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パート2
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第1回 2001.01.01
はじめに 2001.01.01
  

エッセイ「ニッポンの芸能人」シリーズ27 パート2 第33回 


作家赤川次郎さんのメッセージ。
 「サンデー毎日」(4月24日号)の「シリーズ憲法4」欄の赤川次郎さんの「のんきに構えている場合ではない」のメッセージに同感。
 このところ新聞でも取り上げられている「日の丸・君が代」に関する東京都教育委員会の対応には、とんでもない時代逆行と時代錯誤があるという指摘は、ぼくも声を大にして言ってきた。
 教育現場への都教委の介入は、議論の余地なしに逸脱している。いや、憲法19条の「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」という憲法条文に違反している。
 赤川氏は、現在の政治のさまざま誤謬を論評しているが、「もうすでにあの徴兵制が復活してもふしぎではない危険なところにきている」と断言している。
 このところ憲法改正(悪?)論が姦しいが、その行方は間違いなく〔戦争〕への道といっていい。

「日の丸・君が代」「靖国」「新しい歴史教書」
 折しも、中国での反日デモの激化は、その成りゆきに日本政府は何をしているのか。
 すでに日本国内でも心ある人たちの批判や論評は盛んだったが、厚顔鉄皮の独断暴走する政治家たちは正に馬耳東風だった。
 いや、小泉総理は、例によって口先だけのカラ理屈でその場かぎりの詭弁でごまかしてきたが、ここに至ってその怠惰のツケは中国から突きつけられたということだ。
 国の内政に対するいかがわしさもいまやだらしなく晒け出されているが(小泉氏と対立する自民党の連中もまた同根同病である)、対中国の問題はお得意芸の〔口先〕だけでは済まない。

かつて戦争中に跳りょうした者たち――。
 「告発・戦後の特高官僚」レポートを読んだ。
 説明の要もないだろうが、特高とは「特別警察」の略語で、戦争中の国体護持を目的にした思想弾圧のための先鋭集団だ。
 その中枢で活動していたいわゆる「特高官僚」たちは、戦後はまた、巧みに、執拗に政治機構の細部へと潜入している、という記録が詳細に記されている本である。
 とりわけ、彼らは民主教育を基とする戦後の文部教育行政に食い込み、相変わらずの〔思想〕を繁殖させてきているという。
 「日の丸・君が代」に対する東京都教育委員会及びその責任者たる石原都知事の思惑はその「悪しき源流」に端を発するものだろう。
 日本ペンクラブの井上ひさし氏らの識者たちもいま、偏向する政治家及び政治に警鐘を鳴らしている。
 戦後60年――どんなことがあっても「あの時代の再来」を断固拒否しなければならない。
 現在の政治家たちの思慮の質、その叡智、その判断力、その行動力を考えると、暗澹たる気持ちになる。
 「日の丸を掲げよ」とか、「君が代斉唱には大きな声で」とか、「必ず起立せよ」とか、そんなことを喧伝してきた者たち。そして「新しい歴史教科書」を推進する者たち。さらに強引に靖国詣でをやってのける総理大臣――。
 まずは国際紛争化の危険因子を責任を持って処理せよ。

それにしても花見の若者たちは――。
 フリ−タ−とかニートとかのカタカナ語でくくられる怠け者集団たちよ。
 勝手な理屈や言い草で、おのれの現在や未来から目をそらし、ひたすら怠惰をむさぼるお前さんたち――。
 あの花見の宴の悪ふざけのガキどもはごく一部だというが、その悪ガキ以外にも、いまの社会は「手におえない若者」の多いこと。
 悪賢いじいさんたちが、だから徴兵制度でも具体化して、人間として叩き直してやるべきだと言ってるよ。

大正・昭和の演劇パンフレット、多数あります(以下は一部)。
お問合せは望田企画室内「日本演劇愛好・普及クラブ」/FAX:03-3928-4255
新国劇一座
昭和四年
青年歌舞伎劇
昭和十一年
帝国劇場
昭和二年
市村座
昭和三年

2005/04/18