「社会&芸能・つれづれ愚差」第180回(通算292回)

秋冷九月のメモランダムのキイワード
 
急変――〔猛暑九月〕から三日後には〔秋冷九月〕。
 つまり、人間たちの所業に地球は怒ってるということだ。
不変――本名鈴木一朗にして通称イチロー。新聞記事のキャッチは「努力の天才、無限大」。
 アサショーリュウという力士がいたけど、その対極にあ るのがイチローだ。
 奥さんの弓子さんもいいですねぇ。元TBSアナウンサーの福島弓子さん。1年間、オビ(月曜 〜金曜)番組でご一緒したが、素敵なレディだった。とにかくやたら図にのって、マスコミにし ゃしゃり出ないところが、彼女が図抜けて賢明な証し。
唐突――かと思えば、突然変異かとビックリした顔が テレビに現れた。元ソーリ大臣のアベさんという(何もしなかった)男。尖閣諸島問題でエラソーなこと言っていた。
 羞恥心という感覚が欠落している。
 そんな男をインタビューするテレビ・マスコミのトンチンカン感覚と。
逸脱――大阪地検特捜部検事の脱線醜行。
 「エリート」というカタカナ語がやたら目に立つ。
 「最高検調べ、供述一転」の大活字。しっかりしてくれよ、まったく。
着実――「もうすぐ98歳になる」という医学者の日野原重明さん。
 みずからの企画で台本も書いたミューミカル「葉っぱのフレディ――いのちの旅」のニューヨーク公演が大好評というご自身のコラムでは、すでに10年、日本各地で公演しての今回のニューヨーク公演とあった。
 この日野原さんこそ「努力の天才」だなぁ、と畏敬の念を。
畏友――評論家の樋口恵子さんと電話で話す。
 「先日、日野原重明先生とお目にかかってお話をしたけれど……」という声がハツラツとしている。
 先年、大病をなさったが、そのあと拙著「新宿今昔ものがたり/文化と芸能の三百年 Link 」出版を記念しての会食会をこの6月に催して下さった。たまたま、ある雑誌の最新号に樋口さんのアップのフォトがあり、その表情がなんとも健やかで、イキイキしていて……魅力的だったので電話したのだった。
 「私たちにとって、日野原先生はお手本ですよ」と樋口さん。
まったく、イヤな奴、ダメな奴、イヤシイ奴はワンサといるけどねぇ、お手本にするお方はあまりいないもんなぁ。
僚友――とにかく大勢の友人は不要だ。けれど、ホンネで仕事のコトなどを語れる友人は絶対に必要だし、大事にしたい。
 クリエイティブ業界でのつきあいはもう半世紀かと思うU・M氏とはゴルフなど趣味のつきあいは一切ないが、〔いい話〕が出来る僚友だ。
 かと思えば、「あのホン(「新宿今昔ものがたり/文化と芸能の三百年 Link 」)のようなタッチと筆力で」と新しい企画の電話をくれたM・H氏や……快く交流出来る僚友はすくなくない。それがありがたい!
努力――イチロー選手への諾句「努力の天才」っていいなぁ。だいたい「努力」と「天才」はミスマッチだと言えるが、彼の場合はそれがピッタリなのだ。
 先日(9月11日と13日)に二つの場所での口演(講演)で、小生はこんなコトを聴衆の皆さんに申しあげた。「作家、本庄慧一郎センセーです」というご紹介に応じてこうごあいさつしたのだ。
 「作家・三角四角、丸くなったらハイ、それまでよ、と心得ている本庄慧一郎デス」
別の場所では――
 「物書き・汗かき・恥っかき。冷や汗も出なくなったらもう店じまい、と自戒する本庄慧一郎デス」と……。
時雨――しぐれと読む。10月の異称は時雨月。2010年もあと3ヶ月というコト。コツコツ、仕事しなくてはなぁ。
こころよく我にはたらく仕事あれ     
       それを仕遂げて死なむと思う     啄木

 (ナンチャッテ、気取るなって!と自省の声)

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        ケイちゃんの目 ↓

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     東京駅前丸ビルロビー/奈良の大仏さんの〔手〕

— posted by 本庄慧一郎 at 01:08 pm  

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平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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