「社会&芸能・つれづれ愚差」第540回(通算652回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露




    五七五の名作

「さあ青だ もう一度見よう右左」



●そういえば――
 税務署への届け用紙などの「職業欄」には「文筆業」と書く。
 口頭での自己紹介では「物書きです」と言う。
 実際の作業では、小説(作品詳細はコチラ Link をご覧ください)、舞台脚本、評論、そしてテレビCMの企画・コピー・作詞と(流されるまま?)イロイロやった。

●そういえば――
 上掲の自己紹介文にも記したように、一貫して「日本語」にあれこれ関わった50年と余年――俳句にも関心は大。
 でも、あの「俳句の運座」とか「合評会」が性に合わず大キライ。
 だから、「俳句らしきモノ」を勝手に楽しむ。でもソレが好評だった。

●そういえば――
 先年亡くなられた評論家粕谷一希さんが創刊された雑誌『東京人』の創刊時(からすぐの頃)に粕谷さんに「企画プレゼンテーション」をして採用になった『東京ヒッチはい句』は、ありがたいコトだった。


雑誌『東京人』(昭和62年11月1日発行 11月12月 冬季号『東京ヒッチはいく』より)

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銀座
 たとえば、新宿の高層ビル街には、横丁や小路がない。
 だから一定の時刻がくるとたちまち人影が絶える。
 銀座という街は庶民にはなじめない街だといわれてきた。
 が、それでもまだ、とり澄ました顔の裏には、けっこう横丁や小路をかくし持っている。
 そのデコボコが人のぬくもりを温存しているのだ。
 この横丁や小路に魅入られた酔客が、タクシー代二万円を払って深夜帰宅する。

マヌカンは悪筆の相宵銀座

「坪・億」の店は三坪厚化粧

ウィンドウに青白き小面クリスマス

マスコミ嫌いトニー谷逝く日劇の跡






●そういえば――
 俳句については早くから興味大アリだが、前項のような理由から「俳句結社」はイヤだった。
 したがって、雑誌『東京人』連載(1987年〜1991年)の『東京ヒッチはい句』も、まったくの自己流でアル。
 でも、粕谷さんはじめ、編集スタッフに好評を得た。

●そういえば――
 ずっと以前、五七五まがいの五七五をいろいろ作った。
 今回から、その五七五をご紹介を――と考えました。

●そういえば――
 俳人石田波郷さん(1913年〜1969年)は結核を患い、練馬区谷原に住んでおられたこと、清瀬の病院でなくなられたこともあり、(小生の母親も「清瀬の病院」で亡くなった)……というより、その清冽ともいえる句風に心うばわれたいた。

  「綿虫やそこは屍の出でゆく門 波郷」

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(深大寺の波郷さんの墓)





資料棚より
 
 

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***



シリーズ企画予告

虎尾一露の「笑ってユルして」お楽しみにネ。

名句ぱろっ句/一露 
              イラスト:木佐森隆平

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ケイちゃんの目 ↓

年々歳々、花同じからず
わが家の小庭の花たちの思い出 その2



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— posted by 本庄慧一郎 at 01:17 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第539回(通算651回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露





   女優降板トラブルだと? へぇ!

「タレント」とは「才能ある人」のことだよ。


●どうでもいいコトだけど――
「女優降板トラブル」とやらで、テレビの社会報道番組でもガタガタ紹介されているが、「女優」という女性二人も、「演出家」を名乗る女性も、いずれも演劇の舞台には「ウスッペラ」な姿勢とキャリアしかない者たちだろ。

●どうでもいいコトだけど――
「演出」も「女優」という肩書きも「見当ハズレ」じゃねぇのかい。もちろん、何をどう名乗ろうがいいけど、「いずれもさま」も「勘違い」が過ぎるんじゃねぇかい?

●どうでもいいコトだけど――
「演出」とよぶからには、それなりの勉強と、専門家としての見識と度量が必要だし、「女優」と名乗るからには、それ相応(最低の)才覚がなくてはハナシにならない。
 ちょっとばかし、他人より早めにそれらしいコト(!)を聞きかじったからって、カッコつけるのはこっけいというものだ。

●どうでもいいコトだけど――
「女優」といえば、舞台では出雲阿国(出生没年齢不詳)という女性がいた。「歌舞伎」の原典と称されている人物だ。
 だが、現在の歌舞伎は「女優なし」の男性俳優ばかりで舞台を作る。
 だから「俳優」という用語を使う。



