「社会&芸能・つれづれ愚差」第480回(通算592回)


大橋巨泉さんのこと。

●2016年7月12日。大橋巨泉さんが亡くなられた。
 永六輔さんに続いての「同期の桜」ともいうべき人の逝去である。
 永さんともども、民放ラジオ、テレビで活躍された。

●彼は、民放テレビの番組司会者として人気を博した――。
 新聞の訃報欄記事は書いていた。
 その前段階ともいうべき時期から、この本庄はすでに永六輔や大橋巨泉、さらに前田武彦という諸氏と毎週、同じスポンサーの別の番組でいつも同じ場所にいた。

●彼らが「出演していた」のはラジオ日本(当時ラジオ関東)というラジオ局の『昨日のつづき』という、フリートークのオビ番組だった。
 紅一点として富田恵子さん(草笛光子さんの妹)が才気煥発ブリを発揮していた。

●1959(昭和34)年スタートの番組で、前々回(第478回通算590回 Link )当ブログでも触れた日本放送作家協会の創立総会があった年である。

●この『昨日のつづき』と本庄が担当した『おはよう参ちゃんですよ』(TV映画『名犬リンチンチン』で主役の坊やの声を女優で声優の北里深雪さんが演じた、オビのコント番組)で、TBSの朝の放送だった。
 この二つの番組のスポンサーが、参天製薬で、その担当部長の石田さんは、インテリで、寛容で、文句なしのお人柄だった。さらに両番組のディレクターはS氏で――気持ちのいい仕事だった。

●したがって『昨日のつづき』の録音現場をちょくちょくのぞいた――構成台本なしのアドリブというのは、メンバーの特質によるので、当時としてはユニークだった。永六輔、前田武彦、そして大橋巨泉の三人は、やがてラジオ、テレビの「出演者」として、表舞台へ出ていった。
 それぞれが、テレビタレントとして有名になった――。

***

●民放ラジオ・テレビ時代の先駆けとなったこのお三方が逝った。
 出発点はさして変わらなかったが、小生は彼らとは異なるコースを辿った。

●もちろん、生まれも育ちも、その後の「仕事場――マスコミ業界」も、彼らとは「微妙に異なるフィールド」 を歩んできた。
 巨泉氏が『11PM』などで喧伝したゴルフ、マージャン、競馬などなどとは本庄はほとんど関わらなかったのも――正直「業界の人」と「本番の仕事以外」でヤリトリするのがイヤだったからだ。

●もちろん、テレビ、マスコミに関わる仕事(とりわけTVCM制作など)では、大手広告代理店スタッフやクライアント担当スタッフなどとの小めんどうで手間ヒマのかかる作業は、実に要領よくノーリツ的にこなしたが。

●それと――近頃もしきりに感じるのだが、ラジオ、テレビなどのマスメディアの表舞台には、なにやら「人間の心身の目に見えぬ部分をやがて損ねるモノ」があるのではと危惧してきたのだ。
 「テレビマスコミ業界」という名の「磁場」には、つまるところ人間の心身に好ましからざる影響を及ぼす何かがあるのでは――と、密かに懸念しているのダ。

●前回のブログ更新日(原則週1回更新というルール)は本庄のバースデーだった。
 毎年おとずれるこの日を、今回から――

蘇生再生の日

 として有意義に迎えたいと思っている。


 人間とは、自分の運命を支配する自由な者のことである。
――マルクス(ドイツの経済学者/1818〜1883年)


●それにしても――
 「季候のいい時期の太陽を追い求めるようにカナダ、オーストラリア、ニュージランド、日本を1年で迎える「ひまわり生活」を続け、趣味を楽しんだ」(朝日新聞2016年7月20日)という大橋巨泉さん――本庄としては「へえ!」と目を丸くして居すくむばかりですねぇ。
 当方、ギャンブルなど一切不得手。社交性ゼロですけど、アチラへ行ったら……よろしくご指導のほどを、巨泉さん。

 改めて、皆様のご冥福をお祈りいたします。




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ケイちゃんの目 ↓

わが家の庭の、平和共存生物。

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先代カエル


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当代カエル


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— posted by 本庄慧一郎 at 02:27 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第479回(通算591回)

サル歳――6回目の蘇生日!(ナンチャッテ)

●1932年7月22日生まれ。本名望田市郎。

 人生は
 いくたびかの死と
 いくたびかの復活との
 ひと続きである。
――ロマン・ローラン(1886〜1944年/フランスの作家)

●とにもかくにも――
 ふと気づけば「長寿」の仲間入りをすることになるようだ。
 しかし「生き恥をさらす」とか、のべつ「世話をやかせる」とか、やたら「ヒンシュクを買い、毛嫌いされる」とか……では、その意味がない。

