「社会&芸能・つれづれ愚差」第374回(通算486回)

「カネで転ぶ」ということ。

●暗い夜のデコボコ道で、転ぶことはよくある。
 足の弱い者が段差を踏みそこなって、ヒドイ怪我をすることも多い。
 いずれも同情に値する。
 でも、ついついサケを飲みすぎて、ヨタヨタして、バッタリ・ドスン……もよくある。(そっとクビをすくめる――これは自業自得!)

●「カネで転ぶ」というのも、これまたよくある。
 あの、「元都知事イノセさん」とか、「みんなの党代表だったワタナベさん」とか、例をあげるとキリがない。

●そうそう、公共・私企業を問わず、経理担当者が「コソコソとカネをくすねる」横領事件は枚挙にいとまがない。

●2014年6月14日付の新聞では、大手ゼネコンの幹部社員が職権を利用して6000万の……という横領事件が発覚したとある。しかし、職種・職権を悪用しての「大ドロボー」に成り下がった例は、民間テレビ局やNHKにもあったよネ。

●ワタシが長いこと関わってきた芸能マスコミ業界では、制作費などにまつわるカネの使途が、その当否(正当か否か?)の区分が見極めにくい――それを私物化、私利私欲に利用するヤカラも実際に多かったネ。

●テレビ・ゲーノー界には、カツカツ貧乏ぐらしをしてきた者が、ヒョンなことで金回りがよくなって、ついつい「成り上がってしまう」者も多い。
 食うこともママならなかったヤカラが、思いもかけないカネを持つと、たいていそ奴の根性がヒン曲がる。ついでに心が根ぐされをおこす。

●あるイミでは、政治界よりも、さらにその「病状」は顕著に表れるネ。
 たとえば、アホTVの「お住まい公開」なんかで紹介される「その情景」は、それまでの「人生の劣等意識」が見事に反転して、「トコトン趣味のわるいラブホテル」のような自宅が丸見えになるのデス。

●ついでに肝心の夫婦のウソつき合戦や子どもたちのクスリ事件などがバレて、バラバラになってしまってサ。

●今回のイシハラ氏(環境相)の「フクシマ」の現況に関わる「最後は金目でしょ」はしょせんは「語るに落ちる」というコトです。つまり「あれこれペラペラ喋っているうちについつい本音を口にしてしまった」ということだ。
 「誤解された」とたいてい当事者は弁解するが、あれはまぎれもない本音ですヨ。

●あのノブテル氏の父親シンタロー氏は、暴言・放言・妄言などを押し通したヤカラで、都知事職を途中で投げて政界に戻った。
 ハシモト氏の維新の会(当ブログでは「異心の怪」と書いたけどさ)とさっさとわかれたネ。(どっちもどっちというコト)

●このイシハラノブテル氏の失言問題に対して、朝日新聞(6月19日付朝刊)『社説』のシメの文章は、『自らの発言の罪深さを、蝕んでしまったものの重さを、骨身で実感するために。』とあるが、そんなコトバのイミがあの方に通じるのかねぇ……???

●アホTVで、やたら勝手なバカ騒ぎをしているゲー人が「滑る」のは放っとけばいい。しかし、国の命運を左右し、多くの国民の生活と安全の責任者たる政治家たちの、脳の質の劣等を知らされることはひたすら辛い。ただただ腹が立つ。とにかく許せない。

●その人間の本質――心の根っこがズレ・狂い・腐蝕している場合は、そうたやすく「まっとう」に復することはないですねネ。でしょ? 皆さん!


***


 「金と良心は反比例する」 ――ゴーリキィ/ロシアの作家

 「金があればバカも旦那」 ――日本のことわざ
 「金は底のない海である。名誉も良心も、また真理もすべて投げ込まれる」

                             ――カズレー/イギリスの政治家




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— posted by 本庄慧一郎 at 02:01 pm  

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