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●どうでもいいコトだけど――
 舞台女優といえば、近世では、市川九女八(くめはち)(1846年〜1913年)という女性がいた。その他、川上貞奴(1871年〜1946年)や森律子(1890年〜1961年)など、時代の逆流に抗して、「女優への道」に挑んだ果敢な人はあれこれいる。
 ま、現代では、舞台女優といえば初代水谷八重子(1905年〜1979年)や山田五十鈴(1917年〜2012年)、そして、北林谷栄(1911年〜 2010年)とか、杉村春子(1906年〜1997年)が想起できる。
 断っておくが、現今のテレビドラマなどにチョロチョロ出たくらいでは、女優とはいわないのダ。

●どうでもいいコトだけど――
 それなりの歴史のある映画だって素直に「女優」と称される人は、田中絹代(1909年〜1977年)、高峰秀子(1924年〜2010年)、山本富士子(1931年〜)、京マチ子(1924年〜)、望月優子(1917年〜1977年)……など、何人かの人を挙げられるが、それぞれに独自の才能とキャリアをもっていたゼ。

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●どうでもいいコトだけど――
「演出」という仕事についていっても……採用するかしないかは別だが、「スタニスラフスキー・システム」の概略でもかじっていればまだしも、「他人の見よう見真似」で「それらしいコト」をやるヤツはゲーノー界にはいろいろいるがね。
「真似ごとはどこまでいってもマネごと」で、「才能」とは無関係だ!

●どうでもいいことだけど――
 よく、「俳優」の経験をベースに「俳優養成」の指導をやっているが、これもたいていマユツバものだ。
 かつて、古くは小杉勇(1904年〜1983年)というベテラン俳優が、また田中絹代や山村聰(1910年〜2000年)などが映画監督として制作した映画作品があったが、たいてい1作品で終わった。「趣味の仕事」の域を出なかったのだ。
(質はともかく、映画監督としての持続力はゼロだったネ)

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古い年度の年鑑は売れなかった人の記録だ



●どうでもいいコトだけど――
 今回の鳳恵弥、牧野美千子という「女優」はいわば「テレビタレント」だから、さらに演出の鈴木砂羽やプロデューサーの江頭美智留ともども、失格者揃いで浅慮なトラブルだ。
 高速道路でのドライバーだったら、間違いなく死傷者の出る大事故になっていたゼ。
 テレビメディアにまつわるトラブル同様、浅はかとか、軽率が根っこにあるんダ!

●どうでもいいことだけど――
 たとえば、笑福亭鶴瓶とやらの「ハワイの別荘ばなし」も、アングラっぽい小劇団出の俳優笹野高史の「真紅のオープンカー」も、泉ピン子の「熱海の豪邸」の公開も、テレビのおかげ――その一般公開は、「下司下品を見せびらかし」である。
 もともと新劇(俳優座系劇団)出身で、テレビドラマに出たり、映画にも出たが、バラエティの司会で売れた(?)AKとその奥さんの元タレントなどは、ヒラヒラの天蓋ヴェール付きのベッドをテレビ公開して――後に主宰劇団の女性と亭主のAKが不倫していたことがバレてさ。ひたすら情けない。

●どうでもいいコトだけど――
 テレビのおかげで「運よく成り上がった者」って、揃いも揃って品性下落するようだね。噫々!

●どうでもいいけど――
「週刊女性」の広告にあったけど「お騒がせガールズの政治家としての賞味期限は? 山尾志桜里/今井絵理子/豊田真由子」――彼女たちたちを選んだお人好し選挙民って……こまったモンダ!








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ケイちゃんの目 ↓

年々歳々、花同じからず
わが家の小庭の花たちの思い出



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— posted by 本庄慧一郎 at 11:13 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第538回(通算650回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露





東京銀座の街のウラ・オモテ


●そういえば――
 全国の都市の、あるいわ人口の多い町には「銀座」と名付けられた繁華街が、何ヶ所も……いや何百ヶ所も存在する。
 その原典になった東京銀座は、とことんなじんだ街である。

●そういえば――
 放送作家時代――TVCM制作&コピーライター時代には、とりわけこの銀座はどっぷりべったりの街だった。
 銀座といえば高級バー・クラブなどの男の遊び場のメッカだ。
 商売柄、そんな店にも、ヌケヌケとなじんだ。
 といっても、自費で遊び呑む余分なカネはない。もっぱら広告代理店とスポンサーと称する連中と一緒だった。

●そういえば――
 東京銀座といっても、新興のバー・クラブと異なる老舗(しにせ)も多い。
 一方、興亡の激しい「水商売――バー・クラブ」などの生き残りサバイバルは激しい。

