「社会&芸能・つれづれ愚差」第48回(通算158回)

「反省の日」という日のこと
 ちょっと以前、〔反省ザル〕という猿が人気を集めた。
 台(テーブル)に手をついて、じっとうなだれる猿の姿がいじましく可愛いかった。
 猿廻しのおニイさんのアイディアと特訓のタマモノだった。
 このHPの文章を書いている08年2月22日(金)は、なんと(!)全国米軍こぞっての〔反省の日〕だと新聞(朝日『天声人語』)にあった。
 フーン! へえ! である。「反省の日」なんていう日が、特別にあるのがまずヘンだし、おかしいんじゃない?
 凡俗たる者(自分のこと)にとって反省というココロの営みは、空気や水やメシのような必需アイテムであった……。
 つまり、1年365日、もっといえば毎日ずうっと反省とはネンゴロにつきあってきた思いがアル。
 いや、本庄慧一郎流に言うならば、なんとか、あとでどっとヒヤ汗をかくようなことや、ひたすらオロオロとして悔い悩むようなコトをしまいと、それこそウジウジと思い患ったものでアル。
 要するに、タマに「反省の日」なんぞという特定日を設けて、それらしくすることで問題は解決しないというコトだ。
 それこそ、「反省の日」なんて、〔偽装〕〔まやかし〕のサル芝居の日にほかならないネ。

「ちょうどいい」という生き方
 東京新聞サンの依頼で、この2月6日から土・日と特別日をのぞく15回「わが街わが友」を連載してもらっている。
 本日2月20日(金)で10回目である。
 連載紙をあらためて読むと、ほんとに言うか、まったくと言うか、さまざまな人に出会ってきた。文中にも書いたのだが、かく申すワタシには「姓をよび捨てにしたり、チャン付けでよぶような親しい友人はあまりいあない」のデス。
 いっとき、テレビやCFの仕事をしていた時は100枚の名刺が1ヶ月でなくなった。現在でもパーティなどでは20枚〜30枚の名刺が消える。
 マスコミの仕事を整理して〔物書き業〕に絞った時、大型の名刺入れの箱10個分ほどの名刺を廃棄させてもらった。
 ずんぶんイロイロな人と出会って、サヨナラをしたなあ。
 ずっとJust meetというコトバを忘れずにやってきた。
 最近の日本語で「いいかげん」といえば、現在の政治・社会を象徴するキイワードになるが、ほんらいは「良い加減」で「ちょうどいい」である。
 Just meet――野球でいえばホームラン。お風呂で言えば♪いい湯だなアハハン〜でしょうね。
 実人生では、「急がず、慌てず、無理をせず」なんてコトかな。

それにしても08年2月という月は……
 有毒ギョーザとイージス艦の衝突事故と道路財源問題と、天下り族にからむ公金濫費と横領などなどと、それに基地問題とアメリカ兵たちの……日本の現状はガタガタです。
 このHPでもエラソーに書いてきましたけど、あなたは、その諸悪の根源はどこにあると思いますか?
 「改革」「改革」と連呼されていながら、まじめに働き、着実に暮らそうと努める多くの人たちをとことんないがしろにして来た政治を、あなたはどう思いますか?



「もっとも嫌らしいウソは、もっとも真実に近いウソだ」
――――アンドレ・ジィド




「反省の日」なんてことをヌケヌケ口にする者は、反省などすることはない」
――――毎日反省している本庄慧一郎




「人の痛みや苦しみ、哀しみといったことをまったく理解も想像も出来ない者たちが政治を牛耳っている」
――――日本がどんどん劣化するのでオロオロしている本庄慧一郎




「テレビというメディアを利用して出て来た者は、丸ごと信用しない」
――――テレビOBの本庄慧一郎




「この国はずる賢いゼーキン泥棒役人の天国だ」
――――心ある役人たちよ声をあげよと望む本庄慧一郎


— posted by 本庄慧一郎 at 11:33 am  

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平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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