「社会&芸能・つれづれ愚差」第461回(通算573回)


自分にふさわしい居所に踏みとどまるエネルギー。

●たとえばのハナシが――
 品位とか品性とかいうものは、現住所が皇居内の方々とか、そのお身内や縁故のある方々以外の者たちには、まず無縁と断言していい……。
 いくら目を剥くような豪邸を建て、いくら豪奢な家具調度品で飾りたて、いくら金銀宝石を誇っても、それは「成り上がり者」の「虚飾」でしかない。
 いや、その大仰な外見の仕掛けとはうらはらに、時間の経過とともに、その家のあるじの虚像が剥がれて本質が鮮明になるだけだ。

●たとえばのハナシが――
 マスコミ・テレビ・ゲーノー界というフィールドには、品性ゼロの「成り上がり者」が多い。いや、若くして「契約金」という名の多額の(人身売買の?)札束で拘束される者たちの脱線ぶりはイヤというほど見せつけられてきた。
 最近では、キヨハラ氏のクスリ事件。加えて複数のプロ野球団に関わるトバク事件。
 相撲界のトバク汚染問題は記憶に新しい。そのつど関係責任者のいう「絶対に根絶する」などという言葉の無責任さ!

●たとえばのハナシが――
 カネにまつわるダーティな話といえば、許すことの出来ない「政務活動費」(公金)にたかる中央・地方の議員たちの「意地汚さ」だ。  大分県の県会議員の毛利正徳(立派な姓名だね!)という男は領収書不要というルールを悪用してガソリン代を過剰請求していたとか? その走行距離は、時には地球一周半となって……彼が「取材」したとする先は「ひなびた山村」で、そこで彼が何をしたのか不明だとか。つまり「公金ドロボー行為」そのものだ。
 大分オンブズマンの人たちのチェックで発覚したものだが、現在各地のオンブズマンスタッフが、この種の「公金詐取行為」を摘発している。期待したいね。

●たとえばのハナシが――
 名古屋市の議員報酬の問題――5年前に年800万円に減額された議員報酬を1455万円にアップする要求をしているという。
 「公金食い荒らし族」の跳りょうは黙過できない!

●たとえばのハナシが――
 東京都のマスゾエ知事と一行20名の「ロンドン視察」のカネの乱費が問題視されている。5泊20名/5000万円という公金を浪費した。
 かつては、イシハラという男の都知事時代、目に余る「乱費」がやり玉にあがったが、(さらに都知事としての勤務ぶりも問題視された!)彼はヌケヌケとその無責任ペースを変えなかった。(続くイノセ氏はウラ現金にからむスキャンダルで失速)「成り上がり者」のやることは、どれもこれも情けない。
 「貧性」という腐臭には自分自身で気付くことはない!

●たとえばのハナシが――
 陸上自衛隊十条駐屯地所属の陸曹長という山口泰治(44)が強制わいせつ未遂の疑いで逮捕された。
 高崎駅付近の路上で女性(43)に抱きついて、わいせつ行為をしようとした――。
 かと思えば、武蔵野署刑事組織犯罪対策課の巡査部長(31)が練馬区内の住宅敷地内に侵入、入浴中の女性をスマートフォンで盗撮――と、ひたすら情けない犯行で捕えられている。この他、TBS政治部記者がコンビニで「うなぎのかば焼」や「まぐろの刺身」など5800円相当を万引き――という一件もあった。ひたすら情けない!

●たとえばのハナシが――
 演劇修業中の女性の後をつけ、LINE交換をしようと玄関前で声をかけた男がいた。拒否されると暴行し、命を奪ったとか。
 もう衝動的で発作的で、人間としての基本的基盤が根こそぎ欠落している。

●たとえばのハナシが――
 現今のとりわけマスコミ・テレビ・ゲーノー界に群れる者たちには、あきらかに「成り上がり」「成り下がり」異常な兆候の感じ取れる者がいる。

 彼らは「自分にふさわしい居場所に踏みとどまれるか」?

●たとえばのハナシが――
 政治社会のムジュンを衝くという意味でヒット企画を連発している「週刊文春」だが、2016年3月24日号は「安倍チルドレン最凶のチャラ男! 石崎徹代議士の不道徳な日常」が気になる。
 強引な「多数決要員」にはとんでもない質的バラつきがあり、その内実がすでに顕在化している。あの、廃棄処分すべき食材を、ヌケヌケと横流しして店頭に並べたというケーズ同様、安倍チルドレンとやらの人物の内実は信頼できない。
 先般、大ひんしゅくを買った宮崎某同様、国民を愚弄するケースになるだろうね。あざとく「成り上がった者」は醜態をさらして「成り下がる」ね。


 節度のない野心は、仮面をかぶった下劣な貪欲だ。
                    ――ランドー/イギリスの文学者


●とにかく――
 「一般庶民」というワードでくくられる者たちが、ホンモノの上等上質の上品な品位・品性を身に付けることはとうてい無理! でも、加えて下司下品に成り下がって、身近な家族、親族に顔を向けることもできない……なんて、どうしようもなく恥ずかしいよねぇ。哀れだねぇ!
 ハレンチの穴ぼこは一度落ちたら、もう這い上がれないもの。「普通」に戻れない!





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ケイちゃんの目 ↓

自分らしく咲く花たち

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— posted by 本庄慧一郎 at 04:04 pm  

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