大手広告代理店の支払いルールが変わった。
たとえば――納品して請求書提出・翌々月末に現金払いが、翌々月末先付け(3ヶ月)手形にルール変更になった。
結果、資金繰りに行き詰まり――という結果になった。
何のことはない「純益」というモノはすべて、「手型割引料」として「銀行に上納」している結果になったのだ。
●そういえば――
小生の主業は、企画・コピー・CMSONG作詞などでどうということはなかったが、しかし、チーフプロデューサーとしての、責任者としての任務を全うすることは大変だった。
つまり、出納経理の総責任を担うということ――税務署の監査が入った時など、すべての伝票に責任をもつということであって、その「説明責任」を完全に全うしなければならない。
つまり、自分以外の多数の物件――たとえば、数名の制作プロデューサー扱いの海外ロケ分の意味不明の領収書などの具体的説明を求められる。
担当プロデューサーを呼んで説明させるが、だいたいこれがいいかげんである。
それでも何とかクリアするよう「最終責任者」として悪戦苦闘する。
●そういえば――
国内の――たとえば「営業接待費」と称する万単位の出金伝票にはキツイ税務署チェックが入る。
それは、たとえば「角丸興行(株)」発行の領収書なのだが、担当者の「スポンサー接待」の但し書きをとりあえず認めざるを得ないのだが、それがしばしば「いかがわしい勝手なひとり遊び」であることが多い。
つまり、その領収書の「角丸興行(株)」にシレーッと電話を入れる。
「遊びたいんだけど」となじみ客らしい口調で言うのである。
「ハイ。毎度ありがとうございます。それで……サドですか? マゾですか?」なんていう返事を引っぱり出す。
こんなチェックをのべつやってる仕事なんて――イヤになる。
つまり、あのギョーカイ(現在はどうか知らねぇが)、いいかげんなヤツがうようよしていて、「カネに関わるルール違反」は当然のようにあった。
その後、独り作業の「物書き業」に転進して……救われたけど。
●それにしても――
現金を扱うビジネスというのは厳正管理が難しい。
いまやたら、頻発している中央・地方議員たちのあれこれ(淫行行動など)で、とんでもないふしだら議員が続出している。
あの神戸市議の仲間たちもゾロゾロ退職した。そう、富山市議会の件もひどかったねぇ。
成り上がり。思い上がり。責任不感症。人間失格者たち。
●それにしても――
卑しい。浅ましい。下卑ている……とにかく破廉恥だ! あいつらは。
「公金」を食い荒らしたあげくに見えすいたウソをつきまくって親や家族にも恥をかかせて……情けないねぇ、まったく。
問題なのは、そんなインチキ野郎を選んだ者がいることだろ。おい!
ケイちゃんの目 ↓
Scenes of memories
晩夏の墓めぐりの記憶
晩夏の墓めぐりの記憶
劇作家/三好十郎氏の墓
作家/林芙美子氏の墓
作家/向田邦子氏の墓