深実一露の｢俳風｣１行詩の冬のメモ帳から

　不運悲劇　根こそぎ暴いての　視聴率

　見せびらかし　大口でモノ食う　恥さらし（テレビ）

　豪邸とベッドまで見せる　憂迷人（テレビ）

　通販の　ぬけぬけヤラセの　いやらしさ（長尺ＣＭ）

　｢タレント｣とは｢才能のある人｣の意ぞ　芸ＮＯ人

　視聴率に　いずれ捨てられる　お調子者

　｢衣食住｣を　下品にコケにして　視聴率

　バラエティという名の番組の　ワルふざけ

　楽しそう！　スタジオだけの　カラ騒ぎ

　おシッコタイム　と言われていたＣＭ　そして今

　浮いている　嫌われている　あの人この人よ

　｢声優｣とか　根っこのない言葉の　耳ざわり

　｢朗読｣も　うまくなったネ　アベ首相

　｢森友｣は　八百でも足りない　ウソばかり

　ソーリ夫人　軽はずみとウソ　区別なく

　官房長官　それで病まないのは　そりゃエライ

　｢森友｣というブラックボックス　春うらら

　｢アルマーニ｣　虚栄と詭弁　公立小（泰明小学校）

　恥知らず　がれき処理の　補助金詐欺（東日本大震災）

　ヘリコプター　プロペラ落として　どうするの？

　基地よりも　｢経済｣がいいという　選挙民（沖縄）

　そこかしこ　｢人間仮面｣の　ほらゾンビ！

　捨てどころなしわが亭主と核のゴミ

　ヘリ・戦闘機　危険なフン（糞）を垂れ落とす

　墜落と不時着の間に落下物

　密輸レディ　肛門に押し込む　金の玉

　






　俳人金子兜太氏のご冥福を心より念じおります。