●とにもかくにも――
 1945(昭和20)年の春――東京では、とくに3月10日のB29というアメリカの爆撃機300機の猛爆撃が20万発の焼夷弾を投下、手のつけられない惨状に、庶民は慄然とした。
 その後の4月13日は、北区滝野川も爆撃され、自宅は消滅した。

●とにもかくにも――
 文字どおりの「着の身着のまま」で、板橋(当時は郊外)までオタオタと父と幼い弟の3人で逃げ、印刷工場(大日本印刷――当時)まで渦巻く炎の下をかいくぐって……「九死に一生」を得た。

●とにもかくにも――
 「爆死か焼死」の危機をなんとかくぐり抜けた。
 そして、あらたに「餓死」という危機に晒されて8月15日の敗戦を迎える。

●それにしても――
 以後「平穏な生活」とはほど遠い歳月が続いて――。

●それにしても――
 予科練(海軍飛行予科練習生)とか、少年飛行兵とか、特攻隊とかの用語しか知らない少年は、1945年8月15日の敗戦によって急転直下、解放されたのだ。

●それにしても――
 それから72年。
 母方の兄弟(叔父たち)が、B級と称される大都映画に4人(監督、シナリオ、撮影、助監督)などに関わっていたことは幼少期から多大な影響を受けて――戦後いちはやく演劇・劇作をめざすようになった。

●それにしても――
 放送作家、コピーライター(広告、TVCM、制作)そして転進して文庫書き下ろし時代小説(約50冊)を書く。
 それに先がけてナマイキにも評論的なもの、自己啓発書も書いた。


 『広告・ほんね・うらおもて』(著望田市郎/TBSブリタニカ/1982年6月刊)

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 『想像力と創造力で差をつけろ』(著本庄慧一郎/ぱる出版/1994年2月刊)

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 『顔のない人間になるな』(著本庄慧一郎/総合法令/1994年3月刊)

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 『伸びる男のキーワード101』(著望田市郎/総合法令/1994年10月刊)

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●それにしても――
 これらの「エラソーに書いた本」は、1994(平成6)年に集中している。
 いまから20年余り前――キリキリと尖っていた時代だ。
 だが、自分で書いたホンの主旨やメッセージをないがしろには出来ない。

●それにしても――
 「爆死か餓死か」の死線を生き延びた者は「成り上がり」「成り下がり」を嫌悪する。
 己の人生を、きっちり律して生きたいと念じている。

●それにしても――
 「平和だからこそ」の真の価値をしっかり理解している者が少なくなった。
 「平和」であることを放棄する者。その価値を理解しようとしない者たちを――憎む。

●それにしても――
 ふやけて歪んだ現在の「飽食の時代」と同時に、「貧困と格差」というムジュンが共存する社会状況と、その異状を看過して恥じることのない政治屋たちを小生はとことん嫌悪している。

●本庄慧一郎のスローガン――
  顔にいい微笑を。
  そして――
  心で吠えろ!


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ケイちゃんの目 ↓

脱稿済み舞台脚本リスト
(2016年7月22日現在)

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目下、執筆中……

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— posted by 本庄慧一郎 at 03:26 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第478回(通算590回)


永六輔さんのこと。

●2016年7月7日。永六輔さんが亡くなられた。
 享年83歳。心からのご冥福を祈ります。

●なにしろ、永六輔さんとの「対面」は、昭和39年(1959)9月。
 現在は、その後、日本脚本家連盟と名称を変えたが、その母体になった「日本放送作家協会」が創立された日の会場だった。
 つまり、本年2016年には「創立50周年」(放送作家協会からでは57年)を迎えたわけだ。

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 もうひとつ、「つまり」といえば、永六輔さんとはその時からの「知己」であり、「同業者」であった――ということになる。

●その放送作家協会は、劇作家の大先輩の久保田万太郎先生以下、北条秀司、菊田一夫、宇野信夫(そして、本庄の師匠であった叔父の小沢不二夫)など、ベテランの先輩作家がズラリと顔を揃えていた。
 その創立総会に20代だった本庄も出席していた。
 が、その日その会のデータでは、「理事」としてすでに永六輔の名がある。
 さらに「評議員」として前田武彦の名もある。

●当時すでに、永六輔、前田武彦氏らは、ラジオ放送作家として現場の仕事をしていたのだ。
 とりわけ、永六輔氏は、すでにNHKラジオで活躍しはじめている。
 三木鶏郎の「トリローグループ」(ラジオのコント作家、出演タレントグループ)に関わっていたという。永六輔氏は高校生で、「投稿者」という立場で活躍。その才能を認められていた。