●そういえば――
 昭和30年(1955)――頃から放送作家だったこともあり、もともとサケも強かったから、銀座にかぎらず渋谷・新宿・六本木など、ホステスのはべる店はよく出入りした。
 もう一ついえば、酒が強いから、レディともヤボな遊びはせずに……(自称)よくモテたね。

●そういえば――
 銀座は、一時、本気になってコピーライターをめざして広告代理店にも勤務したから、つまり「準常住」の街だったしね。
 かつて草創期の広告、TVCM制作業界には、なかなかの傑物がそろっていてムキになって勉強もしたし、仕事もした。

●そういえば――
 自慢げに言うつもりはないが、履歴を説明するために記すけれど――

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(海外・国内コンペ作品と、ラジオCMソング作詞等、受賞は約150点)

 プロフィール、受賞歴その他の詳細はコチラ Link をご覧ください。

●そういえば――
 仕事の内容はキツカッタ。一晩で心因性禿頭(とくとう)病になったり、円形脱毛症(フサフサの髪の頭にいきなり銭っ禿が出来たり)や、神経性胃炎でぶっ倒れたり……挙句に胃がんになって入院したり……なんて、同輩はザラにいた。かく申すワタシは平気だったけど。

●そういえば――
 こちとら、そういった障害物を越えて、元気にやったなぁ。
 「日本語」を駆使しての商売が希望だったのだが、正直、放送作家は徒労という気持で萎えていったね。
 でも、そのうちTVCM制作の仕事も……飽きるんだけどね。というより、入れ込みすぎたね。
 だから転進して、文庫書き下ろし時代小説をざっと50冊ほど、そのほかに30冊ほど書いた。

●そういえば――
 何度もTVドラマ化された松本清張の『黒革の手帳』ではないが、水商売のウラ側にも親しんだゼ。
 だから、「銀座の店――バー・クラブ」などは、よくツキアイでなじんだが、「アレって、結局はテレビドラマのセット」みたいなもの。「美人ホステスは女優が演ずる役のようなものだろ」という眼で見ていたから、ちっとも面白くねぇのだ。
 いや、第一、お客というのが社用族――勤務する会社の営業接待を利用する野郎たちが多いから、テンからシラけるのデス。

●そういえば――
 近頃の銀座のバー・クラブは、ずいぶんと淋しいモノと新聞に書いてあった。
 「アベノミクス効果も期待できず」だって。ハハハ。笑ったね。


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(東京新聞 2017年9月5日 こちら特報部蘭より)

●そういえば――
 金座・銀座というのは江戸幕府直轄のいわば造幣局。かの徳川家康が駿府(静岡)にあった「銀座」をここに移したのは慶長17年(1612)。ざっと400年前だ。
 そのあたりのこと、あれこれ調べてみるかい?


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●そういえば――
 その銀座のバー・クラブなんて、「根っこのないハリボテ」みてぇなモノだ。
 あのハリボテ街の景気がいいかどうか?
 そんなコトで、安倍政治の質をウンヌンするなんて……見当違いも、いいとこだぞ、オイ!









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ケイちゃんの目 ↓

Scenes of memories
好きだなぁ! 露店のある風景



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— posted by 本庄慧一郎 at 12:38 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第537回(通算649回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露





恋愛(まがいもの)騒動の大流行


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●そういえば――
 故高倉健さんと仕事をした。TVCM(アサヒビール)の制作で。
 いい男だ。ジェントルで控えめだ。
 ゲーノー・テレビ界で「有名」になったヤツは、だいたい鼻持ちならねぇ奴が多い。健さんは別物だ。
 こちとら、芸能マスコミ界で半世紀以上、生活してきた者だ。
 多くの有名芸能人の「素顔」を知っている。
 「成り上がり者」はほとんど例外なくイヤらしいね。
 健さんはユニークな人なのだ。
 「高倉健没後3年で明らかになった『謎の養女』――」の見出しにつられて「フライデー9/15日号」を買って読んだ。

●そういえば――
 ついでに「不倫愛『失ったカネと評判』」にも気をひかれて、読んだ。
 勝新太郎/松方弘樹/ウッチャン/桂文枝/渡辺謙/石田純一/三遊亭円楽/坂田藤十郎/ビートたけし他の色あせた事のスキャンダル記事だった。

●そういえば――
 「不倫相手を億ションに――」のビートたけしの件は「大御所(さすが)堂々たるもの」とホメたりしているのには笑ったが!

