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はじめに 2001.01.01
  

エッセイ「ニッポンの芸能人」シリーズ76 パート2 第83回 


皆さん、ほんとはいい顔をしていた!
 丹波哲朗さんが亡くなった。
 霊界との〔通信〕をしていたというお方だが、戦時下の学徒出陣を経験していた1922年生まれ。戦後はGHQの〔通訳〕もつとめていた。
 書庫の中から資料の雑誌「ノーサイド」(文芸春秋1995年2月号)を取り出し、いままでぼくが仕事(テレビ番組・CF)や取材・インタビューで直接にお会いした男優のポートレートをあらためて眺めた。
 若き日のスター(今回は男性)たちは、まったく惚れぼれするような男ぶりで、あらためて感嘆のため息が出た。

直接お目にかかったスターたちのラインアップ
 (雑誌「ノーサイド」の掲載順)三船敏郎・鶴田浩二・進藤英太郎・水島道太郎・上田吉二郎。三井弘次・宇野重吉・東野英治郎・佐々木孝丸。
 三國連太郎・山村聡・岡田英次・山形勲・森繁久彌・伴淳三郎・堺駿二・トニー谷・フランキー堺・田崎潤・沼田曜一・江見俊太郎・多々良純・佐野浅夫・須賀不二夫・南道郎・西村晃。
 島田正吾・辰己柳太郎・瀬良明・沢村いき雄。
  仲代達矢・藤木悠・高島忠夫・勝新太郎・津川雅彦・山本豊三・高倉健……。
 皆さん、ほんとうにいい顔をしていた。
 ぼくは「そっちの趣味はゼロ」だが、じっさい、身ぶるいするほどに魅力的な風貌をもっていた。
 いや、二枚目はもちろんだが、 フランキー堺などの三枚目の男たちも圧倒的に味のある個性をもっていた。
 現在はどうか。ウーン。なんと言えばいいのかね。
 
 その昔(昭和40年――1965年)、カメラのCFを制作するので、三國連太郎さんとお会いして打合わせした。凄いほどの魅力のパワーを放っていた。
 ついでに書けば、ケーブルTVで小川真由美主演の「女ねずみ小僧」を放映していて、準主役の三國連太郎さんが、おカマっぽい殺し屋でノビノビとイキイキと演じていて、やたら楽しかった。(ついでにプロデュースの荒井忠さん、音楽が橋場清さん、主題歌がヒデとロザンナ――皆さんとなじみだったので、なぜかジーンとしてシンミリした)
 ビールのCFでは高倉健さんのオーラにビビった。いい男だ!
 それから……「黒い花びら」を唄った水原弘さんに番組収録のあと連れていってもらった銀座の店で、勝新太郎さんの酒席でのそのオーラにふれて――。
 ほんとうにいい男がいなくなったなあ。
 うす汚いガキ・タレントばっかしで……これじゃあ、まともなオトナはそっぽを向くなあ。

大正・昭和の演劇パンフレット、多数あります(以下は一部)。
お問合せは望田企画室内「日本演劇愛好・普及クラブ」/FAX:03-3928-4255
新国劇一座
昭和四年
青年歌舞伎劇
昭和十一年
帝国劇場
昭和二年
市村座
昭和三年


2006/10/06