●本庄としては、劇作家小沢不二夫、同じく三好十郎という先生に師事し、演劇修業に努めていて、高校在学中から「コント投稿」という積極行動に出ることは叶わなかったのだ。

●そういえば、1960年代の民間放送は、まず民放ラジオの時代から始まり、やがてTVへと移行した。
 その時代を制作スタッフとして、また、その周辺の芸能フィールドで活躍したのは、永六輔、大橋巨泉、前田武彦、青島幸男、さらに阿久悠、野坂昭如、なかにし礼、五木寛之氏ら(順不同)である。
 小生(本庄慧一郎)としては、このグループ(数年の年齢差はあるが)の一人として、とにかく一生けんめいに走っていた。

●そういえば、今回の永六輔氏の訃報であらためて思ったのだが、すでに鬼籍に入られた人は多い。
 前田武彦、青島幸男、阿久悠、野坂昭如、そして永六輔の皆さん。
 共に民放ラジオ・テレビの現場でご一緒した人たちだった。

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数ある永六輔著作本の一部

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2016年2月4日放送『徹子の部屋』テレビ画面


 大橋巨泉、なかにし礼氏は、現在ガンとの闘病に努めているという。

●かく申す本庄も、いくつかのややっこしい病名の疾病に襲われたが、幸いに現在はシャッキリとして創作のデスクに座って仕事をしている。

●ラジオ・テレビ、そしてTVCM、時代小説などの仕事を経て……あらためていま、「初志」であった舞台脚本に腰をすえて挑戦している。
 現在のスローガンは次のフレーズである。

 「顔にいい微笑を。そして、心で吠えろ!」




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ケイちゃんの目 ↓

7月の仕事場

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— posted by 本庄慧一郎 at 12:18 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第477回(通算589回)


飽食時代の呆食(ほうしょく)人種よ!

●そういえば――
 去る4月に来日したウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領の「清貧」というべきライフスタイルについてのレポートに心うたれた。
 折りしも、マスゾエという公職にある人物の「公私混同」に端を発した「都知事失脚」問題と比較して考え、この二人の人物の差異にただひたすらゲンナリし、腹をたてた。

●そういえば――
 「分相応」とか「身のほどを知る」とか、ちょっと古めいて聞こえる「質素倹約」とかの、「おのれを知る」という人間の基本コンセプトを誰もが投げ捨て、無視しているようだ。
 いや、そのルールやマナーをきちんとわきまえ心得ている人たちはまちがいなく存在するのだろうが、チラチラとワサワサと目につくのは、不快な人種ばかりなのだ。

●そういえば――
 テレビというマスメディアに跳りょうするのは、テレビカメラの前で無作法に羞恥心をかなぐり捨て、大口をあけて「モノ食う人たち」の横行である。
 「テレビ視聴率」の1パーセントは(さまざまな前提条件はこの際おくとして)「約100万人」といわれている。
 現行のテレビ番組では、とにかく「モノ食う人のオンパレード」だ。
 「街の人気食堂ランチレポ」から、「温泉とご当地グルメ旅」まで。また、「乗り継ぎ路線バスとローカルグルメ」などなど、やたら「モノ食う人」を素材にしたイージーな内容だ。

●そういえば――
 しかもその「モノ食う人」というのが、なんとも浅はかで無作法で、時には基本マナーさえ欠落(箸をあたりまえに使えないとか)させた未熟者だったりしてね。

●それにしても――
 学校給食では、その「残飯」といわれる廃棄物が大量に出て、問題視されているとか。
 また、「賞味期限」に関わるさまざまなルールによる、さらにまた各種の飲食店ごとの廃棄物も……大量に出ているらしい。

●それにしても――
 一方では、その社会の裏で「欠食児童」といわれる子どもたちも続出しているという問題。
 心ある人々のボランティアでの「子ども食堂」が作られているというが。

●それにしても――
 現在のテレビがエンターテインメント番組として扱う「食べ物」や、それを大口あけてパクつく連中のマナー違反と、その下品さにハラを立てている。

●そういえば――
 「平和」だからこその飽食。
 その飽食に悪馴れしての堕落と下品が嘆かわしい。
 『もの食う人びと』(著辺見庸 1997年 角川文庫刊)は読まれましたか?

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これは飢餓に苦しむ世界の人々のドキュメンタリー本だ!