●それにしても――
 ビートたけしを「大物別扱い」にする現在のゲーノー・テレビ界のいいかげんなコト。それこそ大笑いだゼ。
 いや、視聴率狂争に明け暮れるテレビメディアで「人気」だからって、そりゃねぇだろ。
 たけしはもともと好意をもっていた芸人だが、テレビ・パラサイト(寄生虫)に甘んじている彼は、鼻もちならない。
 「女遊び」は勝手だが、縁のふかい浅草に「お笑い芸人塾」でもつくって、浅草活性に尽力したら?
 その点、あんたの先輩の東八郎さんなどはエラかった。(だが、そのセガレは思い上がっていてハナモチならないね)

●それにしても――
 「安っぽい女あそび」でコソコソ・ウロウロする成り上がり者はワンサといる。
 テレビ・マスコミは「不倫騒動」でハシャグが、「不倫」とはまっとうな「倫理――実際道徳の規範となる原理」(広辞苑)という「まっとうな人間の必須条件」を心得た者が、ヒョイと狂ってそれまでの道を踏みはずすコトだ。それが、「不倫」だとさ。
 人間だからイロイロある。しかし、ずっとデタラメ……いいかげんをやってきた者が「いいかげんデタラメ女遊び」にうつつをぬかしても「不倫」とは言わないのダ。
 そうよ。「いいかげんデタラメ女遊び」そのまんまだ。

●もちろん――
 本気、命がけの恋愛で、それまでのまっとうな「夫婦関係」を踏みにじることが――「不倫」である。その場合、近松門左衛門の芝居、『曽根崎心中』『心中天網島』『心中宵康申』他のように、イザという時(追い詰められたら!)心中する覚悟があれば……それはそれでいいだろ。
 でも、ちょっとそのコトが世間に知られると、どいつもこいつもコソコソ逃げる。あれこれ見当はずれの言い訳に終始する。
 うす汚ねぇドブねずみの「色あそび」と同じだ。

●そういえば――
 「心中」ということばは、近松の創り出したコトバだという。
 当時の江戸の連中はこの「心中」という事象に憧れて……幕府は、このコトバを使用禁止にして、「相対死――あいたいじに」という代用語を作って喧伝(?)したりした。

●それにしても――
 成り上がりゲーノー人たちのやっていることは「心中」に至るような上等な恋愛ではない。どいつもこいつも、コソコソとドブねずみのように逃げる。
 かと思えば、たけし君のように「妙なほめ方をされて」、あげく蛙のツラにションベンだ。円楽なんて落語家はダジャレを口走って、逃げ切って……。もういいや。
 ゲーノー成り上がり者に限らず(国会議員・地方議員などの)公務員も「公金」でコソコソ色あそびする――。
 卑しいねぇ。浅ましいなぁ。クソ虫みたいな根性だねぇ!

●それにしても――
 かく申すワタシも、皇居内にお住まいの方やその縁につながる方々のように生まれながらの「品位・品性」を持ち合わせていない。
 だからそこ極力――全力あげて「下品下劣にならないように」努力するのダ。
 でも、それにしても「成り上がり者」といえる者たちの素行って――まったく情けないなぁ!

●そういえば――

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(朝日新聞 2017年9月5日朝刊より)

 15歳の高校生が、男女関係のモツレから、ライバルと目される16歳の男女を死傷させた――という。
 ただ、タメ息が出るゼ、おい!

●そういえば――
 中学生になったばかりの時から、3〜4度も熟読した名作ゲーテの『若きウェルテルの悩み』――16歳の少女シャルロッテ(ロッテ)を熱愛するウェルテルの悲劇の物語だ。
 ロッテはフィアンセと結婚して幸せに暮らすが、ウェルテルはそのロッテをあきらめることができず――苦悩の末にピストル自殺する。
 女性を愛するという男ののっぴきならない「心」に何度も涙した――。
 あらためて、自分の青春を、そして自分の人生をていねいに反芻(はんすう)する糧になった。
 男と女の関わりは――「一生ものの、たった一つの大事なヒストリーだ」!
 「いいかげんな色ごとあそび」は結局はたいてい人を愚かに堕落させるゼ。

●そういえば――
 「ご乱行――淫行あそび」の新聞記事で、「作家」もあったので「へぇ! ダレ?」と思ってチェックした。
 『五体不満足』のホン(自伝)を出した乙武さんのコトだって――どうなってんの? とウンザリした。

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(朝日新聞 2017年9月8日朝刊より)






俳優杉良太郎さんのこと。

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(暮らすめいと 2017年5月号(第103号)より)

 こんなコラムがあった。
 「(杉良太郎は)ベトナムの孤児院の百一人の子供を養子にした。ベトナムに費やしたお金は「二十五億円……」とある。
 同じゲーノー人で、天と地ほどに違う!









