「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第96回(通算808回)

あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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俳優田中邦衛/2021年3月24日死去、88歳


●芸能ラジオ・テレビ業界で、ざっと60年、生活してきた。
 物書き業の師匠は、劇作家で放送の仕事も大量にこなしていたから、私も演劇をどっぷり学んだ。
 俳優田中邦衛さんが逝った。同年同時代の同じフィールドを生きた人だった。
 しかし――その訃報を伝える新聞記事には、出身母胎の俳優座養成所で千田是也氏に師事したことにふれる記事はほとんどなかった。


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(東京新聞2021年4月8日朝刊より)


●わが師劇作家三好十郎氏と千田是也氏。
 「日本の三大新劇団」といえば劇団民藝、劇団俳優座、文学座とか。
 三好十郎氏は「ゴッホ小伝/炎の人」を民藝の滝沢修に書いている。
 演出家の俳優座千田是也氏とは、相対する位置にいた――。
 それはそれとして、戦後テレビメディアに大量の「タレント」を送り込んだのは俳優座であった。六本木のあの劇場もその利益で出来たといえる。
 つねに「金欠病」にとりつかれていた演劇集団に、テレビ業界が「役立った」ことは間違いない。

●演劇サヨナラ・映画テレビで一生を全うした。
 結局、田中邦衛は、出身母体の演劇ではなく、映画、テレビ業界で「活躍した」。
 あらためて、田中邦衛さんのご冥福をお祈りいたします。


(俳諷一行メモ)

    「春寒や 山吹の黄 三月尽」 一露




***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ

ニコヤンの目↓
Scenes of memories
あの日の染め物と洗い張り屋さん



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— posted by 本庄慧一郎 at 03:33 pm  

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