●そういえば――
 この『もの食う人びと』の内容だが、「バングラデシュの残飯/フィリピンの残留日本兵が食べた人肉/ソマリアの麻薬性植物チャット/ウガンダのイエズ村で食べるキャッサバ/チェルノブイリの放射能まみれのキノコ……」などなどである。

●そういえば――
 イスラム教徒の断食行「ラマダン」のテーマは、「飢えに苦しむ人々を想う」という。
 そのセレモニーと、銃乱射というテロ行為が――というムジュンにただ戸惑うばかりだ。

●それにてしても――
 小生の父方の祖母には、「家の外で大口をあけてモノを食べるな」ときつく仕込まれた。ましてや、「食べるものを他人に見せびらかすな」とも厳命された。

●それにしても――
 日本茶道のシンボルというべき千利休(1522年〜1591年)は、時の権力者の織田信長。そして豊臣秀吉に仕えて「この人あり」と栄華を誇った。
 しかし、その千利休は――

 家は(雨などの)洩(も)らぬほど、
 食事は飢えぬほどにて、足る事なり。
 ということばを遺している。
 そして、千利休は大徳寺(京都市)に自分の「雪駄履きの木像」を設置したのを秀吉に咎められて、自刃した。
 その理由の別の説では、秀吉から、娘を差し出せなどの理不尽な命令に背いた……など諸説あるが。

●それにしても――
 「質素」ということを忘れて、「いい気になる者」は多い。
 テレビの画面で、大口あけてモノを食っている連中は、例外なく下司下品だ!




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書斎からの「空と雲」に魅かれて。

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— posted by 本庄慧一郎 at 11:37 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第476回(通算588回)


ラビリンス――ゲーノー・テレビ業界

●そういえば――
 曲りなりにも(どうにかこうにか)、物書き業で生計をたててきた。
 具体的な分類をすれば、放送作家、TVCMなどのコピーライター、小説などとあれこれやって、現在は「初志」としてめざした舞台脚本にこだわって書き続けている。
 こうした仕事の流れのなかで一貫して関わってきたのは、「ゲーノー・テレビ業界」である。

●そういえば――
 前回の当エッセイでも触れたが――最近の「ゲーノー・テレビ業界」のクオリティの劣化はヒドイ。
 テレビというメディアが、のさばる以前の「芸能」にもいえることだったが、このギョーカイは「好評と不評」「人気と不人気」、そして「有頂天と地獄道」や「擬態と虚栄」などなどのラビリンス(迷路)そのものの業界だった。

●そういえば――
 資料棚から『日本タレント名鑑1999』を取り出し頁をくる。
 男性女性タレントとコントなどのグループ、ざっと1万項目の紹介データがのっている。
 つまり、いまから約17年前の芸能タレントのリストということだ。

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●そういえば――
 「物書き業」の当初は、新宿や浅草をベースにした「軽演劇」や、それに新劇のメッカである築地小劇場を原点とする劇団民藝・俳優座・文学座の舞台や戯曲にことさらに執心した。
 そして、「生業」としてのマスコミ関連の仕事――ラジオ、テレビ、さらにTVCMの仕事でさまざまな俳優やタレントたちと関わった。


●それにしても――
 あらためて、資料棚から、手当り次第の本を取り出す。

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 これらのデータを読み返すと、やはりここに紹介されている者たちの動静や去就に対する記述は「当たらずとも遠からず」の思いをいだく。
 とりわけ、ジカに関わった俳優やタレントなどで中には文字どおり、「成り上がって成り下がった」という者も多いなぁ。


●それにしても――
 ゲーノー・テレビ業界以外でも、最近の例では、マスゾエ氏とか、オトタケ氏とか、キヨハラ氏とか、「自らの人生」にシミや汚点を塗りたくる者が続出している。
 (これを書いている折に、元俳優の高知東生という男の覚せい剤と淫行騒動でマスコミが大さわぎしている)

●それにしても――
 かつて、「芸人と女あそび」は「天下御免」の時代があって、ソレもコレも「蛙にしょんべん」というツラで押し通せた。
 でも、つい先日の桂文枝や三遊亭円楽の「女あそび」についての弁明などをきいていると、ご本人の意図とはうらはらに、何ともただ情けない。
 そんな彼らの弁明をシャレているの粋だったのと「わかった風」の者たちの「ユルイ・タルイ」態度も鼻もちならない。

●それにしても――
 「視聴率争い」に浅知恵とイージーな番組作りにウロウロするテレビ局のスタッフたちよ。このギョーカイと関わってきた者の一人としてあえて危惧の苦言を呈するゼ。
 そして、現在のテレビ娯楽番組という「ドロ船」でバカ騒ぎするタレント連中に、あらためて「憐憫と悔蔑」の情を進呈するゼ。

●あえて言わせてもらうが――
 「食うや食わずの三畳間」から、「ン億円の豪邸住まい」なんて「異常な変化」は人生に狂いをもたらずことになる――と思うがね。




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ケイちゃんの目 ↓

練馬美術館前/美術の森緑地の動物たち

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— posted by 本庄慧一郎 at 02:30 pm  


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