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ケイちゃんの目 ↓


Scenes of memories
女体像――日比谷・三宅坂・池袋



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— posted by 本庄慧一郎 at 11:47 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第536回(通算648回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露





破廉恥――はれんち――ハレンチ


●そういえば――
 辞職した橋本健神戸市議会議員とやらの顛末は、ただひたすら破廉恥の極みで。そのツラの何ともうつろで情けないこと。
 政務活動費という名目の公費にたかるゴキブリ野郎は、もう枚挙にいとまがないほどに続出しているがね。
 だいたい、この政務活動費にたかるゴキブリ野郎は、あの神戸市議だけではないだろう。東京都の議員たちも限りなくいかがわしい。
 わが東京都の議員もしっかりと洗い直してみろ。ぞろぞろといるはずだ。

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(朝日新聞2017年8月30日夕刊より)



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(朝日新聞2017年8月30日夕刊より)



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(東京新聞2017年8月30日夕刊より)



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(朝日新聞2017年8月31日朝刊より)



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(朝日新聞2017年8月31日朝刊より)





●そういえば――
 かつて、TVCM制作会社を手がけたことがある。
 業績は順調だった――だがある時、取引先の大手広告代理店の支払いルールが変わった。
 たとえば――納品して請求書提出・翌々月末に現金払いが、翌々月末先付け(3ヶ月)手形にルール変更になった。
 結果、資金繰りに行き詰まり――という結果になった。
 何のことはない「純益」というモノはすべて、「手型割引料」として「銀行に上納」している結果になったのだ。

●そういえば――
 小生の主業は、企画・コピー・CMSONG作詞などでどうということはなかったが、しかし、チーフプロデューサーとしての、責任者としての任務を全うすることは大変だった。
 つまり、出納経理の総責任を担うということ――税務署の監査が入った時など、すべての伝票に責任をもつということであって、その「説明責任」を完全に全うしなければならない。
 つまり、自分以外の多数の物件――たとえば、数名の制作プロデューサー扱いの海外ロケ分の意味不明の領収書などの具体的説明を求められる。
 担当プロデューサーを呼んで説明させるが、だいたいこれがいいかげんである。
 それでも何とかクリアするよう「最終責任者」として悪戦苦闘する。

●そういえば――
 国内の――たとえば「営業接待費」と称する万単位の出金伝票にはキツイ税務署チェックが入る。
 それは、たとえば「角丸興行(株)」発行の領収書なのだが、担当者の「スポンサー接待」の但し書きをとりあえず認めざるを得ないのだが、それがしばしば「いかがわしい勝手なひとり遊び」であることが多い。
 つまり、その領収書の「角丸興行(株)」にシレーッと電話を入れる。
 「遊びたいんだけど」となじみ客らしい口調で言うのである。
 「ハイ。毎度ありがとうございます。それで……サドですか? マゾですか?」なんていう返事を引っぱり出す。
 こんなチェックをのべつやってる仕事なんて――イヤになる。
 つまり、あのギョーカイ(現在はどうか知らねぇが)、いいかげんなヤツがうようよしていて、「カネに関わるルール違反」は当然のようにあった。
 その後、独り作業の「物書き業」に転進して……救われたけど。

●それにしても――
 現金を扱うビジネスというのは厳正管理が難しい。
 いまやたら、頻発している中央・地方議員たちのあれこれ(淫行行動など)で、とんでもないふしだら議員が続出している。
 あの神戸市議の仲間たちもゾロゾロ退職した。そう、富山市議会の件もひどかったねぇ。
 成り上がり。思い上がり。責任不感症。人間失格者たち。

●それにしても――
 卑しい。浅ましい。下卑ている……とにかく破廉恥だ! あいつらは。
 「公金」を食い荒らしたあげくに見えすいたウソをつきまくって親や家族にも恥をかかせて……情けないねぇ、まったく。
 問題なのは、そんなインチキ野郎を選んだ者がいることだろ。おい!








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ケイちゃんの目 ↓

Scenes of memories
晩夏の墓めぐりの記憶



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劇作家/三好十郎氏の墓





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作家/林芙美子氏の墓





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作家/向田邦子氏の墓

— posted by 本庄慧一郎 at 02:56 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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